本日も、きものと和雑貨『いち文』さん『おひなさまめぐり』の紹介です。
今年は地域の方から預かった、思い出の詰まった大切なお雛様も飾られています。
こちらは、約80年前のかわいいお雛様・・・地域の方から展示依頼されて・・・
いち文さんのおひなさまめぐりに登場しましたよー。
こちらは、いち文さんの奥様や娘さんのお雛様コレクション・・・。
今年もコチラ赤い繊毛の上で、お雛様がのびのびと楽しく飾られています・・・。
こちらは、博多人形のお雛様。能面に魅せられ、作品にいのちを吹き込む女流人形師 、井上あき子さんの作品で、彫りで精緻に表現した刺繍の衣裳も見事な細工の博多人形なんですよ。
井上あき子さんは、雛人形を見るたびに、過ぎし日の事を思い出され・・・・・
『人形と平和』について井上あき子さんの手記が紹介されています。
『人形と平和』についての紹介が全部撮影できて無くて・・・、後半の手記を抜粋させて頂きました。
『 あれからの青年士官と人形の運命は、私にはわかりません。
おそらく、南の海の底深く、眠っていることでしょう。
それにしてもこんな形でしか人間の愛を、人生の夢を託せなかったというのは、つらい、口惜しいことだったでしょう。
生きのこった私には、なおさらその気持が強いのです。
春、人形によせる女心は深く・・・。
江戸の前期は、ひな遊び。
中期からはひなまつり、と変わったそうです。
昔からの言いつたえに、「ひな人形は、ひな箱から出してやらぬと、しゅくしゅくと泣く・・・。」といいます。
そのひな人形にも、かわいそうに忍び泣きさせた暗い時代が続いたのでした。
そのことを、今の子供は知らないでしょう。
大人たちも、この話を語り継ぐことの意味を考えているのでしょうか。
子供の夢であり、大人の夢であるひな人形。
そしてすべての人形を、これからは絶対にしゅくしゅくと泣かせたくはありません。
本当に、平和であって欲しいと願う今日この頃です。 』
雛人形には、人それぞれの思い出があり・・・
すべての人形が、しゅくしゅくと泣かないよう・・・
平和であって欲しいですね・・・・。
いろんな思いが伝わってくる いち文さんのおひなさまめぐり
は3月3日までですので、是非お立ち寄り下さい。o(^▽^)o