正装は作業服、S660開発責任者のホンダイズム | 国際そのほか速

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 正装は作業服、S660開発責任者のホンダイズム

 

 2015年4月2日から発売となるホンダスポーツの最新モデルにして、ビート以来の軽オープン2シーターとなる「S660(エスロクロクマル)」のプレス発表会が3月30日に行なわれました。

 ホンダから久しぶりに復活する軽オープン、2シータースポーツカーに多くのプレス関係者が出席した発表会は立ち見まで出るほどの盛況ぶり。

 そうした多くの報道記者、プレス関係者の前に登場した開発責任者 椋本 陵さんは、なんと白いジャンパーを着ていたのです。

 通常、こうした発表会では開発責任者はスーツ姿で車両の説明などを行なうもの。果たして、ジャンパーというラフな格好で現れた椋本さんに、会場も少々の驚きを隠せない雰囲気となります。

 ホンダの取材経験豊富なプレス関係者は、白いジャンパーに見える服装が本田技術研究所の作業服であることに気づきます。そのことについて質問すると……。

 「車両開発者にとって、研究所の作業着こそ正装」という思いを込めて、あえて選んだということでした。

 

 ホンダの創業者である本田宗一郎氏は、かつて次のような言葉を残したといいます。

 技術者の正装とは真っ白なツナギだ

 小学生のとき、学校の図書室でホンダに関する本を読んで以来、『ホンダに入りたい、ホンダでクルマを作りたい』と願ってきたという椋本さん。

 まさにホンダイズムが、新車発表会という晴れの場に、この服装を選ばせたのです。

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 (山本晋也)

 画像付き元記事はこちら:正装は作業服、S660開発責任者のホンダイズム(http://clicccar.com/2015/04/05/300984/)



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