ジゼル公演終了致しました! ありがとうございました! 今回は、トリプルキャストでそれぞれのキャストで違いのある舞台となったと思います。 僕は今回この作品を踊るにあたり、アルブレヒトがジゼルを一途に想い続けるという事だけではなく、その時その瞬間の気持ちは本物ではあるけれど、いざ身分が明かされた時、恐らくその時代には抗えない貴族の身分があり、守らなければならない秩序や人間関係があった。しかしジゼルの狂乱から死にかけて自分のしてしまった事の大きさと、過ちに気付いていく。そして二幕にウィリーとなったジゼルに守られ本当の愛を知る。しかし気付いた時にはもう二度と会う事は叶わず、様々な感情を抱きながら幕を閉じるという、人の業というものがあり、それを救う心もあり、それが人間味として醜さと美しさが表裏一体となれるような表現を目指しました。 身近な人の死と別れを経験し、失ってから気がつくものや、別れたくないが誰にも止められずやってきてしまう別れまでの時間、後悔など、ダンサーの人生経験が表現に反映されているならば、そのように掘り下げられたのもその気持ちの引き出しがあったからなのかもしれません。 とはいえ、お客様が舞台で感じたことが全て答えなのですが、ダンサーにも様々な気付きと課題をこれほど与えてくれるジゼルという作品はとても僕にとって大切な作品です。 またいつか踊る時にはまた変わった解釈をしているかもしれませんし、テクニック的にも苦い思いをしたので、また挑戦したいと思う舞台でした。 次は青島広志のバレエ音楽ってステキ!!です!!! ジェンツも踊りますのでお楽しみに!! #kballet #ジゼル

宮尾俊太郎 SHUNTARO MIYAOさん(@shuntaro_miyao)がシェアした投稿 -