乳癌と私2014~インプラント乳房再建手術~ | お散歩の途中

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2014年6月30日、乳がん告知
2014年8月27日、エキスパンダーを入れた。
2015年2月25日、アナトミカルインプラント(しずく型)インプラントによる乳房再建完了。
東京在住 47歳、159㎝、49kg、Dカップ

ついに、インプラント(シリコン)による乳房再建手術の日がきた!

2/25水曜日
5:00頃
咳で起床、
布団の中でゴロゴロ
6:50頃
体温36.7、血圧117/66
8:30頃
部屋出発
受付Dの、いつもの診察室でDr.Nに体に油性ペンで、マーキングされた。
その状態で普通のデジタルカメラで撮影。
Dr.Nは、真剣な表情をしていた。
8:40頃
手術室入室
11:30頃
部屋に戻る
手術は成功
酸素マスクが着いていた。
尿管は着いてなかった。
短時間の手術は、尿管を着けないそうだ。

15:00頃
酸素マスクが取れた。
夫との会話が楽になった。
が、安心したのもつかのま…。

再建したばかりのシリコンインプラント乳房の周囲が急に腫れ上がり始めた。

急遽、止血の為、緊急再手術となった。
Dr.N
「止血の為の手術をしましょう。夜7:00からやります。少し前後しますが…。」
16:00
心の私
「死ぬのかな…疲れた。」
17:00
心の私
「Dr.N、好き。口では言えないけど好きだよ。」
18:00
時計を見つめていた。
心の私
「19:00までもつかな…。もう人生に幕を下ろしたい…。」

完全に心が折れていた。

19:00
心の私
「7時か…。」
私は夫に
「私、死にたい…。生きてても仕方ない…。」

「大丈夫だよ、こんな事じゃ死なないから。」
心の私
「なぜだ!献身的に夫が側にいるのに!Dr.N、好き、先生、好き、死にたい…。」
19:00以降の記憶は無い。

21:00頃
再手術

心の私
「あっ、松田聖子ちゃんの曲がかかってる!手術終わったのかな…。」

複数の人の手が私の体を平行状態で持ち上げ、手術台からベッドへ移動した。
チラッと手術台を横目で見た。
心の私
「血の海!」
即、目を閉じ松田聖子ちゃんを聞いていた。

23:00頃
部屋に戻る
酸素マスクが再び着いていた。
今度は、首に心電図機器が着いていた。
麻酔の影響と過度な疲労で、翌朝まで意識が混沌としていた。