昨日は、家内と私が同時に個人教授になった。
意識的にお稽古のやり方は変えないが、初めての方には最初はマンツーマンで習うほうがよいのである。
初めて習うお茶には、訊きなれない用語がたくさん、お道具の説明も慣れた人のまえでは重複してしまう。
やはり、30年新しい入門者には私と家内で手分けして指導してきたのがよいと思う。
今日は私が教えている生徒さんはお医者様だが、休みが長く基本を忘れて居た。
続けて3回してもらう。
もう、特訓である。
休んだり、自信がない生徒さんにも個人教授は意義がある。
納得できるまでお稽古、時には午前様になる。
ビルには夜遅くまでやっているお店があり、たまには皆さん付き合ってくれて、遅い夕食である。
呑むこともたべることも、お互いに理解を深めて教えるのも楽になる。
相手を知る。
信が生まれ、その信が心をとらえる。
信頼関係が構築されないと、難しいお点前の伝授は不可能である。
心と心がつながるのは、個人でもグループレッスンでも変わりない。
広い大きな心は、異次元の空を越えていくのである。