遅ればせながら。
9/8の誕生日企画に来てくれたみんなありがとう。
あの場で自分は言いたいことを長々と言わせてもらったけどきっと全部は伝わってないと思う。だって言葉は所詮言葉だから。
自分やバンドが、この先どうなっていくかなんて正直わからない。
ギターを始めて10年、さすがに自分が天才じゃないことはもうわかる。顔だって別に整ってないし。金持ちでもない、体力もない、どこでも寝ちゃうし、時間にもわりかしルーズだ。それに忘れ物や落し物もしょっちゅう。常識面で人に勝ってると誇れる部分なんてない。
バンドに関して言えばフェスも出たことないし、オーディション関係にエントリーしても受かったことなんてほぼないし、うちの事務所に入らないかなんて言われないし、渋谷の街頭テレビにも映らないし、チャートに乗るどころかCDショップで大きく展開してもらったことなんてないどころかコメント書いても1日も飾ってもらえないこともあったし、
ない。輝かしい実績なんて振り返ると何もない。
つまり世間様からしたらオレたちなんて活動してないも同然なんですよ。
悔しい。だけどそれを口に出すことはかっこ悪いってわかってる。だから今まではただ「次こそは」と唇を噛んで我慢してまた歩き出してた。
でも今は自分が悔しいと思うよりも、そんな何もないオレたちを応援してくれる人にちゃんと形にして返せないのが申し訳ないと思う気持ちが膨らんできていたたまれない。
さっきも言った通り言葉は所詮言葉であって全てを伝えてくれはしないんだけど
「今日のおかげで明日からがんばれます」って言ってくれたりする人にオレがどれだけ救われてるか。
言葉は微力かもしれないけど。無力じゃない。
そしてその言葉に対してオレが返せる言葉は「ありがとう」しかないというのがもどかしい。もっと自分の気持ちを伝えることができる言葉があったらいいのにって思うんだけど。どうしても見つからない。もどかしい。
だから行動で伝えられるようになろうと思ってます。
言葉は言葉でしかないけど、同じ言葉でも行動の行動の伴った言葉にはきっと力があると思う。
ロックスターなんかじゃないけど、せめてステージに立ってるときだけは、言葉にならない気持ちを伝えられる自分でありたい。
これからもステージの上からあの日みたいなみんなの笑顔を見れるようにギターを弾き続けていけたらなって思う。
また1年、よろしくお願いいたします。