陰の花、水仙に限る
百杯活けて一人前
と言われる水仙は、難しい!
生徒さんは、お茶のややこしいお点前を終わり、水仙に取り組んだ。
水仙は白根を外し、良いものを選んで、その白根で花を組む。
慣れないと白根を破いてしまい、大変である。
生徒さんは一生懸命、真剣な眼差し。
水仙は3本組。
無事白根は成功!
私もここまでは、何とかなるが、水仙の葉を型通りに組み合わせていくのには、いつもギブアップ。
生徒さんは、さすがに年季を積んでいる。
見る間に、枝と葉を揃えていく。
水仙を活けている姿を見るのは、好きである。
もうそんな、季節かと毎年水仙の一種いけを見ると年の暮を感じるのである。
水仙の一種活けは、いかにも池坊の花らしい。
水仙の見事に揃ったお花の姿は、本当に美しいものがあるのだ。