SHoGo PaPeR >> 鈴木正吾のブログ -228ページ目

値上げ

新入社員が群れをなして、「ちょーすげぇー、満員~」なんて言いつつ、いつもより満員になってる通勤電車に乗り込んでくる春。4月になりましたね。こう陽気がいいと、ついつい出歩いてしまいます。そして今日、スニーカーを新調しました。とにかく歩きやすいことに重点を置いて、ど定番のエアフォース1。配色にやられました。狙い通り歩きやすいので、お気に入りです。

それにしても、ガソリンだけは束の間の値下げ競争で話題になってますが、公共料金をはじめ、カップ麺まで値上がりするのにはまいります。スーパーで「えっ!?」なんてベタに驚いたりしましからね。「どん兵衛」って148円もしましたっけ?とか。

そもそもこの値上がり、元を辿っていけばサブプライムローンに行き着くなんて記事を読みました。アメリカがバブルの頃の、なんとも浅はかな儲け話が、でっかい太平洋を挟んだ日本にまで影響するとは。それがグローバリズムっていうことの証なんでしょうね。それにしてもどん兵衛は高すぎです。ふと気づけばドトールまでブレンドSが200円になってるではないですか。これでベローチェが一番安くなりました。残念なことに、ぼくの行動範囲になかなかないんです……。

モノに重点を置いてやりとりしていた時代、貨幣なんてその「代わり」にすぎなかったはずが、形の無いものに貨幣が使われるようになって、いつのまにか「貨幣」自体に相当分の価値が置かれるようになってから、どうも軸がずれて回転しているような気がします。馬鹿に暑い夏なんかも、一見して全然無関係ないようなことも、それは風が吹けば桶屋が儲かるってやつで。「結局、金かよ」なんて呆れていた世の中の、すべてのシステムが、今のこの、なんとも狂気な季節をつくってしまい、あれもこれもちぐはぐな気がしてなりません。例えば、大根一本でいくら、という「値段」があって、大根の価値と交換するものが貨幣です。そんな大原則を、流通の拡大やら先述のグローバリズムやらで相対的バランスの中で価値が乱高下して、、、石油王やらドバイやらを造ってしまってるわけです。欲しい人がいっぱいいるから「値上げ」する理論で、至極当然のように世の中は流れてますけど、歯止めの効かないまま、そうやって暮らしていいんでしょうか?確かに今、ぼくは酔っぱらってるし、出先だし、加えて携帯電話でこれを記しているので訳の分からないことを言っている気もしますが、そんな風に思います。


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春です。

木曜日、あれ?と言うぐらいに暖かくて、桜も吃驚して咲いてしまったようで……。「桜を見るならココ!」みたいな特集記事には載ってないような、なんでもないところで満開の桜を見ると、それはそれで「余計」に良いものですよね。木曜日、ぼくは東京駅の八重洲口から日本橋の高島屋に抜ける小道で、何本かの桜が、咲き誇って、小さくライトアップされている様に、あれ?と吃驚するほど、きれい!と思って、春を感じた次第です。

春ですよ、もう。スポーツです! 昨日、神楽坂の中華屋で、小籠包をハフハフして、生ビールをゴクゴクしていると、隣のおじさま達が「開幕だな」なんて話をしてました。ついにプロ野球も開幕。今、大阪の友人から「阪神二連勝!」といううれしい知らせまで来て、なんとなくソワソワしてきました。

開会式ボイコットとか、オリンピアでの採火式妨害とか、チベット関連でいろいろともめている北京オリンピックも夏にはあります。世界一の山、エベレストを越えてやってくる聖なる火が、暑い夏の真っ盛り、平和に北京の「鳥の巣」に灯ればいいな、と願うばかりです。それで、平和に灯った火が、静かに消える頃、地球全体も穏やかに「冷めて」くれればいいのに……とか、なんとか。

地球は年々、やはり熱くなっているようです。氷が溶けたりしているようです。「環境」が「平和」と同じ程度でキーワードとして言われる今、エール大学とコロンビア大学が共同で制作した「環境力ランキング」なるものがNewsweek(2008.03.26号)に載っていました。疫病を招く環境リスクの低さなど「環境衛生」と、大気関連リスクの低さなど「生態系の活性度」をそれぞれ100点満点で採点。このランキングによると、世界で最もエコな国はスイス。継いでスウェーデン、ノルウェー、フィンランドと続いています。なんとなく北欧とかアルプスとか、環境の影響をダイレクトに受けそうなところが名前を連ね、日本は、21位。真夏に熱い「競争」が行われる北京のある中国は、なんと149ヵ国中105位だそうです。このランキングだけで云々いうこともできませんが、切に願うのは、平和であって、「冷めた」地球環境です。105位の大生産国が、もっとエコになればいいのにな、と。


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爆発する

雨が降っていても、休日前の夜の、新宿歌舞伎町は相変わらずだな、という混み具合でした。需要と供給のバランスはどうなの?と思うぐらい、どこの店も満員で、衝撃的なおいしさの「ヨード卵のだし巻き」に出会えた、たまたま入った一軒も、二時間できっちりと「追い出され」、会計を済ましていると、何人も待っていました。

今、東京都の人口が増加の一途を辿っているそうです。人口1,280万人と聞くと、溜息すら漏れます。この数字はあくまで住民台帳を元にしているので、住民票を移さずに働きに来ている人を会わせれば、もっと多いということになります。それに加えて、外国人旅行者がどっと押し寄せて来ているのです。

肩も足もちょっと動けば当たってしまう東京。こんな状況で、一人ひとりがある同一方向に向けて「怒り」を爆発させればどうなるのだろうと想像してみました。それは、とても怖く、無いとも言い切れないから、余計に不安になったりします。一つひとつの小さな気泡が、ブクブクブクブクっと激しくなって、爆発する。塊となって大きく振れる出来事の、予兆というのは、後になって振り返らないと分からないもの、というか。1ドルが95円になり、ラサで大暴動が起こる。そんな世界の「塊になって動いた」現実を目の当たりにして、そのスピードとパワーに改めて驚きを感じます。

グラグラと不安定な民衆の上で舵を取る中国政府、と思えば、ものすごく変化し、荒波といえる状況下でトップさえ決められない日銀。「今」という時期を有耶無耶にやり過ごそうとしているように思えてなりません。的確に捉えないとイージス艦ほどの「精巧さ」でも衝突してしまうものなのに。世界はもう、「平和呆け」している場合ではないんでしょうね。イラク戦争から5年が経ちました。いったい何だったのでしょう、あの戦争は、、、と振り返ることさえ出来ない現在進行形で、だれがどうやって終わらせればいいのか。それすら見出せていないのが現状です。「あ~も~」とイライラして、強制終了させてしまいたいような、、、再起動させてやり直したいような・・・。爆発して、壊した先が、とても心配です。



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コーヒーハンター

世界中の生産地をまわり、品質の高いコーヒーを

消費国に紹介するコーヒーハンター。


生産国と消費国の両方の利益を考え、持続可能な

コーヒーの意義を広めるという意味において、中世

のプラントハンターとは違うと言い切る『コーヒーハ

ンター』(川島良彰著/平凡社)を読みました。

これまでジャマイカのブルーマウンテンや、ハワイの

コナ・コーヒー、さらにはスマトラ島のマンダリン・コー

ヒーの生産地で農園開発に携わり、それぞれの成功

でコーヒー業界でも有名な彼の、人生を綴ったノンフィ

クション本です。面白かったです。

高校卒業後、コーヒー焙煎卸業という家業をゆくゆく

は継ごうと、コーヒー研究のため単身で内戦前のエ

ルサルバトルへ。その後、内戦激化でアメリカに渡り、

就職してハワイへ。そしてインドネシアへと住処を変

える中で、結婚して子供をもうけます。その子供とも

なかなか会えないほど世界中を飛び回る日々。


そんな中で、ずっと引っかかっていた「ブルボン」コーヒー。

この本のメインテーマは、幻とまで言われ、すでに消

え去っていたブルボンコーヒーを追いかけ、復活させ

ることからなっています。

今はレユニオン島と名前を変えたブルボン島で生産さ

れていたコーヒー。中でも、先の尖った「ポワントゥ」と

種類は、品質からいって極上のコーヒーだと。インド洋

に浮かぶ小さな島で、かつてコーヒーが栽培されてい

たことすら知らない島民を巻き込み、宗主国フランスか

らの援助もとりつけて動き出した復活プロジェクト。


昨年、ついに商品化されたブルボン・ポワントゥは、

最高値のブルーマウンテン(100㌘2500円)よりも

遙かに高い100㌘7500円で売り出されました。


コーヒー愛飲家も納得させたその味は、こんなに高額

にもかかわらず、売り切れ。来年の収穫まで待たなけ

ればならない状態だと言います。

失われたモノを、手探りで復活させ、それを成功させる。

主立った産業のないところで、一つのブランドを造り、

それを維持し育てて行く中で定着させていくという、

なんというか、「援助」という言葉を使うなら、これが理

想だろうな、と思わせる一冊でした。



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二人乗り

二人乗りはいけません、と小学生の頃から

何度も言われてきました。


一台の自転車で二人も移動できるなんて

効率的じゃないかと、それを言われる度に

不思議に思っていました。


だから、二人乗りをしていました。

「不安定で危ないでしょ」という意味が本当

に分かったのは、実際、自分が二人乗りを

して怪我をしてから。「怪我をしてからじゃ、

遅いのよ!」とも言われた記憶があります。

このほど、ロシアの新大統領にメドベージェ

フ氏が当選しました。42歳の彼のバックには、

ロシアを大国へと復活させたプーチン元大統

領がいて、プーチン氏の票がメドベージェフ氏

への票になりました。2期しか勤められない大

統領を、プーチン氏には特別に3期までやっ

てもらおうなんて話も出ていました。そのため

ならルールだって変えるといった具合です。

さすがにそこまで強引な事は控えたのか、

プーチン氏が選んだ道は、自らが首相に就く

というもの。そして大統領には、お抱えの若い

議員を飾ることでした。国際問題にあたるのが

大統領、国内問題が首相。フランスのような

体制を敷いているロシアで、今のところ、完全

にパワーが逆転している体制、

これを「タンデム体制(二人乗り)」と言うそうです。

「不安定で危ないでしょ」
「怪我をしてからじゃ、遅いのよ!」

新しい体制のロシアは、どうなるんでしょうか。

色々ときな臭い情報や事件が伝えられていま

すが、しらばくは注目ですね。思えば、エリツィ

ン氏が急病で倒れて大統領代理になったプー

チン氏が、いつの間にか絶大な支持を得るま

でになりましたからね。メドベージェフ大統領も

分からないぞ、という読みもあります。

コソボが独立宣言をして、それが正式に国とし

て承認されたとき、黒海沿岸の、ロシアの西側

の「諸国」が、どんどん誕生したりする可能性も

あるんでしょうか。


タイに韓国にロシアに、、、続々と新リーダーが

誕生しています。アメリカの選挙ばかりに気を取

られがちですが、日本に最も近い、そして強大な

中国の、その元で台湾の総統選も近づいています。


あ~、そんな中で、日銀の総裁も決まらない日本って・・・。


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taspo

70%も割り引くなら「くれ」って思う、

飲酒運転はもうしませんっていう謝罪会見を

素面の時に言われても説得力がない、

見て~見て~っアルバムを見せる「女」が、

途中で必ず「あっ、ここは駄目!」って隠しだす。


などなど、


先日放送された「人志松本の許せない話」では、

まぁ色々と許せない話を真夜中に叫んでましたね。

「すべらない話」の枠で、究極のスピンオフ企画

ですか。それを見つつ、押し出しが得意な小学生

相撲チャンピオン、おさない君は「ええやろ」と思うし、

燃えないゴミの日が「火」曜日でもいいのですが、


ぼくの許せない話は、タバコの自販機で必要になるICカードtaspoです。

昨今の嫌煙ムードの中で言うこのも何ですが、

自動販売機が夜の11時以降使えなくなったとい

う処置が(これには何度も泣かされているのですが)、

つまりは未成年者が買えなくするためのものだった

はずでしょ。それが、また同じ理由で、今度は自動

販売機でタバコを買う時は成人と識別するために

ICカードをかざせ、、、と。それもですよ、それ専用の

カードで。免許証じゃ駄目なの?だって、何に使うの

か知りませんがIC化しましたよね?じゃそれを適用

してよ、なんて云々。知らない間に決まったこの新ル

ールのもと、え?じゃ23時以降も買えるようになるのか?

なんて思ってみたりします。

吸いたいならそのぐらいしろ、という嫌煙家の方が

多数なんだろうご時世を理解した上で、カード導入

はいいですよ。


ただ、このカードの申請が面倒なことこのうえないんです。


二十歳を過ぎているということの証明なら必要事項を記入して、

身分証明証のコピーを張ればいいじゃないですか。

なのに、写真がいるんです。それもパスポート申請サイズ

のものが。700円しますよ、700円。ったく、と思って

証明写真に免許証のコピーを添付して送ると、2週間

ほどで来ましたよtaspo。あんなでっかい写真を貼ったのに、

カードにはちっちゃいちっちゃい写真。

横に会員番号が書かれてて、その下には有効期限なるも

のまであります。え、え、え。今現在成人したぼくは、有効

期限なんて設けなくても、今後ず~っと成人ですけど?って

思いながら、同封の案内書を見てると、何ですか、このカー

ドは電子マネーとしても使えます!というアピール。


あ~も~そんなんええから、IC化した運転免許証で成人ぐらい識別してくれい!

と思うわけです。


それにしても今日は、春の陽気で気持ちがいいですね。

だからかな、書いてても、いまいち怒りきれなかったです。


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YO! YO! イェ~イ

「あなった追って 出雲崎 

悲しみの日本海 

愛を見失い岸壁の上 

落ちる涙は 積もることのない 

まるで海雪」


この、なんというかザ・演歌な歌詞を、フツーに、それもええ声で

唄いあげる新人歌手。アメリカはペンシルベニア州ピッツバーグ

出身の黒人シンガーのジェロという人のPVを見ました。


YO! YO! イェ~イみたいな服装と歩き方から始まり、一転、ニッポ

ンのソウルみたいな世界に入っていくギャップは、善い悪いで言

えば、善いですね。


1981年生まれ、今年27歳になる若者の心を捉えた演歌は、

同じ歳の日本人にはピンと来ず、逆にYO YO イェ~イなヒップホッ

プにいっちゃってますから、ま、話題性十分ですよね。


さて、彼よりも若い二十代前半のアメリカ人は、今、政治参加に

意欲的だそうです。これまで票を動かすことのなかった彼らが、

「チェンジ」をスローガンに国を変えようとするオバマ大統領候補

に一票を投じているようです。ヒラリー候補の苦戦が伝えられ、

共和党のマケイン候補も高齢と女性スキャンダルで足踏みする中、

これは建国以来初となる黒人大統領もあり得ない話ではないぞ、

と思わせる雰囲気になってきました。


色々言われています。例えば、政治にもともと感心があって、

政策中心に一票を決める若者は、オバマ候補よりもヒラリー候補に

入れている、とか。ここまではできるという、「しっかりした」感じがヒラ

リー候補にはあるんでしょうね。が、一方のオバマ候補は未知数。

一緒に何かできそう、という若者の「熱」が、そのままオバマ・フィー

バーになっているとすれば、ブッシュ→クリントン→ブッシュときた流

れに、クリントンという「繰り返し」ではなく、文字通り「チェンジ」が起こ

るかもしれません。僕には選挙権のない国の選挙ですが、言っても

世界を動かす超大国のリーダーです。


これぐらい勝手に言わせてください、「オバマ氏に一票!」。


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歯医者

あ~、もう歯医者はやっぱり苦手です。

親知らずに虫歯が出来てしまい、

「抜きますか?それとも治療しますか?」

って言われたので

「治せるものなら治してください」

と言ってしまってから後悔・・・。


いやいや、親も知らない間に生えるって

いう歯は、なんであーも奥の院みたいな

ところに生えるんでしょうか。


あんな歯、ごはん噛む時、使うかな・・・ってほど奥。

正直、そんなとこに歯なんてあったんや、と発見するほどの奥です。

「はい、じゃ、いきます」と、突撃体制のセンセイ&助手。

なんでか手に力が入る僕…。


まず、バキュームが思いっきりつっこまれ、

「もっと大きく開いて」とセンセイの指示。


おえっ、となりつつ、口を思い切り開くと、

あのキュイ~ンという不快な音を立てる

器具がぐいーんと侵入してきて、

痛い、痛いと足をバタバタ。


センセイも大変そうで、バキューム持ってる

助手との息も合わず、、、「あと少しです」を

連発されること8回!十分以上も闘ってい

ました。


ようやく、詰め物もして終了すると、

「これで一応治療しましたけど、

また虫歯になるようなら今度抜くときは

大変かもしれません。

ちょっと奥まで削ったので、出ている歯が

少ないんです。しっかりブラッシングして

くださいね」、、、やて。

あんな思い二度と御免、と僕はドラッグストアで

奥まで磨けるヘッドの小さな歯ブラシを買いました。


抜くのも、治療するのも、親知らずは厄介です。

いっそのこと、変な方向に生えて、抜かないと

しかたないぐらい反抗してくれたらよかったのに、

僕の親知らずは、中途半端に優等生です。

深い不快で家に帰ると、原付バイクがパクられてました。

確かに、乗る機会なんてほとんどなくて、

埃にまみれきったないことになってましたが、

無いとなると一応被害届を出さないと、と思い交番へ。


被害届を作成中、電話がなって「3丁目のどこどこで

茶色いジャンパーを着た不審な男がいる」との通報。


被害届を書きおえたお巡りさんが、「長い棒」を自転車の

後ろにさして、「では、」と言い残して3丁目のどこかにい

る不審者を追っかけて出動していきました。


「よろしくお願いします」って僕は言ったんですが、

バイクのことだか不審な男のことだか。


「はい」と応えたお巡りさんはどっちも引き受けてくれ

たんでしょうね。


交番って、結構忙しいんだなとか思ったりして。


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鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザが新型のウイルスへと変わり、世界中で死亡者が増える。

そんな漠然とした「予想」に、ただただ怯える昨今、先週の積雪から急に寒く

なった気候の変化で、風邪をひいてしまったらしいぼくは、根拠もなく「イン

フルエンザかもしれん」と思っております。


みなさん、体調はいかがでしょうか。


鳥インフルエンザという言葉が紙面上で盛んにいわれだしてからもうずいぶ

んたちます。人間には感染しない、なんて最初の方では言われていた気が

するんですが、何が何が、今や感染者数379人、うち死亡者233人(朝日新

聞より)です。60億人の分母からいくと、この数字は「たいしたことない」もの

かもしれませんが、感染した人の半数以上、約60%が死に至っているという

死亡率を見ると、このウイルスに恐怖を覚えずにはいられません。そんな

強力なウイルスが、突然変異で「人」へ感染する能力をもった時、それは

新型のウイルスとなって世界中を席巻。パニック映画によくある「フィクショ

ン」な光景が、現実のものになってしまうかも知れないのです。


空気中に漂う無数のウイルス。満員電車の中では避けることも出来ず、

ぼくが風邪をうつされ、そしてまた、誰かにうつしてしまう。東京のような人口

密集地では、数分単位で何十万人という人に感染するというから、これは

「映画」の話ではないと受け止めて、対策を講じないといけませんよね。

フライドチキンにやきとり、唐揚げからチキンタツタまで。とにかく鶏肉好き

なぼくには、「食べ物からの感染」が確認されてないだけまだ救いです。


冷凍パックされ、チンするだけの食材も危険、観光地のお土産も危険、

牛肉もだめ、くじらもだめ。なんだか最近、絶えず吸っては吐いてる空

気まで心配になってきました。安心して美味しいモノを、少しでも長くと

願ってやみません。


あ~、雨ですね。明日は積もったりするんでしょうか。


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がっぷり四つ

がっぷり四つに組み、ジリジリと追い込む白鵬とそれを阻止する朝青龍。

土俵のやや中央で、力と力が空気を振動させるかのような、あの取り組

み。久しぶりに大相撲で興奮しましたね。両横綱の上半身から下半身ま

で、ブルブルと震えている、あの様。同じ土俵上で、「勝負」する。


いやぁ、気持ちのいいものです。

ボクシングやレスリングのように、体格別に分けず、大も小もただ力だけ

で勝負する。そんな醍醐味も、昨今の取り組みではなかなか見られなく

なりました。大きい力士があっという間に寄り切ってしまう。それでは駄目

だと、元横綱・貴乃花は強引ともいえる体重アップをはかったとききました。

でかくないと勝てない。なんというか1+1は、2なんだという「結論」が、

絶対のように思えてつまらなかったもんです。結果的に、でかい白鵬が

小さい朝青龍を上手投げで倒しましたけど、それはあくまで結果の話。

2ではなく、3にも4にもなるドキドキがありました。

今、ぼくらの世界はがっぷり四つに組んで生活しています。

「競争」の中で、或意味勝負しているといってもいいです。水と油のように

思われていたコンペティターが、提携して業界内の勢力図を変えるのも珍

しくありません。三越と伊勢丹、阪急と阪神しかりです。マイクロソフトとヤ

フーなんて話も飛び出す今日この頃。同じ土俵(地球)の上で、空気を振

動させるかのような暮らしの中で、100%善いとも悪いとも言えませんが、

とにかく、全世界中のだれもが四つに組んでいるし、同じ空気の中にいる

わけです。

ギョーザ。これにははやり参ります。中国国内で生産された製品に、製造

中ではないとか、だれかの陰謀だとか色々言われていますが、結果として

中毒をおこしてしまうほどの「毒」が混入していて、それが四つに組んだ消

費者に被害をもたらしました。生産者と消費者。これは供給と需要の関係

にあり、決して「敵」ではないのですが、どうも、同じ供給者通しの競争のた

めに、「消費者」が忘れられ、その消費者から「敵」呼ばわりされる供給社

が多いようです。偽も毒も嘘も、目先の利益よりはるかに大きな【責任】で

あることを、もう一度再確認してもらいたいと思う次第です。


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