ファーストラインの第14クール(27~28週)の経過です。
今日もいつものように病院からの更新です。
今週はいろいろあって、これまでになく沈み込んでいます。その辺りについては末尾で。
<クール初めの診察内容・処方薬>
事前の血液検査で総ビリルビンの値がかなり下がったので、今回はサイラムザを無事に投薬することができました。ミノマイシンを服用していても、食生活が荒れていても下がっていたので、正直びっくりでした。どうやら肝臓に関しては、一番悪さをしているのはサイラムザということのようです。
またCT検査の結果も見せてもらいましたが、右肺に白い陰影がみられるとのことでした。恐らくは風邪などによる炎症性のものであるとのことでしたが、間質性肺炎につながる恐れもあるので、咳や息切れなどを感じたらすぐに受診するようにとのことでした。6週間後のCT検査で、この白いもやもやが消えていればOK、広がっていたら今後の治療が大きく変わるそうなので、ちょっと心配です。
間質性肺炎はサイラムザではなくタルセバによるものらしいですね。新たな副作用の出現可能性有りというとこでしょうか。
皮膚科では、足の爪周囲炎について、痛みはかなりひいたものの、腫れや血膿のような出血があるので、薬をクロマイPからポビドンヨードゲルに切り替えてみることになりました。これはイソジンと同じ成分の塗り薬で、やはり消毒効果が高いそうです。
また血膿が治るまでは引き続きミノマイシンも飲んだ方が良いとのことで、血液検査の結果ビリルビンも下がっていたことから、こちらも継続することにしました。
その他、前クールから継続の薬は以下の通りです。
ビオフェルミン(下痢対策)
ロペミンカプセル(下痢時に服用)
オルメテック(血圧対策)
アレジオン(抗アレルギー薬、かゆみ対策)
リンデロンVGローション(顔や胸の湿疹、手の爪周囲炎)
クロマイP軟膏(顔や体、脚の湿疹、足の親指の爪周囲炎)
アクアチウム軟膏(顔や体、脚の湿疹)
MDH軟膏(足の湿疹)
ダラシンTゲル(頭皮に塗る抗生剤)
フルメタローション(頭皮の痒み止め)
ヒルドイドクリーム(顔や全身の保湿)
ネリプロクト軟膏(痔対策)
<症状の経過>
このクールも前のクールに続き、かなりおおらかな食生活を送っていました。つまり食べたいものを食べてしまっていたということですが。。。
そのことがどこまで影響したのかはわかりませんが、腸がさらに過敏になってきているようです。
特に生ものが駄目なようで、生野菜や果物を食べると下痢を起こしやすいようです。体のことを考えてしばらく野菜と果物のスムージーを続けていましたが、最近は鍋物で野菜を摂るようにしています。後は気休めで植物性の乳酸菌飲料を飲むようにしています。
また食後でなくても、お腹がぞわぞわと苦しくなってきて、ぐったりしてしまうこともありました。日中は大丈夫なのですが、なぜか夜と朝に起こることが多く、夜中に起きてしまうこともありました。
後は下痢に伴い、お尻の痔の方も一進一退という状況です。普段は全く痛みはないのですが、排便後にしばらく痛むことがしばしばあります。一度だけ痛みが長く強く続いた時があり、この時だけはやむなく手持ちのカロナールを使いました。
ただネリプロクト軟膏を塗っておけばそのうち治るので、処方を増やしてもらい、1日に1、2回、できるだけ排便後に塗っています。最悪のシナリオはまた膿が溜まってお尻を切る羽目になることなので、それだけはなんとか食い止めたいです。
下痢とお尻を除いては概ね快調でした。
右足の親指の爪周囲炎も緩やかに回復しており、血膿のようなものはもう出なくなりました。ただ処方されたポビドンヨードゲルは、消毒の力が強すぎるのか皮膚が痛痒く感じたので、こちらの使用は2日程で中止し、クロマイPとリンデロンVGローションに戻しました。
頭皮の痒みと赤みも、ダラシンTゲルとフルメタローションでかなり収まっています。側頭部の痒みもクロマイをPを塗っていると少しずつひいていきました。
太ももの湿疹は相変わらずですが、とりあえず悪化はしていないのと、痒みはさほどないので、許容範囲というところでしょうか。
後は気になる間質性肺炎の兆候が出てこないか心配していたのですが、今のところ特に自覚症状は無いようです。
たまに息苦しいときはあるのですが、これは鼻炎で鼻が詰まっているときなので、多分大丈夫だと思っています。
総じて今の段階で、QOLに最も影響しているのはやっぱり下痢ですね。
このないだの日曜が一番ひどかったのですが、この時は近所のスーパーに買い物に行くのも不安になるレベルでした。
逆に言えば、下痢がおさまっているときはほぼ普通と変わらない暮らしができています。
ここからは治療経過に関係のない話ですが。。。
今週、10年来の友人の訃報が届きました。
伝え聞いたところでは、患部は異なるものの、自分と同じように癌を患っていたとのことです。
歳は自分よりもいくつか上でしたが、とてつもなく元気でアクティブな女性で、その生き様は我々にとって憧れでした。
おそらくは闘病のためか、この数年はお会いする機会も少なく、最後にお会いしたのは2年前の酒の席でした。
あれだけビールが好きな人だったのに、そのときはもうお酒にはほとんど口をつけていなかったのが思い出されます。
今日お通夜だそうで、諸々の事情で参列は叶わないのですか、今夜親しい友人達と集まって、別の場所で献杯をして参ります。
今回自分と親しい、境遇の近い方が亡くなられたことで、いつか自分がこの世を去った時も、その報はこんなふうに友人達に伝わっていくのだろうかと、いろいろと想いを巡らせてしまいました。
その方の場合は、患っていた病気のことはなんとなく周りに伝わっていたので、いつかこんな時が来てしまうのかもしれないという気持ちは、心の奥底のどこかにありました。
なので知らず知らずのうちに、図らずも気持ちの準備ができてしまっていたようにも思います。
それでもこんなにも悲しいのに。。。
もし事前に何も知らされず、突然訃報が届いたりしたら、より甚大な悲しみや驚きを与えてしまうことになるのではないだろうか?
今の自分の気持ちとしては、家族と一部の人以外には伝えずに最後まで通すつもりでした。
ただ今回、図らずも送る側の気持ちを経験してしまったせいで、いろいろなことを考え直すきっかけになるのかもしれません。
とりあえず今自分にできることは、会える時に会いたい仲間に会っておくことなんでしょうね。
最近は人付き合いにストレスを感じることもありましたが、このような機会も故人がくれたものと思い、今夜近しい人たちと盃を傾けて参ります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう。