2014/05/31 武尊山 (川場谷野営場から不動岳経由で) | ヤマブロ。

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山登りのブログです。茨城近県が多いです。


(※武尊山(沖武尊)頂上から剣ヶ峰を望む)


3年ぶりに武尊山に登ってきました。

北アルプスの穂高と同じく 『ほたか』 と読むので、区別する意味で 『上州武尊山』 とも呼ばれてます。

日本百名山に選定されているけど、何故か存在感が薄い気がするな~

谷川連峰をはじめとする上越国境の山々、尾瀬の燧ケ岳と至仏山、日光白根山、赤城山等、有名処の山々に囲まれているため、あまり注目されないのかもしれません・・・

しかしながら、標高は2,158Mあり、険しい岩峰となだらかな稜線が混合するハイキングコースは素晴らしく、豊富な高山植物、周囲の百名山を一望できる展望も絶品です。

前回は北側から登る 『武尊神社~剣ヶ峰~武尊山~武尊神社』 の周回コースでしたが、

今回は南側を縦走する 『川場谷野営場~前武尊~川場剣ヶ峰~武尊山』 のコースを歩きました。

このコースは、不動岳付近が地図上では破線ルートになっていて、険しい鎖場があります。

険しいとは言っても、表妙義や穂高程ではなく、通常の鎖場といった感じでしょうか。

その先には、川場剣ヶ峰の鎖場があるのですが、分岐で間違て巻き道へ進んでしまったため、

そちらの険しさの程は不明です。

(失敗したぁ~ 是非登っておきたかった・・・(T▽T;))



【コースタイム】

05:03川場谷野営場→05:23不動岳方面分岐→06:46不動岳07:03→08:13前武尊
→09:10家の串→10:10武尊山頂11:36→13:22前武尊13:36→15:??川場谷野営場


☆前回(2011/06/19)の武尊山登山 (武尊神社~剣ヶ峰山~武尊山~武尊神社) はコチラ


3年ぶりの武尊山は、川場谷野営場から。

不動岳付近の破線ルートは、どんな感じだろ?




川場谷野営場からスタート。

駐車料金無料。

一応、トイレがありました。



準備運動をした後、登山道へ。

登山ポストはこの先にあります。



20分程で不動岳方面への分岐に到着。

通常ルートは右へ進みますが、今回は不動岳方面(左)へ。

不動岳経由のルートは地図表記では破線となってます。


そう、今回は久しぶりの岩場&鎖場コースです (^O^)/♪




新緑というか、もうちょっと緑が濃い感じ。



ブナかな~?

美しい雑木林が広がります。

初夏~夏山の魅力ですね~♪




トウゴクミツバツツジ・・・数は少ないけど咲いてました。

シロハンエンレイソウに、おなじみのショウジョウバカマ、あと1つは何だろう?


それにしても・・・

不動岳経由のルートは荒れ放題だな。

倒木がルートを塞いでる・・・(汗)



おっ!

この時期のお目当ての1つ、シャクナゲの花が登場しました。

(アズマシャクナゲでしょうね)


武尊山もシャクナゲが多い山です。

でも、チョット時期的に早かった気がするなー



空を見上げると、すこぶる青い!

今日は正解かもしれない!


(那須連山~西那須縦走の予定でしたが・・・前日の天気予報を見て武尊に変更しました)



雑木林の急登を終えると、見晴らしが良い岩場にでました。

第2幕、『不動岳の岩場あるき』 がスタートです。



目の前には、沖武尊(武尊山)~剣ヶ峰山と続く稜線が聳えます。


屏風のように連なる峰々が素晴らしい!



岩場を進むと、下へ降りる鎖場がありました。


とりあえず、降りてみますか。



岩壁を横に見ながら進むと、上へ登る鎖場がありました。


進むべきルートは、この鎖場ではなく、そのまま登山道を歩いていくようです。

つまり、先程の鎖場を降りなければ、この鎖場を降りてくるハズだったみたいです。


ど~も、この上のピークが不動岳みたいに感じるが。


つまり・・・

不動岳を巻いちゃったってコトかな?



トコトコと進んで、不動岳を振り返る。

(なんか勿体無い気がするなー)



せっかくなので、不動岳の岩場を登ってみることにしました。


(クライミング技術が無い自分でも、このくらいなら登れそうだ)



なんとか登れた (^_^;)


あそこが不動岳のピークかな?


リッジ状の岩場を慎重に進み、一番高い岩に登りました。


とりあえず不動岳登頂。


さてと、降りますか~


お次は 『カニのヨコバイ』 。

岩壁に打ち込まれたボルトを足場にして、トラバースする鎖場です。


(写真が傾いているため、実物よりも急斜面に見えてます)


トラバース~

トラバース~



トラバースの先は、縦への急斜面。


岩肌が磨耗しているなー

足元が崖下に切れ落ちていて、危険度が高そうだ。

ここは登らずに、手前の茂みにある鎖場を登った方が良さそうですね。



上に登った後は、チムニー状の垂直に近い鎖場 「背すり岩」 を下ります。

慎重に降りれば、難しくはありません。



更に岩尾根が続く。
切れ落ちていて危険だなーと感じましたが、もしかしたら別にルートがあったのかもしれない。



不動岳を振り返ります。



シャクナゲやイワナシの花を見ながら進む。


ミネザクラが咲いてました。

武尊山はミネザクラも多いのですが、未だ蕾がほとんどです。



前武尊への登りは残雪の急斜面。
ズルズルと滑る滑る・・・
4本爪の軽アイゼンを持ってくればよかったな。

(失敗したーーーー!)



急斜面を登り、前武尊登頂です。
ここで、スキー場方面からの登山ルートと合流します。


前武尊山頂には、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の銅像がありました。



前方を見ると、川場剣ヶ峰が聳えます。

第3幕、『前武尊~沖武尊の稜線歩き』 がスタートです。


そんなワケで、ズンズンと稜線上を進みます。



『剣ヶ峰岩峰群の鞍部』に到着。
ここが川場剣ヶ峰に登る分岐だとは知らず、巻き道を進んでしまいました(泣)



凄い岩壁だな~と見上げます。
(あの上に登れたとは知らず・・・)


時折、雪原が出現しますが、ズルズル滑りまくり!!
歩くバランスが悪いのかなぁ~^^;


『家の串』に到着。


中ノ岳~沖武尊を目指して、開放感ある稜線歩きが続きます。
サイコーの眺めだな♪


目指すべき沖武尊(武尊山)から続く尾根。


その先は剣ヶ峰山へと続いてます。
(今回は行きません)


武尊牧場方面への分岐。


笹の斜面をトラバースして歩く。
緑の笹と白い雪、青い空がイイ感じ。


銅像出現。
なんだろう?
まあいいや。

(これも、日本武尊でした)


再び雪原へー☆

結構危険な斜面があったりして、何気に要注意でした(汗)


おおっ・・・!
あそこが山頂か。


(3年ぶりに)沖武尊(武尊山)に登頂~ クラッカー [2158.3M]

山頂から剣ヶ峰山方面へと続く尾根。
コチラの尾根歩きも、たいへん素晴らしいルートです。
(シャクナゲやミネザクラ、シラネアオイ等の高山植物が沢山だった記憶があります)


山頂からの展望。
苗場山~谷川連峰~巻機山~越後三山~至仏~燧~日光白根~皇海~赤城と、
軒並み百名山が連なる。

写真は谷川岳~朝日岳と続く馬蹄形縦走路。
(ちょっと霞んじゃってますね・・・あせる


とりあえず、冷えたノンアルコールで乾杯!!


そして、おまちかねドキドキ
山頂ステ~キ~♪
100円SHOPで購入したフライパンを紛失したため、コッヘルにアルミ箔を敷いて肉を焼きます。
ヤッパリ、この時期の山頂ステーキは美味い!!
(Good!!)


山頂で会った方々と楽しく山談義をした後は、来た道を下山に向かいます。
のんびりと話をしながらテクテク進む。


地平線には燧ヶ岳(左端)~日光白根山(右端)。


至仏(左の高い山)&燧ケ岳(右端)。
至仏の奥に見える山は平ヶ岳です


ズンズン歩く。
川場剣ヶ峰と、その奥に前武尊。


白い雪原に白いダケカンバの林。
初夏の陽気が爽やかを添えてます。


ダケカンバがイイ感じ~


シャクナゲを見て・・・


木漏れ日を見上げながら・・・


美しい樹林帯の中・・・



山頂でお会いした方とノンビリと話をしながら下山へと向かいました。

<次回、ヤマブロ予告・・・>

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