明日3月8日AM9:30から第82回アカデミー賞の授賞式が、WOWWOWで独占放送されます。

今年は、「スティーヴ・マーティン」と、初ホストの「アレック・ボールドウィン」の二人が進行役を担当。日本での案内役は、グラミー賞に続き「ジョン・カビラ」と「滝川クリステル」。ロサンゼルスのコダック・シアターにて行われる予定です。

$エン太のコーヒー無礼句

気になる各賞の予想ですが、シネマトゥデイ映画ニュースの記事では、映画ライターや編集者9人による第82回アカデミー賞の予想を掲載していました。

$エン太のコーヒー無礼句
ジェームズ・キャメロン監督と元妻のキャスリン・ビグロー監督

その中で、今回最も注目されたのは「アバター」のジェームズ・キャメロン監督と元妻のキャスリン・ビグロー監督の作品「ハート・ロッカー」の”元夫婦対決”ですが、ハート・ロッカーが比較的安定した評価を得ているのに対して、興行的には大成功した「アバター」が意外と苦戦しそうです。(笑)

$エン太のコーヒー無礼句

また今年から、作品賞ノミネート枠が5作品から10作品へと拡大したことで、どんな結果が出るか注目ですね。(^∇^)

■中山治美の予想
いきなり作品賞のノミネートが5本から10本に。それだけ特出した作品のない、佳作ぞろいってことやね。何せ一番の話題作が『アバター』だもん。アホな現代人が異文化を無遠慮に侵害したり、私欲のために戦争しかける愚かさなんて、宮崎駿監督は昔から訴えているし、アメリカ映画だって何回も描いているやん。お前ら、学習能力ないんか! と言いたい。だったらよほどジェームズ・キャメロン監督の元妻キャスリン・ビグロー監督の方が「今」をとらえた男前な映画を作ってるで。というわけで、注目の元夫婦対決はキャスリンに一票! ほか、伏兵といえば『プレシャス』だけど、お堅いアカデミー会員は功労賞的な意味合いも兼ねてベテランにあげがち。サンドラ・ブロックの復活劇が今年の見せ場かな。でも、地味だね。

$エン太のコーヒー無礼句

作品賞
『ハート・ロッカー』
監督賞
キャスリン・ビグロー 『ハート・ロッカー』
主演男優賞
コリン・ファース 『ア・シングル・マン』(原題)
主演女優賞
サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
助演男優賞
クリストフ・ヴァルツ 『イングロリアス・バスターズ』
助演女優賞
モニーク 『プレシャス』

■小林真里の予想
まずは作品賞、個人的には傑作SF『第9地区』の受賞を熱望するが、『アバター』と『ハート・ロッカー』の一騎打ちになるだろう。『ハート・ロッカー』と言いたいところだが、ハリウッドのクリエイターたちも批評家も大絶賛する(なぜだ!?)、世界興収記録を塗り替えたモンスター・ヒット作『アバター』が3D時代幕開けの象徴として受賞するのでは? 監督賞はジェームズ・キャメロンではなく、そろそろ女性監督にあげようよ、ということで男気満載キャスリン・ビグローで。助演は男女とも鉄板で付け入るすきなし。主演は、『クレイジー・ハート』(原題)で崖っぷち人生を歩むアル中シンガーに魂を吹き込んだジェフ・ブリッジスと、昨年一年を通じて大活躍したサンドラ・ブロックが受賞するだろう。

作品賞
『アバター』
監督賞
キャスリン・ビグロー 『ハート・ロッカー』
主演男優賞
ジェフ・ブリッジス 『クレイジー・ハート』(原題)
主演女優賞
サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
助演男優賞
クリストフ・ヴァルツ 『イングロリアス・バスターズ』
助演女優賞
モニーク 『プレシャス』


■高山亜紀の予想
マット・デイモンには『インフォーマント!』と『インビクタス/負けざる者たち』で主演助演のダブルノミネートを期待したのに! どちらも実在の人物に肉体改造で挑んだ作品。まあヒーロー役の本命が残ったから良しとしよう。『NINE』のペネロペ・クルスは素晴らしい。でも、似たような魔性の女で二度受賞はないか。『プレシャス』で鬼母を熱演したモニークの気迫に一票。ジェレミー・レナーの迫力も秀逸だ。サンドラ・ブロックは消去法で。でも賞を取りやすい実話ものとはいえ、このキャラはちょっと弱い気がする。作品賞と監督賞はやっぱり『ハート・ロッカー』か『アバター』で割れる展開を予想。キャスリン・ビグローに女性初の監督賞受賞の期待を込めて。

作品賞
『アバター』
監督賞
キャスリン・ビグロー 『ハート・ロッカー』
主演男優賞
ジェレミー・レナー 『ハート・ロッカー』

$エン太のコーヒー無礼句

主演女優賞
サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
助演男優賞
マット・デイモン 『インビクタス/負けざる者たち』
助演女優賞
モニーク 『プレシャス』


とまあこんな感じですが、アバターと同じ最多9部門にノミネートされ、アカデミー賞の前哨戦と言われる英アカデミー(BAFTA)賞も制している「ハート・ロッカー」だけに、大方の予想を裏切って作品賞も受賞なんてことがあるかもしれませんね。(^∇^)