”寒しじみ”、見た目はさほどきれいじゃなくも、津軽の宝石と呼ばれています。 | お酒、グルメ、ときどき健康と雑学

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しじみと言うと宍道湖が有名ですが、

本州の北のはずれ、青森県五所川原市の十三湖の寒しじみも、

津軽の宝石と呼ばれるほどのおすすめご当地グルメです。

 

この間芥川賞を取った芸人の又吉さんの大好きな作家、太宰治の生家の近くにあるお寿司屋さんでは、

なんと、しじみの握りを出してくれるそうです。

 

しじみの握り?

しじみと言えば、楊枝で取り出さないと食べられないほど小さい貝です。

 

どうやって作るのかというと、「食彩の王国、津軽の宝石、寒しじみ」という番組によると、

大き目のしじみを酒蒸しにして、一つ一つ身を取り出し、

しじみのエキスに砂糖、みりん、塩、それにセラチンと寒天を混ぜたものを加えて型に入れて冷やすんだそうです。

白髪ねぎとしじみの煮ツメをひと塗りして完成。

 

一貫に30粒ほど入ったしじみの握りになります。

セラチンと寒天を混ぜれば、たしかに形にはなりますが、

そう簡単にはいかないそうです。

 

セラチンだけだと熱で溶け、寒天だけでは固くていけません。

その混ぜ具合が難しいんだそうで、

料理人さんの下ごしらえに費やす努力には、感心させられるばかりです。

 

握りのほかにもう一つ、甘めの特性味噌にしじみを絡め、白髪ねぎと合わせて海苔巻きに、

現地でしか味わえない、一度は食べてみたいご当地グルメの一品です。

 

十三湖寒しじみ