本日は、鴻巣市商工会工業部会のますつり大会
で早朝
からの出勤でした
会場は、埼玉中央漁業協同組合（熊谷市久下）でございます。
ちょっとした合間を縫って、ぶら珍
をしてきたんです。
こちらが会場入り口です
【住宅地の中に会場があるみたいですよね
】
実際は荒川の土手下にあります。
で、このまっすぐ延びる道が、実は旧中山道なんです
この久下地区は、結構でぃ～ぷ
なんですよ。まずは旧中山道から
【街道筋は古い建物が残っていました
】
道は狭いんですが、街道の名残がありますよね
熊谷市は、私（
なが）の出生地でもあります。
また久下地区に、父方の伯母が住んでいるんです（このあたり）。
このあたりは、久下上宿と呼ばれていました
【旧中山道沿いの民家にこういうもの発見しました
】
街道筋にこういうものがあると非常にありがたい～
この宿は、熊谷宿（熊谷市）と吹上宿（鴻巣市）の中間にありました。
実際は、中山道に載っていない宿場町ですので、間の宿と呼ばれています。
このお宅は戦災（熊谷大空襲）にあったようです。私の父親宅も終戦前日の大空襲で戦災にあったんです…。
【吹上宿方向に歩いていきましょう
】
★左画像〓熊谷市久下公民館です。
★右画像〓荒川の土手が見えますが、この土手に向かって旧中山道は江戸
に向かっています。
さあ、荒川の土手にあがってみましょう
【こちらが荒川の土手（熊谷堤）です
】
別名”久下の長土手”とも呼ばれていまして、熊谷宿から吹上宿までは土手を通っていたんです。
右側
は河川敷なんですが、なんか屋敷森
のようなものが・・・。
そうこちらが、幻の村新川村なんです。
【先ほどの久下公民館に、こんなわかりやすい説明版が
】
河川敷には、荒川の改修
によって消滅した新川村の跡が残っています。
新川村は下久下村と江川村が合併して明治７年に誕生。明治２０年代には人口は約５５０人程度だそうです。徐々に人口が減り、現在は廃村となっています。
土手を降りていくと
【このような案内板を発見
】
ちなみに新川村は、荒川の瀬替えによって、村の中央に新川が流れるようになったために、村は上分と下分の両地区に分断されました。
【上分の屋敷森
が見えますね
】
一部は舗装
され、電柱
もあり今でも集落として人が住んでいそうな感じ。
未だに郵便番号（360-0027
）の割り当てがあります（届きませんが
）。
この村は、舟運
と養蚕で栄えたんです。
吹上側（下分）には新川河岸があり、江戸と結んでいたようです。
実は、幸手も河岸があったんですよ（こちらをクリック ）。
幻の村・新川村、じっくりぶら珍したいですね
詳しくは、こちら
もご参照下さいー。
もう一つ、久下地区でお見せしたいのがー。
こんな
きれいな小川
が旧中仙道沿いを流れています。
【童謡・春の小川
ではありませんが、元荒川源流部でなんです
】
水草がたくさん見えますね。エビモ、コカナダモ、クレソン、ミクリなどが生えているそうです。
実はここ、県指定天然記念物ムサシトミヨ
の生息地なんです
【このような看板が立っています
】
周囲は住宅地なんです。そんな間を清流
が流れています。
旧中山道にこのような場所があったとは・・・
貴重な生物、大切にしたいですね。
そういえば、ムサシトミヨ
のゆるキャラは作らないのかな
元荒川の最源流部にあるのが
【熊谷市ムサシトミヨ保護センター
なんです
】
常駐ではありませんが、月に何回かは説明会が開かれます。
奥に見えるのが、荒川の土手（熊谷堤）です。
ＰＳ ますつり大会については、こうのす市商工会ブログ
を見てください。