STEP.11 その後の藤田×小川を見届けよ!〈番外編/「ハッスルポーズ」再び!〉 | 「闘想家」“Show”大谷泰顕の『世の中バカなのよ』(回文)

STEP.11 その後の藤田×小川を見届けよ!〈番外編/「ハッスルポーズ」再び!〉

ここを訪れし皆様、お疲れ様です。

さて、前回と前々回に渡って『GENOME26』
(5月26日、東京ドームシティホール)での
藤田和之×小川直也による5カ月ぶりの激突を前に、
自分が目の当たりにした両者の状況を語ってきました。

今回はその〈番外編〉となるわけだけど、
実はこの〈番外編〉こそ、IGFとマット界の未来にとって
最も重要な話なのであります(たぶん)。

というのは、前回触れた小川道場の祝賀パーティーにおいて、
そこに関連する、興味深いエピソードを目撃したからです。

それは、小川が締めの挨拶を行なっていた時のこと。
一人の男が腕を頭上に挙げ、小川にこう告げたのでした。
「小川さん、ハッスルポーズが見たいです!」。

その男こそ、小川の弟子であり、IGFの若手の筆頭株である
“売名王”澤田敦士であります!

「闘想家」“Show”大谷泰顕の不定期blog『世の中バカなのよ』(回文)-小川道場のパーティーにて
(写真はパーティーの席上、いきなり猪木芸人の春一番氏と絡まされ、困惑の表情を見せる澤田)

参考までに説明すると、「ハッスルポーズ」とは
2004年に立ち上げられた『ハッスル』において
小川が故・橋本真也らとともに生み出したもの。

「スリー、ツー、ワン! ハッスルハッスルゥ~!」との
かけ声を発しながら行なうその様は、
その当時、「世間」において一世を風靡したものであります。

とはいえ、小川が『ハッスル』を離れ、
かつ『ハッスル』そのものが事実上休眠してしまったいま、
小川にとってこのポーズは、
一部のイベントや一部のテレビ番組でのみ偶発的に見られる、
いわば禁断の行為となっておりました。

それでも小川は、澤田の進言に快く応じ、
「ありがとう! 持つべき者は弟子だな。
どうやって締めようか考えてたんだよ」
とまんざらでもない様子。

結果として我々は、久々に小川による
「スリー、ツー、ワン! ハッスルハッスルゥ~!」を
再びこの目に焼き付けることに成功したのであります!
あー、いいもの観たなぁ……!!!

いえいえ、今回はそれでは終わりません。
なぜかと言えば、それから2日後の5月21日(火)のこと。
『GENOME26』で1年ぶりに開催される
『第2回 INOKI GENOME トーナメント』に向け、
前回の覇者である澤田が、
以下のようなコメントを発したからであります。

「闘想家」“Show”大谷泰顕の不定期blog『世の中バカなのよ』(回文)-抽選会
(写真はトーナメント抽選会の模様。1年ぶりに、待望の開催!)

「(1回戦で闘う将軍岡本とは)前回の
『GENOME25』で)やってるし、あれがすべて。
次元が違うし語るつもりはない」。
そう言い放った澤田は、トーナメントの話をそそくさと終えると、
突然のようにこう言い出したのです。

「それより小川道場のパーティーに行ったら
(小川が)『ハッスルポーズ』をし出してね。
あんなものは世界に通用しない。
どうかな、と思うけどね」。

当然のことながら、
パーティーに出席していた取材陣からは
自然と笑いが湧き起こります。

だって先にも触れた通り、
小川を禁断のポーズへと導いたのは
澤田敦士その人なのですから!(笑)

しかも、追い打ちをかけるように澤田は言うのです。
「僕から言わせれば(小川は)浮かれノンプロですよ。
房総(藤田)と湘南(小川)、ロサンゼルス(石井慧)のノンプロと。
(IGFは)ノンプロだらけ!」

もちろんこれは、小川がパーティーの前に口にした
「石井慧はノンプロ」をパクッたもの(ついでにこっちも)。
とはいえ、いやはや澤田もどうしてどうして。
非常に口が立つその光景は、
観ていて非常に爽快な気分にさせられます。

最終的に澤田は、こんな捨て台詞を残して
その場を去って行きました。
「IGFのリングで(ハッスルポーズを)やってみろ!」。

ただし、こうした澤田の発言の裏側にこそ、
今後のマット界の未来を占う、
重要なキーワードが見え隠れしているのであります!

2013年5月24日                     “Show”大谷泰顕

追記


Step.12 「浮かれノンプロ」とはなにか?に続く】

Step.1プロレスラーは強くなければならない!に戻る】

【関連項目→「幻想」見ぃーつけた!!

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