海外のゲーム、SNSから見える連想力を楽しむ日本の文化 | ビジョナリー経営者ブログ ~未来の伝統を創る~

海外のゲーム、SNSから見える連想力を楽しむ日本の文化

昨今、ゲーム業界もずいぶんと海外勢に押されています。

レベルファイブさんやスクエア・エニックスさんのような職人的な
日本のゲーム作りが、押されている背景にあるのは、日本と海外の
「リアリティ」の捉え方の違いにあるように思えます。

例えば、日本では、ファイナルファンタジーもドラゴンクエストもどちらも人気なのですが、
海外では、ドラゴンクエストよりファイナルファンタジーのほうが圧倒的に売れて
いるそうです。
どうやら、ドラゴンクエストの鳥山明によるアニメ的な要素よりも、ファイナルファンタジー
のような現実に近いモノのほうがうけるようです。

日本では、
  世界にのめり込むことの面白さ
  つまり、世界観の整合性というリアリティが評価されていることに対して
海外では
  現実世界を疑似体験する面白さ
  つまり、現実世界の忠実さというリアリティが評価されている
という点のように思えます。

これは、ブログを世界で分析しても面白いのですが、
世界的に見て日本人は、ブログは書くのですが、圧倒的に写真をアップしない。
つまり、日本人の情報発信は、文字だらけということです。

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日本は、和歌に代表されるように、文字あそびの文化が根底にあり
分かりやすさをあえて排除し、曖昧さから連想するあそびの文化
があるように思えます。

例えば、和歌のあるテーマが連想されてうまれるような「連歌」などは
その代表例のように思います。

現在、昔と違って
 ・賞味期限などの表記に頼って、自分の感覚と創造力を失い、
 ・偏差値による画一的教育や、○☓のクイズ番組の跋扈に見られるような
  分かりやすい二元論に陥っている
など、「連想力」を失わせるような社会的仕組は多数あります。

そんな中でも、ゲーム業界でも、ネットの業界でも、未だに日本らしさを感じることが
できることは、非常に興味深いです。

今こそ、日本の根底に流れる「連想力」を活かして、
日本の、世界の未来を創造していければと思っています。