心のなかで断末魔の叫び………の後、
生まれたての赤ちゃんが私のところにきました。
おぉ、赤ちゃんだ
感動の涙、という気分ではなかった
が、正直な感想。
私がいま生んだ赤ちゃんなんだけど、自分の体が
それどころではない
もうね、夏の終わりの息耐える寸前のセミの気分で
ピクピクするしかなかった
赤ちゃんは別室に連れていかれ、旦那さんもあっちに
行ってしまった。私は、残りのもの(胎盤とか)を出すのと
裂けたところを縫うためにもうしばらく我慢だそう
お腹を押される→いてぇーーーーー
チクチク縫う→いってぇーーーーーーーーーー
もう痛いことだらけですわ
チクチク
チクチク…
チクチクチクチク…
チクチクチクチクチクチクチクチクチクチク…
いったいいつまで縫うの❗
友達から聞いてた話じゃ「ちょっと縫うよー」
だったけど、これちょっとじゃないよね?
先生…まだですか…痛いです…
「あっ、もうちょっと待ってね❗」
(しばし待つ…我慢)
「はい❗中終わったからね」
(え?中って何?)
私の反応に気づいた先生が
「赤ちゃん出すときに産道も裂けちゃったから中を縫って、いまから外」
な、なかって…
結局、縫ってる時間は25分でした。
ピークの痛みに比べればなんてことないけど、
痛かったんで、わたしのあそこはいったいどうなってしまったのか…
縫ってる間は処置中の赤ちゃんがずーっと泣いていました。
元気があってなにより
赤ちゃんは一足先に新生児室に移動。
旦那さんが戻ってきて、運ばれてきた夕食を食べさせてくれた
私はそのまま3時間ほど休憩
疲れて眠りたかったけど、でも痛くて眠れない
陣痛の痛みは無くなったけど、今度は傷の痛みが辛い…
この時はまだ自分の身に何をしてどうなったのか、わかりません。
ただ、痛い。