為替のお話 | 名古屋で働く転職コンサルブログ

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名古屋で転職コンサルティング(転職相談)を始めて14年目となります。ブログを通して就活・転職・経済・経営のコト書いてます。

民主党総裁選挙は管さんの続投でひとまずは落ち着きました。


このお家騒動を連日のように報道してたのは、世界軸で考えれば日本だけ。


世界的視野でニュースを見れば、「コーラン」焼却騒動のほうがずっとインパクトがありました。


そして、この日本国政のごたごたを尻目にひときわマズイ状況に陥っているのが為替のお話。


1㌦=82円台と、またまた15年ぶりの円高水準へと推移していってしまっています。


対ドルで1円の円高になった場合、、、


・トヨタ ・・・ -300億円


・ホンダ ・・・ -170億円


・日産 ・・・ -150億円


の営業損益が発生してしまいます。


ということは、1㌦=90円で想定していた場合、トヨタでいけば、なんと2000億円以上の営業損益!

(ただ通期でみればこんな損益にはならないと思いますが)


このままの円高水準となれば、業績下方修正は必至

そして、売上回復もすべて円高によって相殺され、水の泡に・・・。


日本が本当に危機的な状況にあるということを一体何人のビジネスパーソンが、学生が、そして、

政治家が感じているのだろうか。


ちなみに、もっと危うい状況にあるのが、ユーロ。


ドル円に関しては、1995年4月に記録した変動相場制移行後の最高値=79円75銭という一つの

節目となるので、そこに近づけば為替介入の憶測が飛び交い、ふたたび円安に盛り返す可能性

がありますが、ユーロは未曾有の安値を更新中。


要は、どこまで下がれば(円高になれば)良いのかが誰も分からない状況に陥ってしまっています。


リーマンショック前は1ユーロ=155~160円で推移していました。

それが、今では1ユーロ=105~110円


わずか2年で50円も円高に振れたことになるんです。


マツダ、ソニー、シャープ・・・

ヨーロッパ向けにビジネスを展開している企業はご存知の通り、数多くあります。


このままユーロ安が止まらず、1ユーロ=100円のような事態となれば、日本経済は壊滅危機。

(その割にはロレックスとか全然安くなってないように感じますが・・・)


ウォーレン・バフェットやバーナンキでない限り、いち個人がこの為替問題をどうのこうの出来る

問題なんかではありません。

僕なんかが出来ることは、悔しいですがこの危機的状況を少しでも多くの人に伝えることくらいです。


だからこそ。

誰が総裁になろうと、とにもかくにも、是が非でも。

可及的速やかに円高に歯止めを掛けられるかどうかに日本の将来がかかっているように思います。


頼むよお偉いさん・・・。



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