人は見掛けによらない | 福岡の心と言葉を科学する メンタル強化指導塾

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福岡市にあります心理カウンセリング教室になります。心の持ち方、言葉の力には様々なテクニックがあります。それらを駆使することが出来れば、人間関係や心の葛藤を解消することが出来ます。そんなことを紹介するブログです。

タイトル通り、人は見掛けによりません。

 

良い人かと思えば悪い人だったり

悪い人かと思えば良い人だったり

 

本当に様々です。

 

では、見掛けを気にしなくてよいのでしょうか?

 

答えはNOです。

 

 

■第一印象は100%見掛けで判断される

こう言うと身も蓋もありませんが事実ですのでしょうがありません。

 

「人は見掛けによらない」という言葉の生い立ちを分析すれば、過去に見掛けで判断して失敗した人が多いため作られた言葉だと考えられます。

 

そのようなことを戒めるために「人は見掛けによらない」という言葉が出来たのではないかと思います。

 

つまり、人の性質は「人を見掛けで判断するもの」なのです。

 

 

■見掛けで判断される理由

これは見掛けで判断する人が決して悪いわけではありません。

 

人間の第一印象が決まる最短時間をご存じでしょうか?

 

 

3~5秒です。

 

 

たった3~5秒で、相手の大まかな印象を決めてしまいます。

 

それもそのはず。

喋ってもいない初対面の相手の性格、生い立ちなどのバックボーンなど超能力者でもない限り知りようがありません。

 

全くの情報が無い状態で真っ先に入ってくる情報が「見掛け」になります。

 

 

■見掛け=美男美女では無い

このような話をすると

 

「美男美女は得だよね」

 

と言う話になってしまいます。

 

ですが、見掛けは外見の良し悪しだけを指した言葉ではありません。

 

 

よく勘違いされるのが「見た目」と「見掛け」が同義語だと思われていることです。

 

同じだと思っていませんでしたか?

実は微妙に違う意味合いの言葉になります。

 

見た目

外部から見た姿。

外観。

外見。

 

見掛け

外から見た様子。

うわべ。

 

 

「一緒じゃないか!」と思われた方、落ち着いてください。

 

この二つの言葉のニュアンスを読み解くと

 

見た目 → 目に見える視覚情報のみを指した言葉

 

見掛け → 視覚情報+雰囲気を総合した言葉

 

 

確かに美男美女は見掛けに置いて有利です。

ですがいくら見た目がよくても姿勢は猫背、口は半開き、目はキョロキョロしていたらどうでしょう?

 

「見た目は良いのに残念だなぁ」と思いますよね。

 

これが所謂「見掛け倒し」という言葉になります。

 

「人は見掛けによらない」の「見掛け」が「見た目」ではないのは、ちゃんと意味があるのです。

 

 

■見た目ではなく見掛けを意識する

見た目に関しては、生まれながらの要素が強くなります。

ですが、見掛けに関しては自分でコントロール出来るテクニックがあります。

 

参照:良い印象を持たれるには「かん」を制する

 

見た目は悪いのに百戦錬磨の結婚詐欺師の方が良い例です。

「人を見掛けで判断する」人間の性質を利用して「見た目」以外のテクニックを磨きあげることにより見た目は悪いのに多くの方が騙されてしまいます。

 

 

■「見た目が悪い」と卑下する心が見掛けを落とす

心と人の持つ雰囲気は直結します。

悩みごとがある時は表情も暗くなりますよね。

反対に楽しいことがあると自然と表情も明るくなります。

 

その特性が「自分は見た目が悪いから」という暗い心が雰囲気を悪くしていきます。

見掛けが悪いと第一印象は当然悪くなります。

 

「見た目」と「見掛け」の違いを知らないと

 

「やっぱり人は見た目が全て」と思い諦めてしまいます。

 

諦めた心が、さらに雰囲気を悪くして見掛けを落とすという悪循環に陥ります。

 

第一印象を良くするだけでコミュニケーションは格段に楽になります。

 

コミュニケーションに悩まれている方は「見た目」ではなく「見掛け」を意識してみましょう。

 

 

 

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