「シンイでヨン周年だよっ!」グルっぽ画像でSS | if you ・・・時間飛行

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Lee Min Ho君が大好き

 テジャンミノに恋をして 
 可愛いウンスに逢いたくて
 ちょっとだけ 夢の続きを書いてみました 

夢で逢えたら 
   恋したら  見つめていたい
  
起承転結・・・結末のない夢物語 旅してみませんか

「シンイでヨン周年だよっ!」 おまつりだよ \(^o^)/


りえさんが作って下さった期間限定グルっぽ
参加させていただきました
りえさん ありがとうございます

いろんなお部屋がありましたが
今回は 参加者の方が 作って下さった
画像から SS ショートストリーを


グルっぽなど ブログの 画像を見る時 
ぽちっとしてみるでしょう
その時 とっても素敵な画像が目に飛び込んできました

目の前に
大きな彼岸花が広がって By 恋藍さん
そしてもうひとつ
書きたいなぁ~この絵で・・・と思った By しんさん
この二つの素敵な作品で 綴ってみました

文字数制限で 端折った部分とその先を
今回 お届けします
少々 長め・・・許してね 


なお 画像は お持ち帰り ご遠慮くださいませ
よろしくお願いします


画像を作って下さった 

 恋藍さん そして しんさん 

ありがとうございます  ぺこり
ようやく 書けたよ~~ UP します

\(^o^)/\(^o^)/




~~~~ *** ~~~ *** ~~~~












 「 天蓋花 」


あなたへ
続くその時をひとり歩む


死に行く
あの人を置いて来た その世界から
百年前の世界に1人残され

それでも
あなたが生きている
あなたと再会できると

信じて


川向う
ひとりの青年が赤い花を手に持つ
その紅い彩に目が惹かれ
耳に届いた
川のせせらぎが森の奥へと導く

緑濃く
花々が咲き乱れ
生い茂る木々の間に木漏れ日が差す
無色透明 透き通る水の流れに
金糸の糸 虹を作り落ちる滝水

綺麗・・・

ほっと口元が緩んだ
ウンス
笠を取り川辺の石に腰を降ろし
手をつけて見る

冷たく気持ちが良くて
目の高さに
つけたその手を持って行くと
指の先に小さな雫がひとつ

湖面に輝く光と
木々の間に織りなす光が
雫を色鮮やかに七色を映し出す

ぽちゃん

指先から雫が落ちる
濡れた掌
ゆっくりと握りしめその手を
胸な元へ持って行き
祈るように瞳を閉じる

会えますように

頬に川辺を渉る風が柔らかく
花の香りがして
目を開けると

滝壺に落ちる金糸の糸
一輪の花が流れの中に紅々舞う
花は陽の光を浴び
眩いばかりの紅色に滝壺が変わった


一輪の花は
彼が手にしていた花


ぐるり見渡すウンス
けど もうそこにはいなくて
笠をかぶり
もう一度 金糸の糸が
流れ落ちる様を見つめると
来た時と同じように
無色透明 川底深く透き通る滝壺に
戻っていた


歩みを進めたウンス
すると
細い道の先にあの彼が
少しだけ開けた所に
膝を地面につけ
両手を合わせてる姿が見えた

何を祈り
何を願う

ウンスも
共に願い目を閉じ
想いが通じますようにと
唱え眼を開けると
その彼の姿は 風の中に
消えていた

また・・・消えた

ふふぅと
頬を緩め微笑むウンス
祈りの場所へ歩いて行くと

平たい石が2段重ねられ
もうひとつ
濡れた小石がその上に
置かれていて 
そして その周りには

深紅色の彼岸花が
その石塚を優しく覆うように
咲いていた
風に揺れ
嬉しそうに咲いていた


祈り願う
誰がために手を合わせ
空は
そこまでも高く青く
想いは届く



 


長い大雨が続き
青空に陽が照るようになった3日後
チェヨンの耳に届いた 民の噂

小高い山奥の
無色透明 透き通る滝壺の色が
変わったと

黒々していた汚泥水が
蒼黒くなり赤茶け 日々変わっていく

これは “不吉な予兆” だと

ウンスはいとも簡単に
長雨の所為
ぷら・・・なんとかが とか
陽の加減とか
しばらくすれば 大丈夫と
力説するが

自分の眼で確かめない事には
噂も消す事が出来ぬと

翌朝 陽の出る前に
ウンスと共にチュホンに跨り
滝壺へと向かった


そこは 
何度も二人で訪れた場所
何枚も重ね着をし 暑いと言っては
駄々をこねるウンスを連れ
水浴びをさせてやった滝壺

白い素肌が眩しく見えるほどの
透き通る水の流れ
何度 ウンスに 
“着ろ”っと文句を言った事か!


慣れた山肌を軽快に走るチュホが
急に速度が落ちる
目の前の小道に大木が倒れていた

大雨の所為ね

仕方なくうろうろすると
離れた所に 獣道のような物があり
チュホンがその道を選び歩き出した

いいの? 大丈夫?

不安そうに後ろを向くウンスに
チェヨンが
微笑みながら 小さく頷く

緑濃く生い茂る木々の中
風の流れを頬に感じたチェヨン


先が拓けます


そう言った瞬間
チュホンが何かを飛超した
ウンス口から洩れた小さな高い声

それは
飛越の所為なのか
拓けた先 
一面に深紅色に広がった彼岸花を
目にしたからなのか


綺麗 凄いわ 

俺も初めて見ました


チュホンから降り手綱を離すと
ウンスは嬉しそうに笑い
俺は ぐるりと廻りを見渡す

こんなところが
あったのか・・・
知らなかった 
いつもと違う道のり
ゆっくりと調べるか

ぶつぶつと
考えて見ているうちに
いつの間にかウンスは
チュホンの後を追うように歩いて


早く チェヨン


手を振り俺を呼ぶ
頷きながら足り出すと
足元が何かに躓いた

彼岸花の根本を
足で確認するよう動かすと
石の塊が
ごろごろと転がっている

手でそれを集めようと腰を降ろすと
ウンスの姿が視界から消えていた

慌てたチェヨン
立ち上がりウンスとチュホンの
後を走るように追う

滝が落ちる音
川の匂いがして
陽の中に薄く揺れる
ウンスの姿見えた

ほっと安堵するチェヨンは
ウンスに


石の上 苔が滑ります
気を付けてください


いつもなら色とりどりに
小さな花々が咲いているのに
長雨のせいなのか
薄暗く苔むすように緑が濃い

陽の陰りなのか
いつもよりウンスの姿
薄暗く見えた


ヨン! チェヨン 早く来て
水の色が真っ赤なの


叫ぶように俺を呼ぶウンス
足を一歩 目の前の石へ踏み出す
すると
その足先は うすぼんやりとしていて
石が透けて見える


・・・何だこれ

一歩出し 出しては
どんどん透けていく 体


ウンス ウンス!!


手を伸ばしウンスの体を
掴もうとするが宙を描くように
ウンスの姿も どんどん消えていく


ヨン 消えていくの 
どんどん透けていく・・・どうして
ヨン 

大丈夫 守るから俺の傍に来い


頷いたウンス
一歩足を伸ばし チェヨン元へ
歩みよろうとした瞬間

足が滑り真っ赤な湖面に
ウンスが落ちていく

叫びながら飛び込むチェヨン
何も見えず 
もがきながら 手を伸ばす
必死で捕まえた小さなウンスの掌
ぎゅっと
力強く握りしめ体を抱きよせると 
岩場へ連れて行く
陽射しが 真っ赤な湖面を 
キラキラ照らし反射し
眩しく光は始めると
急に湖面を風が吹き荒れ始める

ウンスを
力いっぱい抱きしめ 目を閉じる


気がつけば彼岸花の中
あのチェヨンが
躓いた石がごろごろとしていた
あの場所に
ウンスを抱きしめたまま 
倒れていた


ウンス ウンス 
大丈夫か!


小さく息を吐いたウンス
目覚める
その頬を撫でその髪を撫で
その体を優しく抱き包む


大丈夫よ ヨンァ


いつもの笑みがこぼれ
チェヨンの胸に身を預け
安堵する


ここは・・・?

ここはさっき 歩いてきた場所


そう言うと
抱いていたウンスを
手から離し
彼岸花で覆い隠されていた
石をひとつ手で掴み見せる

その石をウンスが受け取り
ひとつひとつ重ね
石で塚を綺麗に積み上げた


誰がために
誰かが祈り願う


それから
あの滝壺 また元のように
無色透明 透き通り 花々が咲く
美しい滝壺へと 戻っていた






ねぇ~ どうしてさぁ
こんな山奥で
ゼミの?
バーベキューなの?
もっと ソウル近辺でも出来るのに!

仕方ないでしょう~
ここの滝は有名なのよ
知らなかった?

どんな?

恋が叶うって!

叶う???

そうよ!
大昔 そうね ウンスの祖先?
そのまたまたまた
おばぁちゃんくらい前
可愛い女の子が滝壺に落ちて
それを助けたカッコイイ男子が
救って 恋に落ちて 結ばれた

知らない・・・

うそ 知らないの?
まぁ~いいか ウンスは!
まずは恋人見つけないと~
頑張れウンス

うん・・・頑張る

そこの広場抜けたら 先よ
ほら あそこ!

・・・・・・

彼岸花が咲いているでしょう
小さな お地蔵様がいる所
そこを 曲がって行って


じゃ・・・
私はこのお地蔵様に
お願いしようかなぁ


いつか・・・
会えますように
いつかあなたと・・・
めぐり逢えますように




風にのり
深紅色の彼岸花が揺れ
眩しいほど彩かに舞う


時を織りなす
紅い糸 
黄色糸 虹の糸
絡まぬよう続くその道を
想いが天へと通じる




   fin お終い











PS   感謝の言葉



   いつもいつも ここに
   休憩 寄り道 読んでもらいまして
   ありがとうございます
   
   いいね コメント メッセ
   本当に嬉しいです 感謝します ぺこりx2

   実は今日
   ブログにお話しをUPして 2年となります
   ちょうど2014年の今日 初めて
   つたないお話しを 自分のブログに書いたの
   
   誰にも知らせづに こそっと
   
   ここまで 楽しく書かせて頂けたのは
   読んでくださったみなさんのお蔭
   背中を押してくださった 皆さんのお蔭
   楽しみと言って頂いた
   寄り道してくださった 多くの方

   感謝します

   どうしても 今日
   この お話しをUPしたくって
   自分だけで書いてるのでなく
   誰かと誰かが 繋がって 書いている

   そんな気持ちを込めて書きました

   ちょうど 207話目 狙ってました
   \(^o^)/ うそうそ・・・
   本当は 200話狙いが 過ぎていたので

   こんな ドジな私ですが
   これからも 
   可愛いウンスと仲良しヨン
   書けたらな・・・と思っています

   よろしくです ぺこり