各々が人の迷惑をかえりみず、自分勝手な生き方をすることは、争いの原因となります。
各々が人の役に立つような生き方をする時、幸福が生まれます。
「互助の精神のないところには荒廃があるのみです。互助の精神のあるところには平和と幸せが生まれます。地上世界はその互助の精神によって新しい社会を築かないといけません。原理はいたって簡単なのです。人間がそれをややこしくしているのです。」(シルバーバーチ霊)このことは頭では理解できたとしても、実際に自分が人の役に立つ事をするとなると、なかなか実行に移す事は難しいと思う人が多いのではないかと思います。
この世界では、お金や地位や名誉などで判断されますので、自分に無力感を感じる人も多いのではないかと思いますが、スピリチュアリズムではその人の人格だけで判断されます。
つまり、あの世にはこの世のお金や地位や名誉など持っていく事ができず、その人がこの世で為した行いによって築き上げた人格だけで置かれる環境が決まってくるという事です。
そのため、各自がお金、地位、名誉などで人と比較せず、自分なりに精一杯世の中に貢献すればよいということになります。
貧しい人の中にもお金持ちの人よりも立派な人格の持ち主はいます。
仕事のない人の中にも仕事がある人よりも立派な人格の持ち主はいます。
病気の人の中にも健常者よりも立派な人格の持ち主はいます。
自分なりに世の中に貢献する中で(人の役に立つ中で)自分の人格を高めて、死後の生活に備えればよいのです。
死後の世界を考慮に入れないために、自分に対し無力感を覚えるものかもしれません。
「小さい物事は文字通り大したことではありません。でも、その小さい物事に誠実をつくすのは偉大なことです。」(マザー・テレサ)
例え大きな事でなくとも、何らかの形で人の役に立てる機会は存在するのではないでしょうか。
「不幸せの極みにあるとき、自分にはすべきことがあるのだと信じなさい。誰かの苦悩を和らげてあげられるかぎり、人生は無駄とはならない。」(ヘレン・ケラー)
「私が説いているのは人のためにという福音です。人のために惜しみなく自分を役立てなさいと言っているのです。そうするとあなたがこの世に存在したことによって世の中が豊かになるわけです。簡単なことなのです」
「いいですか、ほかのことは信じていただかなくても結構ですから、次のことだけは信じてください。あなたが生涯でたった一人の魂に光明を見出させてあげることができたら、たった一人の人間の飢えを満たし、のどの渇きをうるおしてあげることができたら、たった一人の人間の肩の荷を軽くしてあげ、前途に横たわる石ころを取り除いてあげることができたら、それは地上の全財産にも勝る貴重な行為をしたことになるのです。」(シルバーバーチ霊)
(死後の世界が存在するかどうかわからないという方はこちら→
魂の死後存続の証明)
(シルバーバーチの霊訓についてはこちら→
シルバーバーチの霊訓)
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