この日は雨の予報だったので、未だ手を出せずにいた水生昆虫を探す事に。
ポイントはグーグルマップの衛星写真を眺めて良さげな場所を見つけていたので、始発で直行です。
なんとも馬鹿な事に現地写真を撮り忘れてしまったのですが、水田横の良さげな水路をガサります。
すると
初のガサ採集なので、シマドジョウは初めて見ました。正直に言うとお持ち帰りして飼育したいところですが、親が魚は飼育させてくれないので渋々リリースです。
次に入ったのが
タイコウチ Laccotrephes japonensis
おお!!!
今回の本命の一つがこんなにアッサリと採れてしまいました…
しかし、この個体はまだ幼虫なので成虫を求めてガサを続けます。
ミズカマキリ Ranatra
chinensis
よっしゃ!これも本命の一つです。
こちらは成虫だったので即毒ビンに(その後毒ビンの中でゴマダラカミキリに満身創痍にされる事に…)
ふと思ったのですが、タイコウチの学名は日本でミズカマキリの学名は中国なんですね。なんとなく面白い…?
イトアメンボ Hydrometra albolineata
うおおお!!!!!これは素晴らしい!
小さくて地味なのであまり知名度は有りませんが、ゲンゴロウやタガメと比べても珍しい虫です。近縁のヒメイトアメンボはそれなりに棲息地の残っている虫なのですが、こちらは正直言ってヤバいです…
その後もひたすらガサり、ミズカマキリとタイコウチ幼虫複数を追加。残念ながら結局成虫は採れませんでした…
そして愛知住みの知り合い2人(なんと電車に乗り間違えたそうで、予定より一時間強遅刻…)と合流し、場所を変えます。
すると
見るからに良さげな素晴らしい湿地が。
しかし、今年は降水量が少なかったためか、かなり浅くなっています…
池の周りにはトンボが多数
特に多かったのが
キイトトンボ Ceriagrion melanurum
発色がはっきりとしたレモンイエローで、かなり綺麗です。
※画像は家で撮ったものです
他にもホソミオツネントンボやハラビロトンボなど数々のトンボが舞う中、可愛らしい朱色のトンボが…
ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea
日本最小という事で有名なトンボです。
本来なら喜ぶ所なのですが、実はこの2週間前にも思わぬ場所で多産地を発見していたので、感動は少なかったです。
前回の場所も今回の場所も恐らく知ってる人はかなり少ないと思うので、気が向けばいつでも観察しに行く事が出来そうです。
で、肝心の水生昆虫なのですが、ここでは残念ながら何も得られませんでした…
湿地での採集を切り上げて、近くの水田でオオコオイムシを採集する事に。幼虫は大量に居たのですが、成虫は3人で4匹しか得られませんでした。
タイコウチとオオコオイムシの幼虫(オオコオイムシは一匹だけ幼虫を持ち帰りました)
水生昆虫以外では駅でコクワガタ♀とコフキコガネ、ゴマダラカミキリを拾ったのと、道端をスジクワガタ♀(21.5mmの大型)が歩いていたぐらいでした。
採集の後は、ラーメンを食べて京都観光に行きました。以下その写真です。
因みにまだまだ採集記事が溜まっているので、時間の有る時に遡りつつ更新します。