Potential Loss of Keychain Access in Xcode 8

iOS 10.0がiPhone 7と共にリリースされました。

で、自作のiPhone Appについては、諸事情があったため、随分と長期間に及んだno-version upでしたがさすがになんとかするべきだと思い、2016/9/17-19は３日間のシルバーウィークとかいう連休で少し時間ができたので一部のアプリを10.0対応にしてApple iTunes Appe Storeに提出しました。Storeに出るのには数日はかかることでしょう。

で、XCode のversion が 8 になったことが最大の理由でしょうが、またもやあれこれとエラーが出まくりでした。幾つかのmethodというか関数というかいずれにしても多少のコマンドは既に廃止となっていて、あれこれと調べてsource codeを書き換えるのはなかなかの体力と集中力とが必要でした。

で、かつて提出時に引っかかったことがある「Potential Loss of Keychain Access」にてまたもや前進不能状態になりました。Provisioning profilesも結局作り直したり、Code signing identity も四苦八苦して辿り着いたArchiveでのvalidation OK!にも関わらず、Apple iTunes Connect に提出する最後の関門で添付画像のWARNINGが立ちはだかりました。

以前のversionと今回のversionでは application-identifier 値が違います。それで a loss of keychain access になっています。

と言われました。言われ続けました。

そのうちにAppleからメールも来ました。

Dear developer,

We have discovered one or more issues with your recent delivery for "アプリ名". Your delivery was successful, but you may wish to correct the following issues in your next delivery:

Potential Loss of Keychain Access - The previous version of software has an application-identifier value of ['previous version'] and the new version of software being submitted has an application-identifier of ['current version']. This will result in a loss of keychain access.

After you’ve corrected the issues, you can use Xcode or Application Loader to upload a new binary to iTunes Connect.

Regards,

The App Store team

ああ、途方に暮れてしまいます。

しかし斜め読みせずによく読んでみると、提出は受理できないと書いてありませんね。

つまりこれは「WARNING　警告」に過ぎなかったのです。致命的なエラーではないのです。思い起こせば2014年9月の前回の記事（ http://ameblo.jp/shrinetree/entry-11930847974.html ）でもまさにそうだったのでした。

というわけで、もうそのまま「Upload to AppStore ...」ボタンをクリックして、iTunes Connectで受けてから提出完了に至りました。

まだReady for saleではありませんが、とりあえずはめでたしめでたし。

ANOVA, ChiSquare, ScreeningTest をiOS 10.0 用に更新して提出できました。