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米国も厳しい就職戦線

米国も厳しい就職戦線 大学生大半は就職せずに卒業
THE OUTLOOK
2012年 5月 7日 12:49 JST


 米国の大卒者の今年の雇用環境は厳しそうだ。学内での企業の求人活動で採用される者が増加するものの、大半が就職先を見つけられないまま卒業すると見込まれている。




 米大学・雇用者協会が企業を対象に行った調査によると、企業は今年の新卒の学内での採用活動による求人数を、前年度比で10.2%増やすことを計画している。しかし、学内での求人活動での採用は自分で就職先を見つける大卒者に比べわずか。ラトガーズ大学のジョン・J・ヘルドリック労働力開発センターが3日発表した調査結果によれば、2009~11年度に大学を卒業した者のうち卒業後1年以内に正規雇用先を見つけた者は49%にとどまり、06~08年度の大卒者の場合の73%から大幅に低下した。

 全体としては、4月の20~24歳の大卒労働者の失業率は6.4%で、全体の8.1%を下回っている。専門家らは、大卒者の就職状況が厳しくなっている要因について、以下の4点を挙げている。

1.雇用市場は依然としてブームからほど遠い

 非農業部門就業者数は、3月が15万4000人、4月が11万5000人の増加で、その前の3カ月間の平均の約25万人に比べ失望すべきものとなり、景気回復は依然弱々しいことを示した。

 明るい面としては、退職者数が増加していることがある。新卒者にとっては就職口が増えることを意味する。労働省の最新の統計では、2月の退職通告者数は200万人で、歴史的にみれば低水準だが、近年では08年11月以来の高水準となった。

2. 2012年度の卒業生にとって、「リセッション(景気後退)の二日酔い」現象で、環境は厳しい

 08~09年の不況下の既卒者で、就職先を見つけられないままだったり失職したりした者が新卒者と並んで就職活動をしている。これら既卒者は、経験を有していそうで、新卒者より有利かもしれない。

3、債務負担を抱えている

 高学歴化の普及に取り組んでいるカレッジ・アクセス&サクセス協会によれば、10年度大卒者の3分の2が学資ローンを抱えている。平均債務は2万5250ドルで、前年度比5%増加した。授業料は安くなっておらず、今年度大卒者の学資ローン債務はさらに増加すると予想されている。

4、新卒者が就職先を見つけでも、初年度の給与は10年前に比べるとインフレ調整後では低くなるケースが多い

 左派系シンクタンクのエコノミック・ポリシー・インスティチュートによると、11年の23~29歳の大卒者男性の初任給は平均時給で21.68ドルで、2000年から7.6%低下した。女性は6%低下の18.80ドルだった。ー 』(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 - 2012年5月8日)





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