2011年春入社を予定する新卒内定者の約4割が「定年まで勤めたい」
今日(10/17)の日経新聞5面に書いてあった記事で、今日イチ気になった記事です。
調査を実施した企業によると、定年志向の新卒内定者が昨年よりも上昇しているようです。
僕も先日、この事実を自分の耳で確認しました。
昔から仲良くしてくれている従業員500名程度のとあるIT企業の人事の方とお話してた時のこと。
「最近の新卒はどうですか?」
という質問に、その人事の方が答えてくれた回答は、
「厳選して採用できるから非常に優秀で、且つ仕事への取り組み姿勢がまじめ」
との評価。
新聞にも書いてありましたが、厳しい就職戦線に耐え抜き、虎の子の思いで手に入れた職(会社)
を大切にしたいという気持ちが今の学生はとても強いんです。
そりゃ無理もないですよね。
幼少期や思春期に自分のお父さんやお母さんなど、身近な人がリストラの憂き目に遭ったと
いう経験を持つ人も居るでしょうし、これだけ連日のように“不景気、不景気”と騒がれたら、
一生懸命がんばって定年まで勤めたいって気持ちになります。
この不景気が生んだ思考回路は、けして悪いことではないと個人的には思います。
とにかく与えられた仕事を遂行する。
仕事に対する大事な姿勢です。
ただ、強いて言うのであれば、口開けて仕事を待つのではなく自ら仕事を探すという考えを持つ
ことと、“一生働ける”などといった安定志向を掻き消すことが大切な気がします。
チャレンジ、トライする気持ち=チャレンジ精神
前を向き続ける気持ち=積極性
この2つは、どの企業もが求める人物像です。
定年まで働くためにも、自分が定年まで働ける環境を作っていくという気持ちで引き続き仕事に
取り組んでもらえたら・・・って思います。