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阿釈薬観天天八蔵そわか

2011-12-02 17:44:41 テーマ:ブログ

「阿釈薬観天天八蔵そわか(あーしゃくやっかんてんてんはちぞうそわか)」と何度も唱えていると、さもお経らしく聞こえるのですが、この言葉は仏教辞典にはのっておりません。「阿弥陀如来、釈尊、薬師如来、観音菩薩、天理之神、天照大神、八幡大菩薩、地蔵菩薩」の頭の一字と「そわか」をくっつけた言葉です。この言葉はこれからのお話しの中から生まれたようです。
 

ある時に大変用心深いおばあさんがおりました。「阿弥陀様だけにお願いするだけでは心元ないし、お釈迦様やお薬師さん、八幡大菩薩さんやお地蔵様にもお願いしなきゃ。」と「阿釈薬観天天八蔵そわか」と唱え始めました。
 やがておばあさんが亡くなろうとしていた時、呼ばれた仏様、神様の間で誰がそのおばあさんを迎えに行くのかと会議することになりました。
 
 阿弥陀様「私は『南無阿弥陀仏』と唱えればお迎えに行くのですが、阿としか言われてないからなぁ。」
 お釈迦様「いや、お迎えにいくのは私の仕事ではないので。」
 薬師如来様「病気を治すのは私の役目ですが、お迎えに行くのは阿弥陀さんの役目なので。」
 観音菩薩様「阿弥陀様とならお迎えに行きますが、私一人ではちょっと…。」
 

と仏様、神様にそれぞれ言い分や理由がありまして、結局誰もおばあさんを迎えに行くことなく地獄に落ちてしまったということだそうです。
 「阿釈薬観天天八蔵そわか」はおばあさんの思いついた言葉に対しまして、「南無阿弥陀仏」と唱える者を極楽浄土に迎えることは阿弥陀様の本願の行であります。
 法然上人の御教えに従う我々は阿弥陀様の本願にすがり、素直に「南無阿弥陀仏」と唱えていきたいものです。
 
 

わらべ地蔵彫り

2011-11-08 17:05:32 テーマ:ブログ


ちょっといい話
先日、近くのお寺の青年僧の研修会で「わらべ地蔵彫り」を体験いたしました。4時間ほどかけて、ある程度仏様の形をした木材から手の形を作り、衣の部分を作り顔を作っていきます。きれいに完成という訳にはいかなかったのですが、一人一人の思いのこもった作品の完成を見ると感動するものです。
 

今回ご指導いただいた先生は、東日本大震災で家族を亡くされた方の為に「わらべ地蔵」を1000体ほど造り被災地へ届ける活動を日々しているそうです。

もともとは被災者の為に位牌を送ろうとしていたそうですが、先生が実際に被災地に足を運ばれた方と相談された時、「それはまだ早いだろう。」という話しが出たようです。
というのも今回の震災で家族を亡くされた方にはまだ「家族の死」というものを受け入れる気持ちができていない方が多くおられます。そこで位牌を作ってこちら側から亡くなったと決められる事に抵抗があるようです。

そこで地域の人々から親しまれて、子どもや町の護り仏である「お地蔵さま」にしてはどうかという事になり、「わらべ地蔵を被災地へプロジェクト」をたてられたようです。
 

私自身も今回被害に遭われた方の為に何かできないだろうかと思いまして、今回参加させていただきました。彫ること自体が初めてで被災地の方のために、と考える余裕もなかなかなかったのですが、ひとまず完成した時には、「わらべ地蔵」の足元に被災地の方の為のお願い事を書きました。
 

1000体もの「わらべ地蔵」を被災地に届けることはすごく大変だと思いますが、一体でも多く被災地の方の手元に届き、心の癒しになりますことを願っております。

「六方恒沙の諸仏、舌をのべて証誠したもう」

2011-09-02 14:57:48 テーマ:ブログ

 檀家様の家、そしてお寺で年忌法要を行う時に、我々僧侶は「阿弥陀経」をよくあげさせていただきます。 この「阿弥陀経」は阿弥陀仏の極楽浄土の様子やお念仏の功徳の事を説いております。

 

 さて、「阿弥陀経」の後半には「東方(世界)」、「南方世界」、「西方世界」、「北方世界」、「下方世界」、「上方世界」と六方の世界にもろもろの仏様が登場します。そこでその仏様達は長い舌を伸ばします。その舌の長さは「三千大千世界」、すなわち10億個の世界をも覆うと言われております。

 なぜ六方の諸仏がそこまで長い舌を伸ばすのかと言いますと、「阿弥陀様のおっしゃっていることは間違いではないのだ。」ということを証明しておられるためです。
 

仏様が嘘の証明をするとその舌は腐ると聞いた事があります。舌が腐らずにまっすぐ長く伸びている事は、「阿弥陀様の名前を唱えれば、極楽浄土へいける。」ということを証明している事になります。六方諸仏の証明を信じて、我々もお念仏をしていていきたいものです。



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