お門違い | AV男優【志戸哲也】の性活ブログ

お門違い

昨日仕事から帰ってきてテレビつけたらたまたまニュース番組で、
どっかの派遣社員の兄ちゃんが契約先かなんかの偉いさんに文句言ってるとこだった
その派遣社員の兄ちゃんがマスコミの取材に対し
「あの人達が飲んでるお酒も俺達が働いた金をピンハネして飲んでると思うと許せないです」みたいなことを怒り口調で言ってたが・・・


アホ過ぎて胸糞悪くなったよ


上の人間に言いたいこと言ったりデモやスト起こすのは良いと思うんだよ
むしろそういうのは日本人はやらなさすぎるとも思う


でもさー、自分から派遣で働いててさ、時給も知った上で契約もしてるだろうに「ピンハネ」ってのは完全に違うよな

何も分かってねーよ

自分で会社でも経営するなりフリーの仕事でもしろよ

それが出来ねーから「派遣社員」ってのを自分で選択したんだろ

時給に納得いかねーなら自分の成果を引き合いにでも出して時給交渉したら良いし、
それやっても相手にして貰えないならそいつにそれだけの価値が無かっただけでしょ

まあそれを査定する側も派遣社員も別に一緒なんだけどね


それに例えば派遣から社員になったとして、それが仮に営業職で月収50万だったとする
それでもその50万だって自分が営業して会社に100万利益出した中からの50万だからね
もちろん正規の社員だって給与以上の利益生み出してない社員なんてゴマンといるけども

だからそれを納得出来ないなら会社やるかフリーでやれって言う話



でも良いと思うよ、派遣
とりあえず次へのステップに利用できるしさ


俺も3年前、東京来て4日目から派遣で携帯の販売したよ

本来はその会社の給料は末締めの翌10日払いだったんだけど、金なんて数百円しか無かったし家も無かったから
「自分は以前関西の方で携帯の販売店を数店舗運営し、売上は当時関西トップでした。
数年のブランクはありますが、少なくとも新人雇うよりは売上を伸ばす自信もありますので何とか日払いにして頂けませんか?」
と派遣会社の社長に直接持ちかけて融通を利かせて頂いた

その社長も沖縄から出てきてた人で良い人だったってのもあるけどね


それから男優になるまでの約4ヶ月ぐらいはそこで働いたかな


まあ良い思い出ですよ
関西居た頃は良い車乗って美味いもん食ってやりたいことそれなりに出来て・・・

それが毎日同じスーツで朝早くから満員電車乗って夜は満喫やネットで泊めてくれる人探してね

金はたまんねーし先は見えねーし正直寂しかったし、辛いっちゃー辛かったよ


でも必死で思い込んだ
「俺にはこの経験が必要なんやろうな。ここで踏ん張れたら前よりちょっとは強くなれるやろ。
どうにもならんかったらそん時はホームレスのトップになったったらええわ」みたいな(笑)
無理矢理そう思いこんで唇噛み締めてたよ


あの頃意識してたのは、ありきたりやけどまずはうつむかないこと
先が見えないからうつむきたくなる
でもうつむかない、無理矢理でもうつむかない

すると今度は楽しそうな人達、輝いてる人達が目に入る
それを妬まない、羨まない
どんな人だって良い時悪い時はある
輝いてる人を妬んだところで自分が輝けるわけではない



あと、俺は嘘が嫌いですがあれからおかんにだけはちょくちょく嘘をつくようになった

2~3日に一回は電話し
「俺がいなくて寂しいやろ(笑)欲しいもんないか?金送ったんぞ」
って悪態つくものの本当は俺の方が金も家も無いんだけどさ(笑)
安心させてやる為の嘘ってやつだね

どんなに金なくても最低でもおかんの携帯代だけは払ったよ
そのたかが1~2万が滅茶苦茶大きいんだよ、そんな時はさ

でもその見栄が自分を大きくするんじゃないの?って思ってたんだよね


んで自分は休みの度に何してたかっていうとネットで近くのスポーツジム検索して、
毎回ジムを変えて1日体験で行ってたよ
初回の体験は無料とか1000円とかで行けるからね(笑)





昔話はおいといて・・・
本当不景気やしね、色んな歪みも出てくるよそりゃ

でも「派遣は悪」ってのは違うと思います
どんなモノや手段だって自分次第です
肩書きが「派遣社員」から「社員」に変わったところで誰も守っちゃくれないです
今は「派遣社員」がベストの選択なら派遣というシステムを利用したらいいだけ
そこから脱却できるかどうかは己次第だから

他人を妬んだり恨んだりせずに、みんなで頑張って不景気乗り越えましょうよ





ということで本日を持ちまして30歳になりました

30・・・
30・・・
30・・・

生きてるだけで儲けもんやしまあ良いか(笑)


沢山のメールやコメント有り難うございます


30代初年の心構えは
「相手にどれだけ利益を返すことが出来るか」をよく考えながらやっていく所存であります


よろしゅ~