福岡を拠点に、学生さんたちによる新しい動きが始まろうとしています。


世界のこと、社会のことに関心のある学生さんたちが、サークルや団体の枠を超えて、
自分達で考え、発信し、意見交換していこうと、ある場を創りました。


名付けて「Sabay Tayo」

いっしょにやろうよ、いっしょに行こうよ、という意味のフィリピン語です。


なぜフィリピン語になったのかという経緯は後で説明するとして・・・


彼らのそもそもの問題意識はコレでした。

・福岡のNGOや国際協力系団体の学生間の繋がりが薄い。
・関心は海外に向いているのに、福岡では内向き(団体内のみになりがち。
・実際に海外で活動したり、勉強会に参加したりと学ぶ機会は多いが、普段それらをアウトプットする機会が少ない
・活動に参加・経験することに満足して、考えることをやめてない?考える環境そのものが少なくない?
・今までの活動をただの「良い経験」では終わらせたくない


そこで、こんなことができる「場」を自分達で作ることにしたんです。


・他団体と新しく出会う機会を作る
・福岡×国際協力の活動の幅を広げる
・学生が自分の関心事・経験・価値観を人前で話して
・意見を共有し、新しい視点を見つけていく


参加するのは・・・


・ソルト・パヤタス学生ボランティア
・FIWC九州
・SmiRing(福岡教育大学)
・Mits(西南学院大学)
・ACE学生ボランティア
・TAI(西南学院大学)


各サークルについて
特別活動法人ソルト・パヤタス…フィリピン・ケソン市のゴミ山周辺のスラムに暮らす人々への支援を行っているNPO/NGOであり、現地の「子ども」と「女性」女性への支援を中心に行っている。
SmiRing…ソルトの元インターンによって結成された福岡教育大学のサークル。学内での上映会開催など。(福岡教育大学)
FIWC九州…フィリピン・レイテ島でのインフラ整備、中国南部のハンセン病快復者支援のワークキャンプをしている学生団体。    (九州大学、西南大学、福岡教育大学、福岡大学)
ACE…児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO。東京に本部があるが、福岡にも学生ボランティアスタッフが数名いる。     (九州大学、西南大学)
TAI…海外ボランティア・インターンの意見交換・情報提供の場として結成された新しいサークル。(西南大学)
Mits…西南大主催フィリピンワークキャンプ参加者を中心に結成されたサークル。(西南大学)


テーマは・・・


・教育
・環境(ゴミ、公害、プランテーションなど)
・人権(難民、在外国人、子ども、女性、ジェンダーなど)
・労働(児童労働など)
・医療、福祉(エイズ、ハンセン病など)
・宗教、民族(少数民族など)
・その他(食糧、政治、経済、性、紛争など)


「Sabay Tayo」のルールは・・・


・現代社会に対する批判・悲観的な意見は禁止
・ポジティブな視点で意見を提示することが望ましい。
・担当の前回までにプレゼントピックを提示する。
(事前に参加者にも意見交換の準備をしてもらいたい為)


どうしてフィリピン語のSabay Tayoかといいますと・・・


2011年秋、特定非営利団体ソルト・パヤタスを中心にFIWC九州、Mits、SmiRingによって
「Sabay Tayo(サバイ ターヨ)」が結成されました。福岡に拠点をもち、フィリピンで
活動する団体として協力体制をとることで、各団体の、国内・フィリピンにおける活動の
一助にとの思いから設立されました。昨年の活動は、11月に福岡市役所での活動写真展、
フィリピンに関する勉強会の開催、12月にソルト・パヤタスのマニラ現地スタッフの
講演会など。しかし活動は継続できず、11月と12月の活動のみで終わってしまいました。

前回の反省を踏まえ、今度は団体主導ではなく学生主導で、そして
期間限定で実施します。


Sabay Tayo」プロジェクトを率いるのは、9月にソルトでインターンをした吉武さんと
FIWC九州代表・青木さん。

第一回目の「Sabay Tayo」は11月15日木曜日の夜。
テーマと場所もそろそろ決まっている頃でしょう。


興味のある方はこちらまでお問い合わせ下さい:
青木雅詠さん(FIWC九州代表)
m415_hawks66@yahoo.co.jp


大人も、オブザーバー参加は大歓迎だそうですよ
あたらしい「出会い」や考えを聞いてもらうことも彼らの目的の一つとなっている場ですから、

どんどん見に行って大人も刺激をもらいましょう。


ソルト・パヤタス事務局長
小川恵美子
ホームページ:http://salt.or.tv/
南の国の刺しゅう屋さんオンラインショップ:http://likha.shop-pro.jp/