北京のふたり | 毎日映画を見るしょうこの、個人的な洋画レビュー

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中国は北京で一人のアメリカ人が、


中国の女性弁護士と冤罪を晴らす法廷サスペンス。







ストーリーは、


自社の衛星番組を売り込むため北京を訪れたジャック(リチャード・ギア)は、


商談相手の息子リン・ダン(バイロン・マン)の接待を受け、


そこで知り合ったホン・リン(ジェシー・メン)と一夜を過ごします。







翌朝、目覚めたジャックの隣には、一夜を共にしたリンの死体があり、


そこへ警察が踏み込み、ジャックは殺人容疑で逮捕されました。








拘置所でジャックは屈辱的な尋問を受けますが、


無実を訴えアメリカ人弁護士の要求や大使館への連絡も、


中国の法廷では許されなかったのです。








よくわかりませんが、異国での裁判では、


自国の弁護士を雇うことも許されないのでしょうか?


それとも、中国だけ?








厄介なことに、殺されたリンは軍の実力者の娘だったのです。









無実を訴えるジャックの裁判が始まり、


弁護士は中国人のシェン・ユイリン(バイ・リン)で、


いきなりジャックの有罪を申し立ててしますのです。









弁護人なのに、弁護することもなくいきなり有罪ですかって驚き。










無実を主張するジャックは弁護人のユイリンに有罪の撤回を求めますが、


ユイリンは、この国で死刑を免れるには罪を認めるしかないと中国の司法制度を説明します。








死刑を免れても終身刑とか?








納得いかないジャックは、中国司法書を差し入れてもらい、


獄中で学び、次回の法廷で自ら弁護するのです。









一方、ユイリンもジャックの必死の訴えに応え、


殺されたリンの生前のビデオなどから、ジャックは罠に嵌められたのでは?









ユイリンは一転して法廷で有罪から無罪を主張し、


翌日、ジャックは保釈申請で釈放されユイリンと事件の検証をします。










事件を調べるジャックの先回りをして証拠を消していく真犯人、


益々、不利になっていくジャック。








証拠を消されながらも、


調べていくうちにジャックは、ユイリンに自分の商売敵が怪しいと告げ、


拘置所に戻る途中、ジャックは何者かに襲われますが大使館へ逃げ込みます。









しかし、保釈中のジャックに逃げられたことでユイリンの立場が不利になったことを知ったジャックは、


自ら拘置所へ戻っていったのです。








このまま大使館に残れば助かるのに、拘置所へ戻るところはリチャードらしくていい。


マイケル・ダグラスなら戻らないでしょう。









ユイリンは自分の為にまた拘置所に戻ったジャックを救うため、


真犯人を探し、突き止めたのはジャックを接待したテレビ省の息子のダンでした。









動かぬ証拠を出されたダンは言い逃れし、法廷が混乱しますが、


娘を殺されたホン将軍がその場でダンを射殺しました。











無罪が証明され帰国するジャックに、


ユイリンは、真実を求めるこを教えられたと感謝するのです。








ジャックは異国の弁護士ユイリンに助けられのですが、


ユイリンが自分の命を賭けてまでも真実を証明しようと、


国境を超えた人の人情というか暖かさに感動しました。








イヤーーーこの映画ホラーより怖い映画でした。








異国の見知らぬ街での裁判、その恐怖と不安がリアルに伝わり、


ハラハラ、ドキドキ感満載のサスペンス。









この映画で描かれている中国が真の姿とは思いませんが、


米国や日本に比べるとやはり閉鎖的な国なんでしょうか。