前回のぶら珍
に続きまして、非電化の久留里線に乗って出かけたのが、久留里(千葉県君津市)の街です
【国道410号線沿いにあるのが久留里商店街(振)
】
別名・久留里街道にとも呼ばれ、城下町ということで古い町並みが残っています。早速散策してみましょう
【水質の良さ、水に含まれている成分、美味さの三拍子の名水】
「久留里の生きた水」と呼ばれています。
環境省から平成の名水百選にも選定されています。
そのため、商店街内に蔵元が3軒もあるんです
【お酒好きにはたまらないですね。この街は】
★左画像〓寛永元年(1624)創業の吉崎酒造(株)
清酒吉壽・大吟醸月華醸造元です。また酒ゼリーもオススメ
★右画像〓享保元年(1716)創業の藤平(とうへい)酒造(資)
福祝の醸造元で、店前の井戸を開放しています。
うまい水どころにうまい酒ありですな(私(なが)は下戸ですが)
【久留里の名水を使った地元産・久留里米を販売】
看板でお米屋とひと目で分かる藤本屋商店
お店も商家建築ですね。
【二階建ての土蔵建築(明治15年築)の紙屋金物店】
この看板は、千葉県を代表する地元産農具・久留里鎌なんです。
かつては屋号の通り、久留里藩に紙を納めていたのでいましたが、久留里鎌で金物店になったそうです。
そのため、市内には金物店が多くあります
【明治初期の重厚な蔵造り建築・木村金物店です】
明治元年(1868年)建築の木造2階建て瓦葺で、庇(しさし)は銅板葺です。石造りに見せた外壁は大正期に改修。3つの時代がこの建物で分かります。
【仲町(なかちょう)にあるギャラリー河内屋 (旧河内屋)です】
河内屋は江戸期から続いた商家で、明治期は金物(久留里鎌)や井戸部品等を販売。昭和8年建築の商家建築です。
現在では、NPO法人久留里フィールドミュージアム が店舗部分をギャラリー等として活用していて、地域おこしの拠点となっています。
幸手も岸本家住宅主屋 が同様な形で活用運営されていますね。
幸手の街おこしのヒントになるぶら珍でした。
城下町・水の町・久留里、次回が最終回です~
おまけ
久留里線といえば、昨年11月末まで走っていたのが
【国鉄時代のキハ30型気動車です】
かつては、県内の川越線や八高線でも走っていました。