米西海岸旅行記その⑤ | siennaのブログ 〜羽生君応援ブログ〜

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羽生結弦選手の現役時代をリアルタイムで体験できる幸運に心から感謝しつつ、彼のスケートのここが好きあそこが好きと書き連ね、ついでにフィギュアにも詳しくなろうと頑張る欧州住まいのブログ主です。

さて、LAでRV(キャンピングカー)を受け取って最初に向かったのはパームスプリングス。
本来の目的地であるジョシュアツリー国立公園までの中継地です。

それにしてもLAから何時間走ってもハイウェイは凄いクルマの量。LA周辺は片側5車線もあるのですが、それでもビッシリ。通勤してる人は毎日イライラして大変だろうなーと、自分もイライラしつつ想像。モノレールでも作ればいいのにね!と思ったりしていたところ、ハイウェイ脇に"Carpooling"なるものを売り込む看板が目立つのに気付きました。これは行き先や通勤ルートが同じ人たちを一台のクルマに相乗りさせようというアイデアで、家族や近所の人と相乗りしたり、専用のウェブサイトでパートナーを見つけたりするらしい。渋滞解消、環境保護、そして家計の保護にも貢献しますね。ハイウェイの区間によってはCarpool優先レーンもあり、他のレーンよりスムーズに進めるようになっています。もちろん4人乗りの私たちも立派に優先レーンを走る資格があるのですが、残念ながら優先レーンは一番左の車線。ハイウェイの分岐や出口で4車線跨いで一番右に移動しなければならないことを考えると、慣れないRVでまだ後方車との距離感覚もまだ掴めきれていない状況でそういう危険なチャレンジは止めておこうということになりました。ハッキリ言って皆さんのハイウェイでの運転マナーは極悪だし、交通事故も至る所で目撃しましたよ…。

左側、菱形マークのあるレーンが相乗り専用レーン



さて、パームスプリングスに近づくにつれてハイウェイの左右は砂漠化、見渡す限り風力発電の白いプロペラ風車が乱立というような珍しくも雄大な光景が広がります。

あまり雄大さの伝わらない写真



パームスプリングスは砂漠リゾートと呼ばれるだけあって、アートギャラリーなんぞが多い小洒落た街でした。この街に住む事がステータスだったりするんだそう。そしてリタイア層の引退の地として人気があるとの事。うーん。たとえ夏は40℃まで上がっても、少雨で冬に温暖なのがお年寄りにはありがたいのかな。

しかし私たちが目指すRVパークはそんなオシャレな街の真ん中にあるワケがなく、ナビに従って走って行くとズンズン街外れの寂しい場所へ。街中には良さげなレストランもあったのに、ここには何も無いよ…。案の定その夜は時間が遅い事もあって、軒先でホームレスが就寝準備を始めたハンバーガーショップでわびしく夕食を済ませたのでした><

さて、私たちにとって最初のキャンプ場は、半世紀以上も前にこの街を訪れてそのまま住み着いちゃったわ♪という年配のドイツ人マダムが切り盛りしていました。ドイツ語ももう大方忘れてしまったとか。外国人とは気付かない英語をお話しでした。キャンプ場はスッキリと清潔、24時間オープンのプールもありました。実際、夜中でも飛び込みたいような気温でしたね。

すっきりしたキャンプ場




緊張しながら迎えた初のクルマ入れは、どこにぶつけるでもなく無事に完了。
RVをロット入れしてまず行うのは、床を水平にするためのジャッキ下ろし。
運転席のボタン操作一つでコンピューターが自動で微調整を繰り返しながらジャッキの高さを調整します。ハイテクに感激。
それが終わると、キッチン横にあるスライドアウトというスイッチを押し、クルマのダイニング&リビング部分を広げます。これまた感激。クルマが横に広がるなんて…特殊効果みたい!(゚∀゚)

うまく収まった我が家


スライドアウトした状態の車内。


で、この二つが済むと、パパは急いでクルマを降りてホースと電気ケーブルを繋ぐ作業に取り掛かる。急いで電源を繋がないと、エンジン切った車内は急速に気温が上昇しているのです。
ちなみに、こういうガテン系作業は全面的にパパにお任せし、私たち女3人は徐々に暑くなるクルマの中、スマホにキャンプ場の無料WiFiのパスワードを入れるという、超大事な作業に夢中になるのでした(笑)。
無事に電源が確保できると車内のコントロールパネルに電気が灯り、音を立てて天井のエアコンが作動し始めます。そこで車内の女3人はそれぞれスマホを片手に「パパ、グッジョブ…」と微笑みあうという段取り。
キャンプ場を去る時は、この逆の順序で作業するわけですね。パパが(笑)。

普段はボーッとしていて人任せ、あまり役に立たない娘たちですが、日が経つにつれ各作業ポイントでの注意点などに目が行くようになりました。家族揃っての共同作業を何度も繰り返すなんて日常生活ではまず無い事なので、非常に低いレベルではありますが、いい経験になったと思います。

ちなみにキャンプ場の無料WiFiは人の集中する夕方~夜は使い物にならない事が多く、結構ストレス!キャンプ生活中に来てしまうGPFのチケット発売日の事を考え、当日滞在するパークのWiFi状況が心配でならない私なのでした。