我孫子店はもと製糸場たった場所
製糸場跡地にできたショッピングセンターです

駐車場入り口にひっそりとお蚕塚の祠があり、隣には大きく育ち過ぎた桑木が今も成長しています

店頭からもらったあるお客様の生の声

 

「私は暑がりなので、”クール効果”とか、”クールダウン”とか、

”冷感”だとか そんなパッケージ見ると試してみたくなるのね。

それで、イトーヨカードーでもユニクロでもあらゆるものを試した、って言いきれるのよ。 でもさ、最後は”シルク”だといえるわね。

シルクのサラサラ感、気持ちよさに敵う素材には出会えていない。

遠回りして損したわ。お金もいっぱい使った。けっきょく、結果は

”シルク”だわよ。あははは!また来るね!」

 

ほらね。

みんなにも気づいてほしい・・・・

 

 

昨年京都工芸繊維大学で開かれた「野蚕学会」のおける発表を一部ご報告したいと思います

・スズメバチのシルクを利用したネイル保護剤の誕生

・蜘蛛糸シルクを微生物で作らせて繊維たんぱく質を利用した衣類の発売

・ミノ虫のシルクが強靭だという研究 

・エリ蚕シルクは非常にやわらかく独自の風合いがある

等々

 

この中で「エリ蚕」に注目

インド北東部 アッサム(お茶でも有名)地方で飼いならされてきた絹糸昆虫

エリ蚕の糸は繰糸するのが難しく、おおかたは紡ぎ糸になる

(なぜならエリは途中で眠ってしまうんですね)

繊維たんぱく質の構造はカイコと大きく異なる

顕微鏡で糸内部を観察すると内部に空間が多数存在する

(多孔性)

カイコの練減率は25%前後

エリ蚕は12%と低い

練減率はセリシンの含有量を表すため、エリ蚕のセリシン含有率は12%程度となる

これにより、次にコットン・カイコ絹・エリ蚕のUVカット率を調べると

エリ蚕の繭糸パウダーが最も高いUVカット率であった

 

野蚕であるエリ蚕の高機能性シルクをめざし、遺伝子導入の確立をめざす、といった発表がありました

 

結論からいうと、コットンよりシルクが紫外線カットおおはばにに優れている

ということなのですね・・・・・・・・・・・・・・

 

回転できなくてすみません!