食品の春夏展示会に行ってきました
メーカー各社の新製品が並ぶ中、「今年の商品の動きはどうですか」と尋ねたら、あまり芳しくないという返事です。とくに関西、西日本が悪いとのこと。東京への一極集中区が進む中で、食品の消費も第2の市場である関西を含めて、その他のエリアは総じて厳しいとこは想像がつきますが、担当者曰く「若い人の食べ物の範囲が狭くなって、食べ物にこだわらない」と嘆いていました。あれだけテレビ画面から、これでもかとグルメレポート番組が放映されているご時世に、ですよ。若い世代においては収入面も問題もあるのでしょうが、消費の主役である若い層が、食べ物にこだわらないと言うことであれば、メーカー各社が一生懸命に開発し、マーケティングしても、相変わらず各社の従来からの主力品のみが売れるから、結局新商品は売れず、スーパーの店頭も目新しさがない。結果消費が活気づかない、という悪循環に陥っているのではないか。久しぶりに、展示会を覗いてそんな感想を持ちました。