8月30日。Rits Saltのツアー2日目。
8月初旬の豪雨で被害が大きかったナボタスの漁村
Tanza地区へ。
約1400世帯。
海の上に木造の手作りの家がひしめきあっています。
木の廊下。
すきまから見える、海。ゴミ。
この地域は、豪雨で家が浸かっただけでなく、しけが続いて
2週間も漁に出られず、収入が途絶え食料支援が必要でした。
ソルトにいただいた緊急支援で、この地区にお米の配給を
することができ、感謝されました。
先の台風被害のときは、この地区に東松島市の東矢本
小学校から支援金が送られ、現地の子どもたちに、失った
学用品を配布することができました。
支援をつないでくれたのは、現地ＮＧＯのコンサーン。
アイダさんは、災害の辛さを一番知っている矢本東の子どもたち、
今もなお復興のために頑張る子どもたちからのあたたかい心に、
胸を打たれ励ましになったと伝えてくれました。
目下、この地域の住民の悩みは立ち退きプラン。
災害に弱い、危険なこの地域から立ち退いて、別の地域に
移りなさいという退去命令が出されるという話が出ています。
「私たちはどうしたらいいかわからない。
皆さんだったらどうしますか？」
という現地のお母さんからの問いに、
一同、固まりました。
自分だったらどうするか・・・
それを考えるスタディツアー。
このお母さんの気持ちとしては、
できるならば、住み慣れたここから移りたくない。
でも危険なこの地域から立ち退かなくてはいけないのも分かっている。
願わくば海、仕事場から近く、安全なところに家が構えたい。
移った後の生活の糧さへ守られれば・・・
これが切実な願いでした。
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特定非営利活動法人ソルト・パヤタス
事務局長 小川恵美子
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