訪問日:2008/11/9,10
 

 

「川堰苑いすずホテル」は湯河原温泉街の高台(熱海側)に立つ中規模のホテルです。
宿はは斜面に沿って段階的に建てられており、最上階(五、六階にあたる別棟)「川堰苑」に全は五室の貴賓室・特別室があります。
 
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川堰苑いすずホテル
 
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川堰苑いすずホテル東館・西館
 
今回利用した特別室「樫乃間」は一番奥まった山側の部屋で、木々に囲まれた落ち着いたスイート(13畳、次の間、広縁・檜風呂)です。
宿の前方にある東館・西館正面側の部屋は、1996年前に改装された目の前の厚生年金会館のために眺望が半減してしまいましたが、山側を眺めるこちらの部屋は相変わらずの落ち着いた風情です。
 
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川堰苑「樫乃間」
 
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部屋からの眺め
 
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広縁
 
風呂はゆったりした造りで半露天も中々気持ちが良いのですが、完全循環・塩素消毒ありなのが残念です。
今回のプランには四階屋上にある貸切露天風呂も料金内(通常45分2,000円)に入っており、樽型の広々とした浴槽からは湯河原の温泉街が一望できます。こちらは加水ありの源泉放流式。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉61.0度。
 
但しこちらは団体客の利用が多く、大浴場は本館と共用ということもあって混雑時は少々落ち着かない時間帯もあるかも知れません。
できれば特別室で掛け流しの専用檜風呂を満喫したいものです。
 
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半露天風呂
 
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茗荷の湯
 
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貸切露天風呂からの景色
 
こちらの料理は口コミなどで中々評判が良く、今回も夕食が楽しみでしたが、内容は肉を一切使わない本格的な懐石で、質・量ともに満足できるものでした。
ただプランで付いてくる特別料理の伊勢海老・鮑は他の細工した料理にしてほしかったところです。
 
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食前酒(蜜柑酒)
先付け(養老寄せ・胡瓜・蟹)
前菜(春菊胡桃和え、くわい松風、菊見立て、
フォアグラゼリー、石川小芋・子持ち昆布、白だつ・いくら)
 
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向付(縞鰺・あおり烏賊・めじ鮪)
 
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伊勢海老刺身(特別料理)
 
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鮑刺身(特別料理)
 
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焚合せ(無花果八方煮)
 
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小鍋(きのこ鍋)
 
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強肴(蓮根饅頭・大根柔らか煮)、
留鉢(サーモン・鱧)
 
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炊き込みご飯・伊勢海老味噌汁・香の物
 
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デザート(マンゴーゼリー)
 
朝食は箱根・湯河原の定番メニューでしたが、味は流石に良いものでした。
 
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朝食膳
 
(湯河原温泉「川堰苑いすずホテル」了)