ステレオ写真:ステレオカメラさらに進化(2) | しょうさんの立体写真ブログ

ステレオ写真:ステレオカメラさらに進化(2)

ステレオカメラの改造ですが、ここまで来ると後へは引けず、改造をさらに進めました。

元々、アマダ光機のステレオ装置は十分同期撮影が出来、コンパクトで手持ち撮影に向いているのですが、同期性能はメーカーも言ってるように、原理的に完全同調を保証していません。(結構ストロボでも撮影できるのですが。)

一方先々回ご紹介したステレオデータメーカー(SDM)はレリーズ操作に難点はありますが、原理的には限りなく完全同調。(外付けでレリーズ装置が必要になります。)

Canon IXY DIGITAL 10はじめ最近のコンデジは外付けレリーズが用意されておらず、静止物撮影では2秒セルフタイマーを利用していましたが、動体撮影はやはり手切りとなり不便を感じてたので、レリーズスイッチを作りました。レリーズスイッチはフォーンコネクタで切り離せるので必要の無いときは取り外し、紐無し状態で単独でステレオカメラとして使います。

ただこれだけでは面白くないので、電池ボックス内にもレリーズスイッチとは別にパラでフォーンコネクター(φ2.5)を設置しました。こうすることにより、市販の電動スイッチ付きグリップや電動リモートスイッチ(延長用)がその儘接続して利用できます。これらは㈱ユーエヌのものを利用しました。

グリップ上部にはバウンスシューが付き、スレーブ発光大光量のストロボが付けられます。

以下写真です。ちょっと本格的装置みたいになってしまって格好は良いのですが、持ち出すには抵抗があります。スナップにはステレオホルダーのみで使った方が良いかな。

SDMの同期は良いのですが、UIが技術用語(英語)で分かり辛く慣れるまで大変。キヤノンと同じにならないのは分かっているけど、もっと分かり易くならないかなと思います。結構素晴らしい機能も多いので、キヤノンが取り入れてくれると嬉しいのだけれど、逆に一般の人では使いきれないかな。最新のソフトではレリーズ時のブラックアウトに関しては多少改善されたようですが、スナップでなくじっくり撮影向き。カメラの液晶モニターがレリーズ前に見えなくなるのは、ミラーアップ撮影のようでスナップには使えないです。

これで電気でレリーズ出来ることになったので、面白いことが出来そうです。SDMを使えば複数台ステレオカメラも簡単に出来そうだし、いよいよ3D時代?ステッチ利用すれば、同時360°パノラマも可能になりますね。

以下接続した写真をアップします。参考にしてみて下さい。


写真1:グリップ背面に電池ボックスを固定。(マジックテープで着脱自在)


写真2:グリップの電動スイッチを電池ボックスに接続で、グリップでレリーズできる。



写真3:電池ボックス自体でレリーズが出来る。



写真4:電動リモートスイッチを電池ボックスにつなぐと延長できる。




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