10月20日 5回目の抗がん剤。
アブラキサンの副作用は治ることなく次の抗がん剤を迎える。

毎日関節の痛みとしびれと足の違和感で何度も目を覚ます。
アブラキサンが始まった4回目の抗がん剤をしてからというものまともに眠れない。
毎回抗がん剤の日に提出する治療日誌には副作用の様子を記入するので

・ 痛み
・ しびれ
・ 不眠

などチェックを入れて看護師さんに渡した。

今まで吐き気などチェック入れたことは数回あったけど抗がん剤~抗がん剤の3週間毎日ビッシリとチェックを入れたのは初めて。

この日は担当医が休診で代わりに手の綺麗なイケメン先生。
いつものように副作用の様子を聞かれまたまた私は泣き言を吐いた。

「リリカというお薬があるんですが・・・」

「知ってます!娘が服用してたので(担当)先生に処方してって言ったけど先生は色んな薬使わない方が良いって処方してくれなかったんです!」

「じゃあとりあえずリリカを1日1錠服用してください。 ただこれは眠くなるという副作用があるので寝る前に服用するように 眠気がひどい場合はすぐに服用はやめてください。」

担当医が拒否した薬を簡単に代わりの先生が処方しても大丈夫なのか?
イケメン先生後から怒られない??
担当医は他の薬は駄目って言ったよ??と何度も確認しながらも念願のリリカの処方箋GET!

そして続けて点滴の針を刺す。
私の腕の唯一太い血管はもう硬くなり針が刺さらない。
イケメン先生は苦労しながら何度も硬くなった血管に刺そうとするがこっちは痛みで顔が歪む。
細い血管に刺すと点滴が落ちなくてかなり時間がかかるからイケメン先生も頑張ってくれる。
でもとうとう諦めて腕の曲がる部分に・・・
まあアブラキサンとハーセプチンの点滴は短く1時間ほどで終わるから腕は伸ばしたままでもいいか。

点滴室に移動して点滴が始まるといつものように薬剤師がやってきた。

今回アブラキサンの副作用は初めてだったので副作用の様子を聞かれた。

しびれは今現在も続いていること、今日始めてリリカを処方してもらったこと、手足の指先は膜が張ってるような感覚で何を触っても感触が薄いこと、関節が痛くて耐えられないこと、ただその関節の痛みはしびれてる足を庇って変な歩き方をしたから今も関節が痛いのかもしれないということ、などなど全て説明した。

そして今回これだけ痛い思いをして副作用は治ることなく次の抗がん剤を打って副作用はどんな状態になるのか、抗がん剤に体が慣れて楽になっていくのか、それとも輪をかけてひどくなるのかわからない不安をぶつけた。

薬剤師さんは

「仰る通りですね。 関節はもしかしたら庇って痛くなってるのか副作用なのかわからないですね。 今日また抗がん剤を打って副作用がどう出るかこればっかりは打ってみなければわからないですよね。 副作用がきついようなので辛いと思うけどあと3回頑張りましょうね!」

励ましてくれるのは有難いが何か対処法を教えてほしかった・・・

アブラキサン2回目。
副作用はどんな攻撃をしかけてくるのか不安しかない。
弱気になりたくないのにすでに負けそうになってる自分がいた。