毎年恒例で盆と正月だけ蕉夢苑ショートステイ(短期入所生活介護)を利用される夫妻がいらっしゃいます。今回は12月29日から1月4日までの利用でした。ご夫妻ともに高齢ですがとてもお元気です。ケアマネージャーさんは介護老人保健施設旭コートの方で、ご夫妻訪問介護などを利用しながら自宅での生活です。普段は自宅から外へ出られることはほとんどなくて、盆・正月の蕉夢苑でのショートステイだけが唯一の外出・外泊になります。
ショートステイ

なぜ、蕉夢苑であれば外泊が可能であるかというと”あそこには息子の弟子がおる”から。息子は熊本で有名なアマチュアゴルファー、熊本県代表として全国大会などに出場し続けている人です。その息子の弟子が管理人HOなのです。50歳を過ぎてからゴルフを始めたHOは、縁があってゴルフクラブの選択、レッスン、ゴルフ場の会員になるときの保証人などいろいろと世話になっているのです。息子の活躍ぶりが写真入りで掲載されている熊日新聞の切抜きをHOは所持していますから、何か困ったことがあると、伝家の宝刀でその切抜きを見せ、すぐに聞き分けのよい人になっていただくという…。
預り
今日はご夫妻が自宅へお帰りになる日です。朝から介護職員の1人が”お金、預りましたー”と言って事務室まで千円札1枚を持ってきて、生活相談員TTに手渡しています。預ったTTは”1万5千円かぁー”と言って金庫にしまっています。何のお金かというと奥様がチップとして介護職員に”分かっているわね、誰にも言わないでそっとしまっておきなさい”と目で合図をしながら与えてくれたお金なのです。千円札のみで15枚、今朝の時点で1万5千円になったというのです。
お迎え
担当ケアマネさんが蕉夢苑まで迎えに来られて、ご夫妻が15時に帰宅される際、支払いに合わせてそっとお返しすることにしています。