昨日は五山の送り火を見に行ってきました。
点火する瞬間に下から見ている人が一斉にフラッシュを焚いて写真を撮るので、逆にそっちを上から見たらどうなるんやろう?チカチカしてそれはそれで綺麗なのでは?という疑問が湧きました。

題:大文字の写真を撮る人々



大文字の由来が所説あり、正確なことは良くわかっていないそうです。
KBS京都で生中継してましたが、その解説員の方は所説の1つである『弘法大師発祥説』を全否定し、『足利義政発祥説』を信じていると仰ってました。

その理由は足利義政が死亡した実子・義尚の冥福を祈るために始めたと言われていること、場所が足利義政ゆかりの銀閣寺近くであること、大文字が一番きれいに見えるのが尊敬する祖父・足利義満が建てた相国寺であることだそうです。

ちなみに、金閣寺・銀閣寺はともに相国寺の塔頭寺院(たっちゅうじいん)なのです。
つまりは、相国寺が親で金閣寺・銀閣寺が子供みたいな関係にあるわけですね。
※金閣寺・銀閣寺の公式サイトは相国寺の公式サイトと同じページにあります。
親子なんだから一緒でいいよねって感じなのでしょうか?w

さらに、地図で見ると、相国寺と金閣寺と銀閣寺は直線上にあるそうです。
しかも、距離で言うと、ちょうど真ん中に相国寺があり、西に金閣寺、東に銀閣寺となっているそうです。
なかなか面白い位置関係ですね。

足利義政が銀閣寺を建てる際に、相国寺と金閣寺の距離と角度を計算して建てたすれば、なかなか面白い人やないかと思うのです。
教科書だけだと、お金が無いのに銀閣寺を建てて、室町幕府の衰退を招いたあかん奴って扱いですが。。。

五山の送り火というイベント一つでこれだけ色々なことが勉強になる京都。
まだまだ謎が多き、不思議な町どすな~。