会計士合格者浪人問題の誤った認識(追加) | 紫熊会計士の脳内

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企業経営、会計に関するネタを中堅・中小企業の立場に立って書いていこうと思います。その他雑感も。

昨日の記事に付け加えます。


昨日の書き方だと、監査法人の経営層のみを批判しただけになっているので、法人内の全員が相応の責任を感じ変化しなければならないという考えを書きます。


スタッフ層

ここ数年で一番引っ掻き回されている被害者かもしれません。しかし、敢えて言います。そういう過程の中であっても、この現状を他人のせいにしていても何も解決はしません。新しい仕事を取ってくるのはパートナーの仕事、業務の具体的な進め方を指示するのはマネージャーの仕事、自分たちは言われたことをきちっとこなしてさえいればいい、そういう意識で仕事に臨んでいませんか?クライアントとの打ち合わせなどで、マネージャー、パートナーがメインスピーカーの時、自分はしゃべらないから関係ないという意識になっていませんか?


マネージャー層

これまではスタッフの延長線上で考えても、マネージャーの仕事は全うできたかもしれませんが、これからの時代はまさにチームのマネージメントが求められるでしょう。

監査法人の次の時代を担う世代として、今から必要と思われることはどんどんパートナー層に提言していくべきです。場合によっては即実行もありでしょう。新たなチャレンジには大きな抵抗がありますが、そこで「上に理解がない」とすぐにあきらめてしまっていては何も変わりません。火だるまになってもファイティングポーズをとり続けることが必要です。そして、スタッフには必死に戦いながらもどこかでそれを楽しむ、そんな中でもプライベートなど人生を楽しんでいる姿を見せ続けましょう。


パートナー層

このような状況に陥ったのは、景気低迷という外部要因のせいではなく、監査法人の経営判断が誤っていたからであるという現実を受け入れた上で、どうしたらこの状況を脱することが出来るのか、本気で考え行動しようとしている皆さんの姿を我々職員は目を凝らして見ています。結果ではなく、その姿勢を見て職員は信頼してついていくに足るかどうかを冷静に判断しています。

決断力と行動力を持ったパートナーとなら、多少の困難も共に闘っていく覚悟を持った職員は少なからずいると思います。

そういう覚悟がどうしてもできない方は、申し訳ありませんが、早期にリングの上から去っていただきたいと思います。


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