日本の不況脱却への道 | 杉山 召のブログ

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  デフレ不況の脱却への道


1930年世界恐慌の下、当時の蔵相の高橋是清は、
日本のデフレを脱却するために日銀に国債引き受けをさせた。
それにより日本経済は回復した。
これは、他の先進国が羨む程の大成功であった。


  日銀の国債引き受けが可能な理由

もともと日銀は、政府の一部を切り離した存在です。
政府が自分で使うお金を自分で刷るのは体裁悪い。
だから日銀という組織を創って、
政府が必要なお金を日銀が貸した事にしましょう。
と言うコンセプトで生まれたものです。


つまり、日銀が政府の借金を棒引きするのは、問題無いのです。


  いま日本の借金は1000兆円を超えます。


これは既に、税収でどうにかなる金額ではありません。
消費税を上げたくらいでは焼け石に水です。
例え消費税を20%にしたって
返済できずに利息で膨れ上がるほどの莫大な借金です。

唯でさえ消費税どころか就職氷河期で税収の当てが無い。


 その上デフレで、海外から入る安い輸入品ばかりが売れ、
国内の生産ラインは止まったまま在庫を抱えている。

税収の柱となる輸出業が生産ラインを止めるという事は、
国の財政も深刻なダメージを受けるばかりでなく、
当然の事ながら、国内の雇用も激減するという事です。
つまり、デフレというのは、就職氷河期の原因なのです。


 デフレ=円高です。円高と言うのはつまり、
海外の人から見て日本の商品の価格が上がったという事です。
…円安と言うのは、その逆です。

デフレで輸入品が安くなるのはいいのですが、
海外の製品が売れても、国内の生産につながりません。
デフレは、失業者を生み出す最悪の状態なのです。


 インフレになっても、通貨は紙切れになりません。
例えば、海外旅行で物価の安い国に行ったとしましょう。
その国では、信じられないくらい物価が安いです。
安く食べられて、安く人が雇えていたとしても、
そこの人たちは不幸でしたか?


インフレとは、他国の人から見て物価が安いという事です。

輸入品は高くなりますが、

他国に、安く物を作り、安く物を売り、安く労働力を提供して、

安い物価を生かして、観光客を呼び込み豊かになれる。

これがインフレ経済の特徴です。


 インフレで倒れたとされる国の経済破綻の原因ですが、


ジンバブエは、通貨をUS$に換えた所為でデフレになりました。

豊かな経済の下にデフレならば、安く輸入して楽に暮らせばいい。

でもデフレでは、豊かに成れないので、

貧乏ならば、インフレに戻して国を立て直せばいいのです。


エジプトは、公務員に給料を払い過ぎた結果破綻しました。

財源も無く給料を払い過ぎた事が原因なのだから、

いったん公務員をクビにするか、雇用形態を見直すべきです。


アルゼンチンは、富裕国のお偉いさんの気まぐれの失策です。

 農業国をいきなり工業国へ大改造しようとして計画倒れ、
お金が尽き、更に人気取りに福祉にお金を散財した事が原因です。

ファミコンのシムシティでも経験させて置くべきでした。