元日から延期していた奥久慈男体山~袋田の滝縦走を決行しました。
何故、『決行』 かと言うと、この日はハイキングコースを歩き始める30分前まで雪が降り続いていたためです。
当初の予定では、大円地駐車場~奥久慈男体山~袋田の滝を往復する予定でしたが、大円地まで車で行けるかどうか不明でしたので、西金駅~奥久慈男体山~袋田の滝~袋田駅に急きょ変更しました。
昨年も、最初の奥久慈男体山~袋田の滝縦走は、前日の夜中まで雪が降っていたため、2年連続で新雪の中
の縦走となりました。 雪の中を歩くため、いつものトレッキングシューズ(←近所のホームセンターで買ったやつ) ではなく、ゴム長靴での登山を試みました。
尚、寒い日が続いているので、袋田の滝が凍結しているかどうかも楽しみです。
暗闇の中、雪が降り続いていましたが、6:30頃に雪が止み、朝日が昇る頃には晴れ間が
広がりました。
入道岩は白髪をまとい、『ジジ岩』 になっていました。
また、写真のような注意書が貼り付けてありました。
慌てずに平らな足場を探し、一歩一歩確実に登ります。
ゴム長靴は、濡れないのは良いが、踏ん張ると脱げそうになる欠点があった。
しっかりと鎖を握り、慌てずに平らな足場を探して登って行きます。
後ろを見ると、自分以外にも健脚コースの鎖場を登ってくる人がいました。
上を見上げると、真っ青な空の中に、雪の積もった枝が白く輝いています。
袋田の滝へ続く尾根道にでました。 健脚コースの鎖場は終了です。
遠くに霞んでいるのは筑波山。
コーヒーの準備をしていると、先程の健脚コースを登ってきた方が、頂上から戻ってきました。
初めて袋田の滝へ縦走するそうで、先へ歩いて行きました。
コーヒーを飲んでいる数分間で、手袋がカチカチに凍ってしまいました。
早くも予備の手袋の登場です。
袋田の滝へ向かった方は、どんどん先へ進んでいるようです。
足跡だけが続いています。
日なたでは雪が溶けて泥だらけになっています。 ゴム長靴が滑りまくります。
急登を終えると、コースから外れた所に、展望の良さそうな小高い岩場があります。
寄り道をして、岩場に一登りしていきます。
展望の良い岩場を過ぎ、少し進むと月居山(後山)の頂上につきました。
山頂は月居城跡になっています。
去年もそうでしたが、雪の次の日でも登山者がいる人気の山です。
月居山(後山)から袋田の滝へ向かいます。
月居山の前山と後山の鞍部に到着。
ここまで来て気が付きました。 せっかく長靴を履いているのだから、月居山の後山に続い
て前山を登り、そのまま滝川の上流にでて川を闊歩して渡り、立神山から続く絶壁の上から
袋田の滝を眺めればよかったな・・・と。
今から月居山(前山)の階段を登る気にはならなかったので、このまま滝を見て帰ることに
しました。
完全凍結はしていませんでしたが、結構迫力がありました。
右端のピークが奥久慈男体山。 左端のピークが月居山(後山)。
こちらは滝の上流で完全凍結 (水道管の凍結?)なのか、水が流れていませんでした。
☆☆ 今回のまとめ ☆☆
●山名 / 奥久慈男体山、鍋転山、月居山(後山)
●人数 / 単独
●コース / 袋田・男体山ハイキングコース
総距離: 約16km
●TIME / JR水郡線西金駅(07:00) ⇒ 大円地駐車場前(07:54) ⇒ 健脚コース分岐(08:02)
⇒ 展望岩(08:33) ⇒ 奥久慈男体山頂(09:09) ⇒ 健脚コース前の肩の小屋(09:19~09:47)
⇒ 男体神社への分岐(09:58) ⇒ 白木山への分岐(10:22) ⇒ 第2展望台(11:18)
⇒ 第1展望台(11:31~11:40) ⇒ 月居山頂(12:10) ⇒ 袋田の滝(12:43)
⇒ JR水郡線袋田駅(13:34)
所要時間: 06:06 (昼食時を除く)
●感想 /
積雪の中の縦走になりましたが、青空の下、白い雪が輝き、さわやかなで気持ちがいいものでした。
今回、ゴム長靴を履いての登山でしたが、上り坂で踏ん張ると脱げそうになる欠点がありました。
尚、健脚コースの鎖場を積雪の中登るのは、一般的には安全とは言えないので、自分で登っておいて
なんですが、人には勧められません。