「上皮内ガン」と書かれたお手紙が届いたのが、３月３日（土）
月曜日まで待って、旦那と二人であわてて病院へ
やっぱり、めちゃめちゃ混んでて、２～３時間待って、診察室へ・・・・
先生・・・ ガンだったね・・・
切りましょう、切れば治るから
子宮は残るからね。
手術日は、１９日の月曜日、この日しか空いてないから
前日に入院して、手術日の翌日には退院ね
じゃ、手術の為の検査してきて
ゆう・・・ 子宮が残るってことは、再発の危険性があるってことですか？
上皮内ガンって、どんな状態なんですか？？
先生・・・ 入院してから、担当医が詳しく説明するから
ゆう・・・ 切ればほんとに治るんですか？
先生・・・ ガンが取りきれれば治ります
って、感じで、全然説明になってないけど、なんとなく言われるままに、手術の為の検査をこなす
採血して、心電図を取って、めいっぱい息を吐いたりなんだりする検査もして
色々書類を貰って家に帰る
旦那は、「早く切って、治って欲しい」
って、気持ちらしい
でも、ゆうは、全然納得いかなくて・・・・・
患者は、もっと自分の病気のことを教えてもらえる権利があるんじゃないだろうか
自分の体にどんな治療をするのか、他に選択肢は無いのか
もっと、医師と話し合いをするべきなんじゃないのかな・・・・
なんて、ずっと考えてしまう
この頃は、自分がガンになったショックと、
自分が求める医療と、自分が受けるであろう医療の差に納得いかなくて
全然眠れなかった
病人って、自分の病気を治す事だけを考えていればいいと思っていたから
なんで、こんなに悩まなくっちゃならないんだろう
って悲しくなってたりもした
で、いろんな人にこの悩みをぶつけてみる
「ガンになったんだけど、今の病院で手術をしていいのかどうか悩んじゃって・・・」
みんなの意見は単純明快！
「病院はいくらでもある。そこが嫌なら、変えればいい。」
ゆうは、目からウロコがぽろぽろ落ちました
そうだよね、自分が納得できる病院で手術をした方がいいよね、それは、ワガママじゃないよね
そして、友人ネットワークで、「札幌で子宮ガンの手術の上手な病院」を探してもらう
ほぼみんなが「北海道大学病院」を指名！
北大は、ゆうが手術するはずだった病院と、お友達関係らしいから、紹介状も書いてもらえそう！！
よし！！北大へ行く！！
今の病院に早速電話、あれこれと理由をつけて、北大に移りたいことを伝える
なんと、あっさりおっけい♪
なんで、あんなに悩んでいたのだろう・・・って脱力するほどのあっさりさ
転院って、けっこうあることなのかなぁ・・・・ま、いいや！これで北大にいける！！！
３月１２日（月） いざ、北大へ！今日も旦那と一緒です！たのもし～♪
初めて行った北海道大学病院は、でっかくて、立派で、人がいっぱいの病院でした
紹介状を持って、初診受付を済ませて、２時間待って診察室へ
とにかく、子宮頚ガンのことをいっぱい教えてもらう
先生 ・・・ 前の病院で、４個お肉を取って、病理検査した結果、４個全部が「上皮内がん」でした
お肉を取って検査をしていないところにも、ガンはあると考えられる
その、「あると考えられるガン」が、「上皮内ガン」であるとは言い切れない
上皮内ガンよりも進行した「微小浸潤ガン」であるかもしれない
入院して、「円錐切除術」で、患部（子宮頚部、膣の奥）を切除
切除したものを詳しく調べて、「上皮内ガン」だけなら、そこで治療は終了
「微小浸潤ガン」なら、子宮を摘出
「浸潤ガン」OR
「微小浸潤ガンでも、リンパ節に入り込んでる場合」は、もっと大きく取ることになります
って説明を受ける・・・・・
前の病院じゃ、取れば治るって言われたけど・・・・
ってスッゴイ不安になったけど、なったものは治すしかない！！
先生 ・・・ うちで治療しますか？治療を進めてもいいですか？
ゆう ・・・ はい、おねがいします！！！
ってことで、「北海道大学病院婦人科」との、ながーいお付き合いが始まったのです♪
この日は、再び組織診（こするやつです）をやって、MRIとCTの日程を組んでもらって、終了！！
旦那に、先生から説明を受けたことを伝えると、寒気が走ったそうです
そうだよね・・・・こわいよね・・・・
帰りに、お気に入りのジャスコで、おそばを食べる・・・・旦那とゆう、二人とも変に明るい・・・・
３月１５日（木） セントラルCIクリニック にて、造影剤有のMRI
こういう検査って、ほんとにしたこと無くて、どんな服を着ていけばいいかとか、化粧は？とか悩んじゃう・・
結局、すっぴんで上下（ちょびっとこじゃれた）ジャージを着て、旦那と二人でGO!
・・・・・待合室にいた人は、みんなちゃんと化粧してたよ・・・・
すっぴん・・オレだけかよ！！
名前呼ばれて、「MRI検査における造影剤使用に関する説明・承諾書」にサイン
たまに、具合が悪くなる人も居るってことらしい・・・
検査自体は、なんてことなくて、ただ、横になってればいいって感じでした（注射もそんなに痛くないし）
何度も 「寝ないでくださいね！」 って念を押される・・・
こんなうるさくて寝れるかよ！！耳栓しててもうるせーよ！！
って思ったけど、けっこう眠たくなる～・・・寝なかったけどね
全部で１時間くらいかかって終了！
帰りは、焼肉して帰りました！
肉食って、がんばらなければ！！
３月１６日（金） 今日も セントラルCIクリニックで、造影剤有りのCT
昨日調子に乗って食べ過ぎたのか・・・・朝までおなか下る・・・・・・・フラフラになりつつ、旦那とGO!
今日も、昨日と変わらない流れで
承諾書にサインして、着替えて、CTの台に横になって、造影剤の為に注射針刺して、撮影
「造影剤入れますよ～」 で、ブチューっと薬が入ってくる
昨日のMRIの時の造影剤は、体に変化が無かったけど
CTの造影剤が入ると、かー！！！！！っと体が熱くなる！！ ちょっとびびる
なんやかんやで無事終了！
昨日のMRI]と今日のCTを現像したものを渡されて、帰ります
（次回北大に行くときに、コレを持っていくんだよ～）
連日で疲れて、家に着いたとたん、ベットに直行でした・・・・
この頃、ゆうは変でした
ガンのことを考えて不安にはなるけど、何故か泣けない
ゆうの母は、子宮ガンが骨髄に転移して死にました
その母の末期の姿ばかりを思い出して、ぼけーっとする毎日でした
あるときは、突然腕がかゆくなって、
かき始めたら止まらなくなって、血が出てもかいてました
「なんかわかんないけど、つらい」
そんな毎日でした
３月１９日（月） 北大へ
今日も旦那と一緒です
今日は 「術前外来」 です
入院する前に、色々と説明を受けるところらしく、旦那と二人で緊張して行きました
先生 ・・・ ほぼ上皮内ガンであると思われます
円錐切除、という手術をします
膣からレーザーメスを入れて、子宮頚部を「円錐状に」焼き切る手術です
取ったものは、病理検査に回して詳しく検査をします
たぶん、上皮内ガン止まりだと思うので、治療はそこで終わると思いますよ
ただ 「もしも」 ということがあるので、病理検査の結果を見るまでは、はっきり言えないですけどね
上皮内ガンよりも進んでいたら・・・・って不安になってたので
ゆうも旦那も、しあわせ全開でした
その後、術前の検査を色々やる
心電図、いろいろの為の採血、肺の弾力性と力を見るための検査・・・・などなど
いろいろやって、再び婦人科へ戻る
ゆうの子宮は、やけに出血しやすいので、感染症の検査をするって事でした
感染症なら手術が伸びるかも・・・・・どきどきです
お肉をぷちぷち取られて、検査終了・・・・・・
前の病院でパンチして以来、ずーーーーっとナプキンしてます・・・また、期間が延びそうじゃ・・・
３月２６日（月） 北大へ ごー！！！
今日も旦那と一緒です、心強いですよ
で、今日も「術前外来」
前回の検査の結果は・・・・・・・・・・・・・・ 陰性！！
入院＆手術日決定！！！！
四泊五日の入院です！ 不安だけど・・・ がんばらなければぁ・・・・・・・・
次回は、入院＆手術だよ！！ 毎回長くてごめんよぅ・・・・・・・・・・・・