谷沢直先生への独占インタビュー | 湘南マニアックス隊員日誌

谷沢直先生への独占インタビュー

こんにちは~!!

ケムールエックス編集長です。ラブラブ!



ウェディングピーチの谷沢直先生のインタビュー記事掲します。
湘南マニアックスが取材をしてQ&A形式での独占インタビューとなります。チョキ

(ってか、遅すぎだろ!!パンチ!掲載するのっていわれちゃいそうですが・・・。むっ


ウェディングピーチしらないよ!っていう人は、こちらのページ見てね!!目

http://www.shonan-maniacs.com/wp01.html



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ケムールX編集長: それでは、インタビューはじめさせていただきます。よろしくお願いしまたします。


谷沢直先生: こちらこそ、よろしくお願い致します。



ケムールX編集長: 漫画家になるまでの履歴(簡単で)をお願いします。


谷沢直先生: 大学卒業して(3月)その年の末(12月)デビューでした。4年半ば位から持込したかな…?



ケムールX編集長: 漫画家に初めてなろうとしたきっかけは何?


谷沢直先生:

きっかけというか、新人賞への投稿は高校時代からしていましたが、実際に出版社(小学館)に持込して編集者にじかに原稿を見てもらったのは大学4年の時。詳しく言えば、当時投稿作品を郵送する際「返信用封筒を張った切手」を同封しておくと、落選後返送してくれるシステムだったのですが、その「返信用」の封筒を入れ忘れたので、編集部に電話したのがきっかけ。じゃあちょっと来い、といわれ顔を出し、「次はネームを持ってきたら見てあげますよ」で、そのまま持ち込みコース。



ケムールX編集長:

返信用封筒を忘れたのがきっかけって凄いですね!!人生何がきっかけになるかわからないですねぇ~。

では、初めて(憶えている範囲で)他の先生のキャラを描いたのは、何のキャラでしたか?


谷沢直先生:

なんでしょねーアタックNO.1かな?(アニメ)下に歯が生えた目を描いた覚えはあります。実際はジャングル大帝レオとか悟空の大冒険(手塚治のアニメ)とか、その辺でしょう…物心付く前。小さい頃、周囲に漫画がある環境ではありませんでした。


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ケムールX編集長: そもそも、ウェディングピーチを描くきっかけは何だったの?


谷沢直先生: 企画が小学館「ちゃお」編集部から来たから。



ケムールX編集長:

小学館側から話が来たとは、なんとも羨ましい話ですね~♪ では、全部と答えるでしょうが、あえてウェディングピーチで思い入れのある人物(キャラ)は、誰でしょうか?


谷沢直先生: スカーレット


ケムールX編集長: また、その理由は?


谷沢直先生:

自由にやれたから(やってしまったから)。キャラクター的にもステレオタイプとは少し違うと思っています。もう少し描きこみたかったキャラでもあります。


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ケムールX編集長: 当時、漫画家として、売れ始めてどんな感じの心境になりましたか?


谷沢直先生:

ネームを通して仕事を上げるのに目一杯で、特にこれといった変化はありませんでした。億単位の収入があったわけでもないですしね。税金の処理が面倒になっただけですかね(源泉徴収に上乗せして納税しなくてはならなくなった)


ケムールX編集長:

つまり、たくさん納税するくらい稼いじゃって税金処理する面倒になっちゃったってことですね。www でも、それって、漫画家目指す人にとっては、(金銭面での)励みになりますよね!! つまり、がんばって成功すれば稼げるって感じで。w


谷沢直先生: (笑)



ケムールX編集長: 逆の質問ですが、漫画を描き始めて、若しくは、プロの漫画家になって厳しかった事はなんですか?


谷沢直先生:

毎月プロットを上げること(特に一話完結物)。指定枚数内にキッチリ収める事。編集者と意見が合わない時、落とし処を見つけること。



ケムールX編集長:今(ここ最近)描いている漫画と、今後の先生の予定(抱負)をお教え下さい。


谷沢直先生:

現在進行形なのは「Moon and Blood」というバンパイアラブコメ。5月末第一巻(70P強の薄い本)リリースで、三ヶ月毎/全4冊の予定 DMP(デジタルマンガパブリッシング)から洋書(英語)で出ます。できればコレをもう少し続けたいのと(5巻以降)、アメリカ側の提案する「ハッピーエンド」と自分がやりたいエンディングとのすりあわせが課題ですかね。


それとMIZUKI(昔ちゃおに掲載された2連作の短編)がネット配信中ですが、結果いかんによってはこの続編(もしやっても数本だと思いますが)。それに「真空地帯」(同人誌)のネット配信の実現。(この辺は成り行き任せ。私にできる事は精々ツイッターやFBでブツクサ言うくらい。両方ともe-manga, DMPです) 「真空地帯」はドイツで月刊誌に掲載されましたが雑誌が廃刊になってしまったために中断になったので、それも含めて。英語配信ならドイツからでも読んでもらうことが出来ますから。個人的にはネット漫画は好きではありませんが、コスト的にも販売手段的にもニッチ的な作品には適している事は認めざるを得ません。他の有り原稿数作品も一応ネットコンテンツ配信契約は結んでいますが、まあそっちは正直どうでも…(笑)


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今後の予定は特になし。先が見えない業界ですので。
去年末本が出来たばかりなので、2月13日のCOMITIAという自主制作即売会には出ます。その次(5月)と次々回(8月)くらいまでは顔を出しておきたいと思っていますが、どうなるか…。TwitterやFBはプロモのためにやっているので、小まめに投稿していくつもりです。コレは予定じゃなくて目標ですね。日英ごちゃ混ぜですが、英語には英語で、日本語には日本語でレスしております。


抱負というか、「真空地帯」は去年末に一応完結しましたけど、まだ描きたい事はあるので、時間が取れたらやりたいです。DMPの仕事がコケてなくなったら確実に手をつけると思います。他にも幾つか描きたいものはありますから、仕事があっても無くても漫画を描いている事だけは確か。


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ケムールX編集長:最後に、谷沢先生ファンに対して、一言お願い致します。


谷沢直先生:

ウェディング・ピーチファン≧谷沢ファンな感じですからね、私のファンというのは希少動物だと思いますがw 希少動物でいてくれてありがとう、かな。


良かったら真空地帯も読んでください。HPで通販受け付けております。ピーチとはかなり異質な漫画ですが、底に流れているものは違わないと思います。同じ人間が描いているのだし。レーティング的には15以上くらいでしょうが(ドイツではそうだった)ピーチのファンで今それ以下という人もいないでしょう(笑) お子様には勧めません。分からないだけでなく、トラウマになるかもしれないから。



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以上、インタビューでした。にひひ


谷沢先生は、湘南マニアックスのインタビュー取材にも気さくに応じてくれる先生で、とても喋りやすい方です。

ウェディングピーチファンや、この記事読んでくれた、漫画・アニメファンの人は、ぜひ最近の谷沢先生の作品も読む機会がありましたら、読んでみてください。



2011.1.23. 湘南マニアックス、ケムールX編集長