思春期の頃には、「本当の事を知りたい」なんて
よく思ってました。
物事の、語られた側面に対して疑問を抱き続け、
本当の事は隠されているのだ、と。
いつしか、私は、自分の設定した「本当の事」自体に
疑問を抱き始めました。
どうやら世の中には「本当の事」が沢山在るみたいだ、と。
今回のDOWN BY LAWは、
始めに「私たちがやろうとしているのは、ほんの些細な・・・」
というアナウンスが在り、内心驚いていたのです。
まるで、とある外科医が
「これから、あなたの心臓を解剖する訳ですが・・・」と言って、
解剖図を始めに見せてもらったような
「いやいや先生、私は麻酔で眠っていたいので、その間に頼みます!」
「まぁまぁ患者さん、たまには一緒に手術を愉しみませんか」
「そんな余裕があるはず無いでしょう!」
「じゃあ別の、麻酔じゃなくて“見解”を投与してあげましょう」
・・・何が言いたいのかというと、
日常にメスを入れるというのは
様々なドラマが隠されている、のではなく、
様々なドラマを展開できる、ということを
居合わせた皆で体感した訳です。
最近、自分自身の制作のテーマも相まって、
パートナーの存在についてぐるぐると思考を巡らせていたところだったので、
オペがあって良かったと思っています。
y-e-tは、7月は新宿の某スターバックスにて、
8月は上野での公演が決まっています。
ご都合が合う方は是非。
http://y-e-t.jimdo.com/
磨知