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鈴木明子「真央が選んだ道を見守りたい」
特別な絆で結ばれた仲間たちへの思い


スポーツナビ2015年2月27日 12:13

 ソチ五輪が行われた昨シーズンは、これまで日本のフィギュアスケート界を支えてきた選手にとって1つの区切りとなった。2013年12月の全日本選手権終了後に織田信成、安藤美姫が引退。浅田真央(中京大)は今季を休養に充て、来季以降の去就は未定のままだ。高橋大輔も昨年10月に競技生活に別れを告げた。

 フィギュアスケートの選手たちは、男女問わず非常に仲が良い。五輪や世界選手権などの出場権が懸かっていてもライバルを応援し、演技について共に喜び、悔しがる。そこには幼いころから切磋琢磨し、お互いを高めてきたからこそ生まれた特別な絆が存在するのだろう。「『一緒にこの時代にスケートができて良かったな。こんなに良い仲間たちとスケートができてなんて幸せなんだろう』といつも思います」。14年3月の世界選手権を最後に現役を退いた鈴木明子もそう言って仲間への感謝を隠そうとしない。自身も新たな道を進んでいる鈴木に、戦友たち、そして長年指導を受けた長久保裕コーチへの思いなどを語ってもらった。


鈴木明子がスケーター仲間や恩師の長久保コーチへの思いなどを語った【写真は共同】

「織田くんの対応力はハンパない」

――共に戦ってきた高橋さん、織田さんが引退し、浅田選手は現在休養中と皆さんそれぞれ新しい道に進んでいますね。彼らにはどのような思いを持っていますか?

「一緒にこの時代にスケートができて良かったな。こんなに良い仲間たちとスケートができてなんて幸せなんだろう」といつも思います。これからもずっと、みんながおじいちゃんやおばあちゃんになっても「昔のね、あのときの試合がさ」という話ができたらいいなというような仲間ですね。

――テレビに一緒に出たりして気恥ずかしかったりしませんか?

 それはもうないですね。あらためて「お手紙を書いて読んでください」などは恥ずかしいんですけど、せっかくこうやって自分たちが頑張って、スケートが注目を集める時代になったので、それをお仕事にできるなんてそんな素晴らしいことはないなと私は思っています。みんながみんなスケートが好きで、後輩たちがまた活躍できるようにと、そういう思いを持っていますしね。

――今まで彼らと共演したテレビ番組で印象に残っているものはありますか?

 一緒に出ているのは織田くんくらいなので(笑)。あとは本田(武史)先生や宮本(賢二)先生ですし。ただ何に出てても、織田くんはすごいなと思いますね。「この人の対応力はハンパないな」と思いながらやっています(笑)。そういえば真央と(村上)佳菜子(中京大)と一緒にテレビの企画でご飯を食べたときは、あんまり普段話さないことを番組から振られました。今後どうしていくかというような話はなかなかしないので、すごい面白かったですね。

――普段は3人で何の話をしているのですか?

 だいたい食べ物の話をしています(笑)。「ここがおいしかったから今度行こう」とか。佳菜子が現役なのでシーズン中は行けないですけど、終わったらお疲れさま会をしようねと話しています。ずっとみんなで連絡は取り合っています。LINEのグループがあるので。

――村上選手が試合に出るときも試合の朝などに連絡をしていますよね。

 そうですね。空気は読んで、今は言わない方がいいかなというときは状況を見ていますけどね。

佳菜子にとって今が変わるとき

――その村上選手は女子フィギュア界のけん引役を期待されて、精神的に大変そうですが?

 全日本選手権(村上は5位)のときからちょっと私も不安だったんですけど、今はもう前向きにやっています。ただ、ちょっと無理をしているんじゃないかなと思うときもあるんですよね。

――自分が引っ張っていかなければいけないと?

 そうなんです。オフに会ったとき「自分が」ってすごく奮い立たせている感じがして、「無理しないといいけどな、背負わないでやってくれたらいいな」と思っていました。あれだけ下の世代から突き上げが来たらつらいですよ。誰しもそういう状況になったらつらいと思うので、ちょっとでも和らいでもらえたらと思っています。

――今までは鈴木さんや浅田選手らお姉さんのような存在がいましたからね。

 佳菜子自身も末っ子気質というか、誰かに付いて行くという感じが大きかったんですね。でも前々から私はずっと佳菜子に「人間って絶対にいつかは上の立場になっていく。それはスケートだけじゃなくてどの社会にいてもそうなっていくから、佳菜子がずっと一番下ということはないんだよ。だからそれを自覚しなくちゃいけないし、変わるときが来るんだからね」と言っていました。今はそういう時なので、彼女にとってはつらい時期だと思いますけど、この経験が必ず彼女を大きくすると思っています。そしてそれがスケートにも生きてくるので、見守っていきたいですね。

――浅田選手の進退についても話したりするのですか?

 本当に悩んでいるのだろうなというのは分かります。でも私は「じっくり考えていいんじゃない」と思っています。焦ることもないし、今まであれだけ頑張ってきたので、今後のことは、本当に彼女自身がやりたい気持ちなのか、それとももうこれでいいと思うのか、じっくり考えてほしいなと。彼女は自分自身以外の部分でもきっといろいろとあるからこそ大変なんだと思います。私みたいに「はい、辞めます!」とはならない。周りからたぶんどんどん言われる。でもゆっくり決めればいいし、真央が決めたことに対して私はどういう結論を出しても応援します。これからもみんな仲が良いし、何があっても関係は一緒だからねとは言っていて、私は真央の選んだ道をただただ応援するというか、見守りたいという気持ちです。


後輩の浅田(右端)や村上(左端)のことは静かに見守っていきたいという【坂本清】

私も先生も折れないから大変だった

――長久保コーチとは引退後もよく会っていらっしゃるんですか?

 そうですね。今朝も会いました。普段レッスンするときも必ずいるので。

――現役時代はけんかもよくしていたそうですが、さすがに今はないですか?

 もうしていないですね(笑)。現役時代はけんかというか言い合いは多かったと思いますけど。

――そういうときはどちらが先に折れるのですか?

 どっちもあまり折れないから大変でした(笑)。まあ生徒ですし、私が最終的には「すみません」みたいな。でも謝るだけじゃなくて、自分はこのときこういうふうに思っていたんだということを言わないと、先生も勘違いしたままになっちゃうので。人間の言い争いってほぼほぼ勘違いが原因じゃないですか。だから「私は先生のこういうところが嫌だったから、私も次からは直すけど、先生もこういうときにここを直してほしい」って直してほしいところを言います。そうじゃないと同じことの繰り返しになってしまいますしね。私はこういったところが嫌だったんですとか、先生のその言い方が嫌だったんですとか。だからこういったときにもうちょっと一呼吸置いて、分かってほしいかななどと言っていました。

――何でも言い合える良い師弟関係ですね。

 私も良い関係だなと思っています(笑)。


恩師の長久保コーチ(右端)とは今でも良き師弟関係を築いている【写真は共同】

焦らずに自分のペースで歩いていけたら

――現在はプロとしてアイスショーなどで活躍されていますが、プロとして滑るのは楽しいですか?

 楽しいと思っていたんです。ただ実際は、楽しいというより厳しい世界だなと思います。

――どういった点ですか?

 お金を払って見に来てもらっているので、失敗すると「プロとしてダメだな」と思うことがあって……。プロは表現の中にジャンプが溶け込んでいるイメージなんです。「ジャンプを跳びます」じゃなくて、演技1つの中にジャンプがあるというだけで。競技だとジャンプがあって、スピンがあり、それで表現をするという感じじゃないですか。でもプロは表現があって、その中にジャンプがあるという感じなので、そこがすごく難しい部分かなと思いながらやっています。

「プロフィギュアスケーターはこれ」というふうにならなければいけないわけではないと私は思っていて、これからやっていくうちにどういう方向性になるか決まってくると思うんです。でも焦らずに「こうじゃないといけないんだ」ではなく、可能性をどんどん広げていって、根本にあるのは本当にフィギュアスケートを好きな人が増えてほしいという思いと、後輩たちがどんどん活躍する場で注目してもらえたらいいなというその気持ちでお仕事できればと思っています。最初は焦る気持ちがありました。「こんなのじゃプロとしてだめだ」というのもあり、すごく自己嫌悪に陥ったり、本番が怖くなったりということがあったんです。でもそうじゃなくて自分自身のペースをつかめるようにしようと思い、今はゆったり構えるようにして、「人生はまだ長い」と思ってやるようにしています。

――今後、挑戦したいことはありますか?

 今は自分が手いっぱいなのであまり考えていません。ただ子どもたちに音を動きで表現する部分のお教室ではないですが、セミナーみたいなものを開けたらいいなと。練習というよりは、みんなでこういう表現をしようというものを、ステップを入れたりしながら、同じステップを「楽しそうに」とか「悲しそうに」などと個々にやってみたり。この音をどう表現するかとか、ここで動物を表現しようといったことをクラスでやっても楽しいのではという、ザックリしたイメージがあります。

――競技生活の経験を今後の人生にどうつなげていきたいと思っていますか?

 フィギュアスケートを通して1つのことを諦めないでコツコツと続けていったのが、今の鈴木明子というスケーターだと思うので、これからものんびりだと思うし、焦らずに自分のペースで好奇心を持って、歩いていけたらいいなと思っています。人生は生き急ぐことはないと思っていて、でも挑戦しないとチャンスも何もつかめないと思っているし、だから自分の足で勇気を持って一歩踏み出そうというのはすごく意識しています。

(取材・文:大橋護良/スポーツナビ)


今後も「焦らずに自分のペース」で歩いていく【スポーツナビ】








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五輪への「ターゲット競技」で女子フィギュアスケートがCランクに格下げ

2015年2月26日 7時0分

日本女子フィギュアは「C」?「格下げ」の謎

2015年2月26日 7時0分 dot.(ドット)

 五輪でのメダル獲得に向けた「ターゲット競技」の選定で、文科省は、女子フィギュアスケートを「A」から「C」に格下げした。いま、なぜ――。

 四大陸選手権は、世界のトップグループへの「登竜門」といわれる大会だ。今年は2月12~15日に韓国・ソウルで行われた。日本は女子で、宮原知子(さとこ)(16)が銀、本郷理華(18)が銅と二つのメダルを獲得。2018年平昌(ピョンチャン)五輪への期待が高まった。

 しかし、まさに大会期間中の2月13日、文部科学省が下したある「判断」に、フィギュア界が揺れた。五輪でのメダル獲得に向けた「マルチサポート事業」のターゲット競技で、女子フィギュアを最高のAランクから格下げしたのだ。

 羽生結弦(ゆづる)が現役を続行している男子は「金メダルを含む複数のメダル獲得が期待される」Aランクのままなのに、女子は「メダルの期待される」Bランクどころか、かろうじて「メダルの可能性がある」Cランク。浅田真央の休養が続くなか、“現役女子にはもう期待しない”とも取れる決定だった。

 マルチサポート事業は、トレーニングや栄養面、心理的・医学的ケアから情報戦略まであらゆる面で、選手に対する「専門的かつ高度な支援を戦略的・包括的に実施する事業」だ。しかし、Cランクの競技の場合、選手への個別支援はなし。五輪期間中に一部のサポートを受けられるのみになってしまう。

 フィギュア関係者が描く、平昌五輪での日本女子のメダルへの展望は、マルチサポート事業の選定を行ったスポーツ研究者らのそれに比べると明るい。

 現在の全日本女王・宮原は、四大陸でもショート首位、総合2位という堂々たる成績を残し、こう自信を見せる。

「完璧にやれば優勝できたと思うので悔しい。ジャンプの質は一年一年良くなってきている」

 銅メダルを獲得した本郷も、ジャンプ力に定評があるだけでなく、日本女子では珍しく長身で演技が映える。16歳の永井優香も、四大陸では出場選手中最年少で6位。

「ジャンプの種類はシニアの選手でもほぼ同じだった。質はもっと高めたい」と言ってのけ、伸びしろを感じさせた。実際、世界の女子のトップグループの武器は、永井も跳べる「3回転+3回転」の連続ジャンプ。3年後のメダルの可能性は誰にでもある。

 平昌五輪開催時には出場可能年齢に達している小中学生にも、きら星のごとく有望選手が控えていて、Aランクの男子と状況は何も変わらないのだ。


メダルを手に笑顔を見せる2位の宮原知子(左)と3位の本郷理華=ソウル(共同)


文科省の判断が、時期尚早すぎると思います。

4大陸選手権では金はなかったものの、銀と銅でした。

浅田選手も取れなかった金メダル(五輪)なので、他の選手は絶対にとれないという判断なのでしょうか……。

浅田選手が五輪で金メダルをとれなかった理由を、もっと考えてほしいと思います。(`(エ)´)ノ_彡







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鈴木明子が描く振付師としての理想像
「本人が知らない自分を引き出したい」


スポーツナビ2015年2月26日 11:13

 鈴木明子は現役時代、表現力に定評のあるスケーターだった。本人は「意識したことがなかった」と笑うが、音楽と融合した情感あふれる演技は、見る者を魅了した。そんな彼女が引退後に目指すのは「振付師」。表現力を売りにしていた彼女からすれば、その選択は必然の流れだったとも言える。

 今季、初参戦となるグランプリシリーズのロシア杯で優勝し、ファイナルまで駒を進めた18歳の本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)は、鈴木に表現面の指導を受けたことで著しい成長を遂げた。鈴木自身も「選手の良さを失わないようにしつつ、本人が知らない自分というものを引き出し、そこでさらにスケーターとして1つ大きくなれるようなアプローチができたらいい」と振付師としての理想像を語っており、その成果が早速表れ始めている。今回のインタビューのテーマである「振り付け」について、彼女のこだわりを聞いた。

昨季に現役を退き、現在は振付師を目指す鈴木明子に「振り付け」をテーマに話を聞いた【写真:中西祐介/アフロスポーツ】

パスカーレのアイデアに脱帽

――「引退後は振付師になりたい」と以前おっしゃっていました。そう思ったきっかけは何だったのでしょうか?

 小学生の高学年くらいから漠然とそう思っていたんですよね。なぜかは分からないんですけど、コーチにはなりたくなかったんです。当時は今ほど振付師は注目されていませんでしたが、海外では振り付けだけを専門にしている人がいると聞いて、憧れをすごく抱いていました。

 ただ、本当に振付師になれたらいいなと思い始めたのは、海外の方に振り付けをしてもらうようになってからです。最初はシェイリーン・ボーンさんで、そしてその後のパスカーレ(・カメレンゴ)との出会いは非常に大きかったです。振り付けの先生たちはすごいアイデアを持っていて、しかも、それ以上に人間性が素晴らしかったので、スケートを通じて「この先生に出会えて良かったな」と思うことばかりでしたね。私にとってはスケートをやっていく上で重要なキーになってくる方たちだったので、自分もそういう人になりたいと思ったのは自分でも感じました。

――自分のものでも他人のものでも構わないのですが、好きなプログラムはありますか?

 難しいですね(笑)。すごい前でもいいですか? ミシェル・クワンさんが15歳のときに演じた『サロメ』(1995-96シーズンのフリースケーティング=FS)が私の中では強烈なインパクトとして残っています。振り付けと言うか彼女の雰囲気なのかもしれないですけど、あれを繰り返し見たのはよく覚えていますね。

――ご自身のものだと何がお気に入りですか?

 私のものだとシルク・ド・ソレイユの『0』(2012-13シーズンのFS)ですね。あれはパスカーレのアイデアに脱帽でした。鳥の鳴き声を入れて世界観を作ったりしたんです。そもそも作り始めたときは鳥の声なんてなくて、シルク・ド・ソレイユだからちょっとサーカスっぽい感じやパントマイムなんかをやっていたんですけど、突然次の日になったら「明子、コンセプトを変える。浮かんだんだよ」と。「明子は鳥なんだ!」と言うから「は、はぁ……」みたいな(笑)。「じゃあ、昨日作ったのは全部なし。冒頭も全部なし。鳥のさえずりから始めよう。そこでグッと世界観を引き付けて羽ばたいていくイメージにしよう」と。別に鳥は出てこないんですよ。でも想像のものでやってしまうという感じでした。

――振付師によって教え方、進め方など違うと思いますが、どのような特徴があるのでしょうか?

 シェイリーンは冒頭にこだわりますね。冒頭なので引き付ける部分じゃないですか。『ウエストサイドストーリー』(09-10シーズンのFS)の最初の部分はあれだけで非常に時間がかかりました。初日の振り付けが始まったときは、あそこだけで1日終わりました。それくらいシェイリーンは綿密に練る。でもそこから先はジャンプを入れたりで割とスムーズなんですけど、冒頭はすごい長くて(笑)。

 逆にパスカーレの場合は、まず初日に全部のアウトラインを作ってしまうんです。最初から最後までこんな感じでとザックリやってからまた頭から細かくやっていきます。初めはこれについていけなくて「えっ、4分全部覚えられない」みたいな感じでした(笑)。


12-13シーズンのFSで滑ったシルク・ド・ソレイユの『オー』は自身でもお気に入りのプログラム【坂本清】

理華は素晴らしい才能を持っている

――現役を引退した後は後輩の指導などもしていらっしゃいますね。

 表現の部分だけです。技術はもう長久保(裕)先生にお任せしていて、今シーズンすごく頑張っている(本郷)理華の指導は先生からお願いされました。「表現のところでお前ができることをやってほしい」と言われてやり始めたんです。彼女も「もっとうまくなりたい」という意識が強かったし、私にとっても振付師になるための勉強になっているので、相乗効果ですごく良くなったんじゃないかと思っています。

――本郷選手は演技後に、鈴木さんに教わったことがすごく生きているとよく言っています。

 よくできた後輩ですよね(笑)。もしかしたら私の言ったことが彼女自身に響いた部分があるのかなと思います。

――長久保コーチは、本郷選手は「隙あらばサボろうとする」と言っていましたが。

 本当にそうですよ(笑)。

――でも鈴木さんが言ったことはやっぱり響くのですね。

 本人が聞こうとする姿勢を見せているし、「もっとこうしたいんだ」というところがあるからこそだと思います。打ったら響くのでやりがいもあるし、やっぱり素晴らしい才能を持っているので、できればそれを伸ばしてあげたい。彼女の良さを失わずに引き出したいというのがすごくあります。

 彼女の演技は何を見てもダイナミックじゃないですか。ジャンプもそうだし、そういったところを生かしながら、もうちょっと繊細に表現できる部分があればいいなと思っているんです。私は細かいから、口うるさいと思うんですけど、「ごめんね、細かいことで。分かるよ、こんなの言われたら疲れるよね」と言いながら、「でもこうやったらより良くなるよ。今こうなっているけど、これだとちょっと小さくない? もうちょっとこうやって見せたら大きいよ」とか、「もっと後半のそこが引き立つよ」とかそういところを実際にやり、それを見てもらって本人が感じたりするように、あえてやるようにしています。

――長久保コーチだとそれを教えるのは難しいのでしょうか?

 先生だと、たぶん言っているだけなんだと思います。「背中が丸い。もっときれいに伸ばせ」という感じで。そこをどうしたらいいかは本人任せな部分があったと思うんですね。もちろん先生は見るところがいっぱいあって、ジャンプの指導もやらなきゃいけない。だからこそ先生にはジャンプなど技術的なところに特化してもらっています。

 先生からも「そこをもうちょっとどうにかしてほしいんだよね」というところを言われて「じゃあ、こうはどうですか?」と私が言うと「あ、それいいね」となったりするんです。技術は先生にお任せして、そこにエッセンス的にスパイスを加えられればいいと思っています。


現在は長久保裕コーチ(左)とともに、後輩である本郷理華の指導も担う【写真は共同】

自分が表現力を求めるようになった

――エキシビションなどではご自身で振り付けをしています。そこで感じた楽しさや難しさは?

 難しさの方が大きいです。自分の中でイメージしている部分はすごく大きいんです。音楽を聴いたりすると、「これはこんな感じだろうな」となるんですけど、実際に振り付けにするとかなり難しくて、「本当にできるのかな?」と不安になってしまいます。たぶんコツがあるんだと思います。ただ、まだ理想ばかりなので、頭の中で「こんな感じ」というのがなかなか体現できていません。もうちょっとそういったことをつかもうとする中で、今はプログラムの見方も変わってきています。単純に「このプログラムいいな」じゃなくて、どう作ってあるのかなどをすごく意識して見るようになりました。

――イマジネーションはどこから得ているのでしょうか?

 本を読むのが好きっていうのと、昔からなんですけど本や映画を見ると入り込めるんですね。音楽を聴いたらそこに必ず背景やストーリーがあるように自分で考えます。だから感情が入りすぎて泣けたり、疲れちゃうことが多いんですけど(笑)。あとは舞台もすごく好きです。今まではミュージカルが好きで、歌と踊りがあった方が見やすいと思っていたんですけど、それ以外に演劇も見始めるようになって、せりふを言うときの間や見せ方であったりがとても勉強になっています。お仕事上、俳優さんや女優さんにお会いすることもあるので、そういった方とお話しするのも刺激になっています。

――プロになって表現力を求められるようになりましたか?

 自分が求めるようになりました。今まではほぼ感覚だったんです。表現力をつけようと思ったわけではなかった。ザックリと自分のイメージしているものがあるから、ただそれをやっていただけなので、理華に教えるときやテレビで話すときはそれを言葉にしていくというのがすごく難しいんですけど、発見はいっぱいあります。「私ってそう思っていたんだな」と。

――昔から表現力に定評がありますが、始めた当初から意識をしていたわけではなかったんですね。

 そうですね。でも「すごくいい」って言われたし、だからこそ「もっとやろう」というのはありました。私がノービス(ジュニアの下の年齢のクラス)のときの映像を見ると、プログラムの最初のポーズを取っているときから、その取り方がもう鈴木明子なんですよ(笑)。誰が見ても笑うんですよね。「今と変わらないじゃん」って(笑)。ただ習っていないんです。だから誰かがそうしていたというよりは、自分でこういうふうにしたいという気持ちが強かったんでしょうね。

――感受性の強い子どもだったのでしょうか?

 感受性は強かったし、カタリナ・ビットさんのような表現するスケーターが好きでした。ジャンプよりも表現する選手に自分が胸を打たれていたというのはあったと思います。


プロになり、より表現力を求めるようになったと語る鈴木【スポーツナビ】

スケーターとして大きくなれるように

――「振付師になりたい」ということに対して、長久保コーチや周りの方の反応はどうでしたか?

「絶対にできるよね」というようなことは皆さん言ってくださるんですけど やろうとすればするほど難しいことに気づいているので、本当に自分が向いているのかどうかは分からないですね。ただ、やってみてダメだったらまた違った形で表現を伝えていけるようにすればいいし、合わないことをずっとやるわけにもいかないと思っているので、自分が持っているものを生かせられればいいなって。だからもしかしたらいきなり夢が変わっているかもしれないです。

――この選手に、この曲で振り付けをしたいというイメージはありますか?

 私が選べる立場でもないので(笑)。むしろ私がいろいろな方に今も振り付けてもらいたいくらいなんです。そこで学ぶものも大きいかなと思っているので。でも邦和(スポーツランド)のチームの子たちは何らかの形でやれたらいいかなというのはありますし、男子も振り付けたいですね。まだ色が全然ついてない山本草太(邦和スポーツランド)とか。今はまだちょっと難しいかもしれないけど、ジャズの曲やおしゃれなプログラムをできるくらいになったらいいかなと思います。

――どんな振付師になりたいですか?

 今、理華にやっているのと同じことなんですけど、選手の良さを失わないようにしつつ、本人が知らない自分というものを引き出し、そこでさらにスケーターとして1つ大きくなれるようなアプローチができたらいいなと。私がそうしてもらっていたので、どういった形でかは分からないですけど、そういう振付師になれたらいいなと思います。

(取材・文:大橋護良/スポーツナビ)


今後は所属していた邦和スポーツランドの後輩や男子の振り付けにも挑戦したいという【坂本清】


踊りのセンス抜群のあっこさんならば、目指す振り付け師になれると思います。

日本人選手のみならず、世界のスケート選手にも、沢山振り付けが出来るよう、国際的に活躍してくれる事を切望いたします。

また本郷理華さんを、長久保コーチと共に、今後も支えてほしいですね。






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高橋大輔さんフレーム切手セット発売へ 情熱的ステップよみがえる

 昨年10月に現役引退を発表したフィギュアスケートの高橋大輔さん(28)のフレーム切手セットが全国の郵便局で販売されることが25日、分かった。

 切手に使用する写真は全て高橋さん自身が監修。情熱的なステップや華麗なジャンプが切手としてよみがえる。

 セット内容はフレーム切手10枚、ポストカード30枚、メッセージ付き箔押しホルダー、3D写真シート収納で、価格は5300円。26日から予約受付を開始し、4月30日から順次発送する予定。

 高橋さんは「一つ一つ思い出がありセレクトは大変でしたが、競技生活を振り返るにあたり、とても素晴らしい記念グッズになりました。中でもスワンレイクの縦長のデザインは迫力があるので気に入っています」と出来栄えに満足げだった。

[ 2015年2月25日 15:29 ]スポニチ


高橋大輔さんのフレーム切手セット


高橋大輔さん  Photo By スポニチ


素敵な大ちゃんのお写真が一杯ですね~。恋の矢





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真央が気仙沼訪問 被災地に元気届ける

フィギュアスケートの世界女王で今季は休養中の浅田真央(24=中京大)が22日、宮城県気仙沼市を訪問した。

 同世代の若者と一緒に社会貢献で日本を応援する「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」の一環で、プロジェクトリーダーとして大賞を受賞した「気仙沼ゲストハウス“架け橋”」の活動に参加し、副賞の100万円の活動支援金を贈呈した。

 空き家を改修して学生向きのゲストハウスにし、長期ボランティア用の宿泊拠点を作るプロジェクトで、浅田は東日本大震災による被災地の状況、体験談などを聞き、気仙沼市内の状況も確認。「私と同世代のみなさんが、こうして自ら被災地にきて、いろいろな方々の手助けをしていることを目の当たりにして、私自身も頑張らないといけないなと思いましたし、YOUNG JAPAN ACTIONとして、私たち若い世代が、日本を元気にしていけるような活動が広がっていってほしいなと思います」とコメントを寄せた。

 [2015年2月22日21時19分]日刊スポーツ


気仙沼市を訪問し植樹をする浅田


久しぶりの真央ちゃん情報です。ラブラブ





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