(※武尊山(沖武尊)頂上から剣ヶ峰を望む)
3年ぶりに武尊山に登ってきました。
北アルプスの穂高と同じく 『ほたか』 と読むので、区別する意味で 『上州武尊山』 とも呼ばれてます。
日本百名山に選定されているけど、何故か存在感が薄い気がするな~
谷川連峰をはじめとする上越国境の山々、尾瀬の燧ケ岳と至仏山、日光白根山、赤城山等、有名処の山々に囲まれているため、あまり注目されないのかもしれません・・・
しかしながら、標高は2,158Mあり、険しい岩峰となだらかな稜線が混合するハイキングコースは素晴らしく、豊富な高山植物、周囲の百名山を一望できる展望も絶品です。
前回は北側から登る 『武尊神社~剣ヶ峰~武尊山~武尊神社』 の周回コースでしたが、
今回は南側を縦走する 『川場谷野営場~前武尊~川場剣ヶ峰~武尊山』 のコースを歩きました。
このコースは、不動岳付近が地図上では破線ルートになっていて、険しい鎖場があります。
険しいとは言っても、表妙義や穂高程ではなく、通常の鎖場といった感じでしょうか。
その先には、川場剣ヶ峰の鎖場があるのですが、分岐で間違て巻き道へ進んでしまったため、
そちらの険しさの程は不明です。
(失敗したぁ~ 是非登っておきたかった・・・(T▽T;))
【コースタイム】
05:03川場谷野営場→05:23不動岳方面分岐→06:46不動岳07:03→08:13前武尊
→09:10家の串→10:10武尊山頂11:36→13:22前武尊13:36→15:??川場谷野営場
☆前回(2011/06/19)の武尊山登山 (武尊神社~剣ヶ峰山~武尊山~武尊神社) はコチラ
3年ぶりの武尊山は、川場谷野営場から。
不動岳付近の破線ルートは、どんな感じだろ?
駐車料金無料。
一応、トイレがありました。
登山ポストはこの先にあります。
通常ルートは右へ進みますが、今回は不動岳方面(左)へ。
不動岳経由のルートは地図表記では破線となってます。
そう、今回は久しぶりの岩場&鎖場コースです (^O^)/♪
美しい雑木林が広がります。
初夏~夏山の魅力ですね~♪
シロハンエンレイソウに、おなじみのショウジョウバカマ、あと1つは何だろう?
それにしても・・・
不動岳経由のルートは荒れ放題だな。
倒木がルートを塞いでる・・・(汗)
この時期のお目当ての1つ、シャクナゲの花が登場しました。
(アズマシャクナゲでしょうね)
武尊山もシャクナゲが多い山です。
でも、チョット時期的に早かった気がするなー
今日は正解かもしれない!
(那須連山~西那須縦走の予定でしたが・・・前日の天気予報を見て武尊に変更しました)
第2幕、『不動岳の岩場あるき』 がスタートです。
目の前には、沖武尊(武尊山)~剣ヶ峰山と続く稜線が聳えます。
屏風のように連なる峰々が素晴らしい!
とりあえず、降りてみますか。
進むべきルートは、この鎖場ではなく、そのまま登山道を歩いていくようです。
つまり、先程の鎖場を降りなければ、この鎖場を降りてくるハズだったみたいです。
ど~も、この上のピークが不動岳みたいに感じるが。
つまり・・・
不動岳を巻いちゃったってコトかな?
(なんか勿体無い気がするなー)
(クライミング技術が無い自分でも、このくらいなら登れそうだ)
あそこが不動岳のピークかな?
リッジ状の岩場を慎重に進み、一番高い岩に登りました。
とりあえず不動岳登頂。
岩壁に打ち込まれたボルトを足場にして、トラバースする鎖場です。
(写真が傾いているため、実物よりも急斜面に見えてます)
トラバース~
トラバース~
岩肌が磨耗しているなー
足元が崖下に切れ落ちていて、危険度が高そうだ。
ここは登らずに、手前の茂みにある鎖場を登った方が良さそうですね。
上に登った後は、チムニー状の垂直に近い鎖場 「背すり岩」 を下ります。
慎重に降りれば、難しくはありません。
更に岩尾根が続く。
切れ落ちていて危険だなーと感じましたが、もしかしたら別にルートがあったのかもしれない。
シャクナゲやイワナシの花を見ながら進む。
ミネザクラが咲いてました。
武尊山はミネザクラも多いのですが、未だ蕾がほとんどです。
前武尊への登りは残雪の急斜面。
ズルズルと滑る滑る・・・
4本爪の軽アイゼンを持ってくればよかったな。
(失敗したーーーー!)
急斜面を登り、前武尊登頂です。
ここで、スキー場方面からの登山ルートと合流します。
前武尊山頂には、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の銅像がありました。
第3幕、『前武尊~沖武尊の稜線歩き』 がスタートです。
そんなワケで、ズンズンと稜線上を進みます。
『剣ヶ峰岩峰群の鞍部』に到着。
ここが川場剣ヶ峰に登る分岐だとは知らず、巻き道を進んでしまいました(泣)
ヤッパリ、この時期の山頂ステーキは美味い!!