先日、折尾駅舎のことをブログ で紹介しましたがー。
北九州市内には、もうひとつ有名な駅舎があります。
それが、鹿児島本線の始発駅・門司港駅です。
九州鉄道の始発駅として明治24年に開業しました。
【こちらは1914年(大正3年)1月に建築された木造駅舎】
ネオ・ルネッサンス様式 と呼ばれる左右対称の外観デザインが特徴です。
昭和63年に駅舎として、全国初・国の重要文化財に指定されました。
【門司港駅は2面4線の頭端式ホームなんです】
駅名標がホームに垂直になっています。よくこの光景ポスタ-や雑誌で見られますよね。
また、ホームに広告がないのも特徴です
【ホームには九州の鉄道起点を示す0哩(マイル)標が】
駅構内は博物館のように見所が沢山あります
【戦前から使用されている設備が残っています】
洗面所や手水鉢、貴賓室等も残されています
【関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口でした】
頭端式になっているのは、対岸の山口県下関駅との間を関門連絡船が結んでました。
「関門連絡船通路跡」も残されていますが、戦時下の遺構・不審者を発見する監視窓の跡もあります。
【現在門司港駅駅舎は大規模保存修理工事中なんです】
工事完了は平成30年3月の予定です
5年半もの門司港のシンボルである駅舎が見られなくなるため、いろんなイベントが実施されました。
すでにイベント等は終了
折尾駅舎は取り壊しですが、リニューアルした門司港駅はどんなふうになるんでしょうかね
かつては外浜駅まで鹿児島本線・貨物支線が伸びていました。
営業休止後、再利用で平成21年から門司港レトロ観光線 (平成筑豊鉄道 )のトロッコ列車を運行しています。
さて、駅前から始まるのが門司港レトロ ・ぶら珍
【駅すぐのとなりにある重厚なビル】
旧門司鉄道管理局ビル(旧JR九州第一庁舎)とも呼ばれています。
清水組が施工し、建設当時は「アメリカ式高層オフィスビル」として九州一だったそうです。
★左画像〓昭和2年建築の旧門司郵船ビル
大林組が施工したアメリカンスタイルのビルです。
★右画像〓モダンな洋風建築・ホームリンガ商会
明治元年にグラバー社の社員だったE・ホームとF・リンガーが設立した商社です。
★左画像〓大正6年建築の旧大阪商船ビル
国の登録有形文化財で8角の等が特徴です
★右画像〓明治45年建築の旧門司税関
門司港レトロ事業で、海辺にすっかり移転や修復されましたが、旧市街の国道3号沿いにも門司港の近代建築が残されています。
門司港から見えるのが
【関門橋が間近に見えます】
門司港は過去にぶら珍してますし、関門国道トンネルも歩いていますよ
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