下記、先日のNewsですが、日本の教員の英語力はひどいもんですねえ。TOEIC730点以上が中学で24.8%。そもそも730点では、とてもちゃんと英語を話せるレベルとは言えません。英語を教える人なわけですから、最低900点くらいはあってもいいと思いますが・・・。教師がこのレベルでは生徒がそれ以上になることは普通だったら有り得ないわけで、それなのに、センター試験のリスニングの配点が増えたり、日本の英語教育は一体どうなってるんでしょうか。まずは、教師のレベルを改善しなければ、どうにもなりません。


最近、うちの5歳の子供が、妙に、英単語をいろいろ読めるようになっているので、どうしてかな・・・・と思ったら、幼稚園でPhonicsという英語教育をやっているようです。例えば、tなら「トッ」とか、sなら「スッ」とかというふうに、スペルに応じた読み方を練習しているのですが、これでたいていの英単語は読めるらしいです。うちの子供も、Phonicsと学校の先生のおかげで、知っている単語は既にほとんど書けるようになってますし、知らない単語もかなり読めるようになっています。


アメリカの子供を対象にしているため、最初に読み方を言えるようになってからスペルを覚えているのでやり易いのもありますが、こういう教育こそ日本の学校でやるべきことだと思います。まあ、教師がこのレベルでは絶対に出来ませんが・・・。TOEIC730点では、とても子供に教えるレベルにもありません。もっと日本にもネイティブの教員を呼んで、小さいうちから英語教育をすべきだと思います。僕自身も、いきなりアメリカの高校に入って、かなり苦労した経験がありますが、やはり外国語は小さいうちからスタートすべき。日本語が確立してから英語をやったほうがいいという人もいますが、僕はあまり賛成できません。小さいうちから二ヶ国語を勉強するのは大変ですが、英語と日本語を両方ともきっちり勉強すればいいのです。つまらない受験勉強なんかやる暇があったら、英語だけでもしっかり喋れたほうが、よっぽど飯が食えると思います。


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中学教員の英語力、「英検準1級」以上は1/4

 中学校の英語の先生で英検準1級以上を取得しているのは4人に1人――。文部科学省が2日まとめた2006年度の小中高での英語教育の実施状況調査で、こんな実態が明らかになった。高校教師でも2人に1人程度だった。

 調査は4回目で、全国の公立の小中高計約3万6000校を対象に昨年12月に実施。今回初めて中学と高校の英語教師の語学力を調べた。

 英検準1級や英語能力測定テストの「TOEIC」で730点以上、「TOEFL」で550点以上を取ったことがある英語教師の割合は、中学で全体の24.8%、高校で48.4%だった。

 一方、中学3年生で英検3級以上の英語力があるのは全体の33.7%、高校3年生で英検準2級以上なのは27.8%だった。

 小学校で日常英会話の練習をしたり、英語の歌に親しむといった活動を実施している学校は、全体の95.8%と05年度の前回調査より2.2ポイント上昇した。実施時間も年平均14.8時間と、前回より1時間ほど長くなった。 (21:37)
[3月2日/NIKKEI NET]