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帰宅して玄関を入ったら、わんこさんの声が聴こえた(気がした)。
リビングのドア越しに控えめにキュ~ンキュ~ンと呼ぶ声…。
留守番には慣れっこなわんこさんだったから、こんな声でお出迎えされるのは
何年ぶりだろう?すごく懐かしい。
空耳なのはわかっているけど、オカルトな展開でもいいからもう一度会えたらいいのになぁ
なんて思いながら部屋へと進み、リビングのドアを開ける。
でもやっぱりそんなご都合主義な展開は現実には起こらない。
声が聴けた(気がした)だけでも嬉しいことには変わりないのだから、良しとしよう。
だけど嬉しい反面、寂しかったり辛かったりしてるのだろうか?と心配にもなる。
どこでどうしているのかなんて想像もつかないけれど、どうか安らかでありますように。