今日は、
【ストレスに強い人と弱い人のたった一つの違いと仏教式3つの克服法】についてお話しします。
●本日のおしながきはこうなっています。
●①ストレス克服の
ポイントは
たった一つ
●②驚くべき二匹の
ネズミの実験結果
●③仏教式
具体的な三つの
ストレス克服法現代は、ストレス社会といわれてストレスが多い時代で、大変な方、多いですね。
もう、どうしようもないやと思って対処しないでいると、
ストレスは、血圧を高くし、ひどい場合には、
脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすことがありますし、
がんを発症するリスクが11%高くなるそうなので、
早めに対処したいものです。
ちょっと思い浮かべていただきたいのですが、
ストレスに強い人もいれば、
弱い人もいますよね。
この2つのタイプの決定的な、たった一つの違いをご存じでしょうか。
ストレスに強い人と、ストレスが弱い人には、
たった一つの大きな違いがあります。。
しかもそれは、ちょっとの違いなんですね。
この、ちょっとの違いが大違いですので、
たった一つのちょっとの違いとはなんなのか
どうすればストレスに強くなるのか、
その克服法について
お話ししますので、
ぜひ、最後までお読みください。
まず、そもそもストレスって何かといいますと、
キム&デイビッド教授がによる
「ストレスの3つの定義」といわれるものがあります。
実は、この3つのうち、1つでも取り除くことができたら、
ぐっとストレスが減るのです。
そして、3つのうち1つだけが、環境に左右されず自分で解決できます。
3つのうち、どれが、その1つなのか考えながら読んでくださいね。
● 1:興奮した生理反応がある ストレスで胃が痛くなったりすることありますよね。
あれですね。
他にも、腰にきたり、血圧が上がったり、逆に下がったり
します。
●2:原因が嫌いなものである 好きなことは少々ハードでもストレスにならないですね。
例えば、水泳が好きな人は、かなり泳いでもストレスには
なりません。
それどころか、ストレス解消になります。
好きな動画なら、夜遅くまで見てても大丈夫。
逆に、嫌いなものは、短時間でもストレスですよね。
●3:自己コントロール感がない これは何かといいますと、
自分でコントロールできないと思っているということが
ストレスだということです。
例えば、上司からムリに仕事を与えられて
「やらされてる感」があるとか
コロナのために、あれもできない、これもできないとか、
他人に権限を奪われていると感じていたり
環境まかせな状態だったりと、
自分ではどうしようもないと感じている状態だと、
ストレスですよね。
さて、この3つのうち、たった1つ自分で取り除けるものがあります。
その1つさえ取り除けば、あとの2つのストレスがかなり改善される
のです。
1:興奮した生理反応がある
2:原因が嫌いなものである
3:自己コントロール感がないあなたは、1,2,3のうち、どれだと思われますか?
その「答え」について、キム&デイビッドが、同じ論文に二匹のマウスの
実験を通して教えてくれています。
どのような実験だったのでしょう。
まず、2匹のマウスを、別々のカゴに入れます。
このカゴには、ときどき「軽い電気」が流れます。
いわゆる、軽いストレスが与えられるということです。
2匹のマウスの、両方ともに電気が流れるのですが、1つだけ
条件が違いました。
それは、片方のカゴにだけレバーが付いていて、
レバーを押すと、両方のカゴの電気が止まる仕組みになっているのです。
すると、レバーのついてるほうのマウスは、電気の止め方を学習し、
電気が流れるたびに、
レバーを押すようになります。
レバーが押されますと、もう片方のネズミは、何もしなくても電気は流れなくなるのです。
さて、この実験を続けていくと、2匹のマウスに、どのような違いが生じた
でしょう?
どう思われますか?
実験の結果、
レバーがついている方のマウスは、いつまでも元気なままでした。
ところが、レバーがない方のマウスは、電気のストレスによって、
みるみる衰弱していったのです。
かわいそうですね…。
ここで大事なポイントは、
電気をうけた回数も時間も、2匹ともまったく同じだということです。
つまり、同じ量のストレスを受けていたわけです。
それなのに、「自分でコントロールできる」と思っているマウスは、ストレスの影響をほとんど受けませんでした。
一方、「自分でコントロールできない」と思っているマウスは、ストレスでどんどん衰弱していきました。
これでお分かりになりましたね。
ストレスになることが、たとえあったとしても
「自分でコントロールできる」「なんとかできる」と思えれば、ストレスは激減するのです。というわけで、
自分でストレスを克服できるのは
3:自己コントロール感がない
という考えを変えるということで、
答えは③でした。 1:興奮した生理反応がある
2:原因が嫌いなものである
3:自己コントロール感がない
では、私たちが「ストレスをコントロールできる」と思えるには、どうしたらいいのでしょうか?ここで
2600年の時の試練に耐えた、ブッダの教えに耳を傾けてみましょう。
仏教には、有名な
因果の道理が教えられています。
因果とは、原因と結果ということで、
どんな結果にも必ず原因がある、
原因なしに起きる結果は万に一つもないということです。
別の表現でいえば、蒔いたタネに応じて、花が咲き、実がみのるように
私たちの種まき、行いによって、人生の結果は変わっていくということです。
つまり、
運命は決まっていないと教えるのが因果の道理なのです。
自分は悪い星のもとに生まれたから、どうしようもないということもないし、
自分が生まれた年月日によって、すべての運命が決まっていることもないし、
運命はいくらでも変えられる
とブッダは教えます。
ですから、自分の行いによって、人生はコントロールできるのです。
そして、その行いにも3通りあると教えます。
3とおりの行いとは、
●体の行い
●口の行い
●心の行いです仏教が説かれたインドでは、行いのことをカルマといい
中国では、業(ごう)と翻訳されました。
それで、
体の行いのことを
身業といい
口の行いのことを
口業といい
心の行いのことを
意業といいます。
私たちは、体でやることも変えられますし
口から発する言葉も変えられますし
心がけも変えることができます
この三種類の行いを変えることによって、自分で人生をコントロールできます。
ですから、
三通りのストレス克服法があるということですね。
1:体でやることを変える
2:口から発する言葉を変える
3:心を変える
なかなか一気には変えられませんが、
まずは、この心と口と体の行いで運命を切り開けると
知っているだけで、人生は、大きく違ってきます。
「コントロールできない」んじゃない「コントロールできる」と知っておくだけで
結果はまったく変わってくる、ということですね。
しかし、よく、「過去と他人は変えられない」といわれます。
結局は、自由にならないのではないかと思われるかもしれません。
たしかに、過去、すでにやってしまったことを過去に戻ってやりなおすことはできません。
他人を変えることも難しい場合が多いでしょう。
しかし、
過去の事実は変えられませんが、過去の意味は変えられます。 例えば、新入社員時代、すべてがうまくいかず、もがき苦しんだ過去があったとします。
それは辛い過去ですが、あの時のあの苦労があったから、今、新入社員の気持ちがよく分かるという人もあります。
また、
苦しんだ経験を糧に、
今、成功することができた、という話も決して少なくありません。
辛い離婚をした過去があるけれど、そのお陰で素敵なパートナーに巡り会えるということもあります。
過去をどうとらえるかによって、過去の意味は大きく変わってくるのです。
過去の意味だって変えられるのですから、現在の意味も変えられます。
もう終わってしまった過去でさえ、その意味を変えられることがわかりましたよね。
なら、今、現在おきていることの意味だって、もちろん変えられるってことです。
例えば、上司からきつく注意されたとします。
それを、たんに
・むかつくと感じるか、
・自分に期待してくれていると感じるか、
・反面教師となって教えてくれていると感じるか、
・「これもいい経験だ、次に活かそう」と感じるか、
心一つで、感じ方は大きく変わります。
このように、
過去の意味、現在の意味を変えていけば必ず未来も変わってきます。
ですから、
いつまでも、今の悪い状態が続くと考えてしまわず、、
どうしようもない、とあきらめてしまわず、
自分で人生をコントロールできると知ることが大事です。
過去だけでなく、他人についても同じです。
他人を変えられなくても、他人との関係は変えられます。
例えば、
夫がちっとも私のことを分かってくれないと嘆いている人があったとします。
そんな人に、
夫は火星人で、私は金星人だから、もともと分からなくて当たり前なんだよ
とアドバイスをした人がありました。
そうすると、分かってくれるのが当たり前ではなく分からないのが当然で、少しでも分かってくれたら喜べるようになったといいます。
これは、世界的ベストセラー
「男は火星から、女は金星からやってきた」という本のタイトルにもなっている考え方です。
日本語版は、「ベスト・パートナーになるために」というタイトルになっています。
また、心理学で
リフレーミング(reframing)といわれるものがあります。
「物事を見る枠組み(フレーム:frame)を変えて、別の枠組みで見直す(re-frame)」という意味です。
マイナスに感じる言葉をリフレーミングすれば、
その言葉の持つポジティブな面に気づくことができます。
そうすることによって、他人への感じ方を変えていくのです。
すべてマイナスの面とプラスの面があるものです。
マイナスだと思う言葉の横にポジティブな言葉を書き出してみると他人への感じ方は大きく変わってきます。
このように、過去や他人の意味すら変えられるのです。
ですから、人生は自分でコントロールできるということです。
心を変えると、
言葉づかいも変わってきますし、
接し方も変わってきます。
私たちは心と口と体の種まきを変えることによって
自分でコントロールできていると感じられるようになりストレスは確実に減っていきます。
もちろん、どう頑張っても難しいものもあります。
例えば、今降っている雨をよい天気に変えることはできないでしょう
しかし、それだって、雨を楽しむ思考に変えることはできるのです。
「雨を感じられる人もいれば、ただ濡れるだけの奴らもいる」Some people feel the rain. Others just get wet.
これは、ジャマイカのレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの言葉です。
少なくとも、簡単に変えられないことばかり悩むよりも自分が変えられることにフォーカスすることが大事です。
まずはコントロールしやすいところから自分でコントロールしていくのがいいのではないでしょうか。
特に、
すぐに、できる小さなところから始めるとはずみがついて、「これはもう変えられない」と思っていたことも案外早く変わっていくものです。今日の話が、少しでもあなたのプラスになれば、大変うれしく思います。
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