美津恵と出逢ってからも、
以前からいた数人のメル友とは、
ずっとやり取りが続いていました
しかし、美津恵との別れが少し辛かった僕は、
他の人とメールを続ける気にもなれず、
全てのメル友達と終わりにするつもりでした。
所詮はメル友。
理由を話さなくても、
『終わりにしたい』
と言うと、アッサリと終わっていきました
そんな中、一人だけ理由を聞いてきた人が・・・。
その彼女の名前は・・・『美恵子』
確かに美恵子とは他のメル友達と違い、
ちょっとした悩みを聞いてもらったりしていたので、
美津恵との話も簡単に告白しました。
『そっか~、それは辛いね。
でも、それで終わっちゃうのは淋しいな。
元気が出たら、またメールしてくれる?
待ってるから』
と、美恵子は優しい言葉を返してくれました
数日間、美恵子とはメールをしませんでしたが、
心の寂しさと、美恵子の優しさに甘えて、
美恵子とのメールを再開しました
メル友が美恵子一人になったことで、
必然的にやり取りの回数も増え、
まるで以前から知り合いだったかのように、
くだけた会話をするようになっていました
そんなある金曜日の夜。
『明日、逢えない?』
と、美恵子から突然のお誘い
特に用事もなく、断る理由もなかったので、
すぐに『いいよ』と返信。
お互いの家のほぼ中間地点になる、
み○とみ○いで逢うことになりました